漫画村のように無料で漫画を読めたサイト【Rawkuma】。
現在は漫画村と同様に閉鎖され、後継サイトとウワサされるサイトが多く誕生しています。
この記事では、Rawkumaの概要や閉鎖の理由、安心して漫画を読めるサービスやアプリを紹介します。
目次
Rawkumaに関する疑問や閉鎖された原因
Rawkumaがどんなサイトなのかや閉鎖された原因から紹介します。
Rawkumaは漫画が違法アップロードされているサイト
Rawkumaは、日本の漫画が違法にアップロードされていて、公開されている漫画ならどれでも無料で読めてしまうサイトです。
無料で読めてしまうカラクリは、Rawkumaの世界中のユーザーが勝手に漫画をアップロードしているからで、大きな社会問題にもなっています。
Rawkumaはすでに閉鎖されいてる
Rawkumaはすでにサイト自体が閉鎖されています。漫画の海賊版サイトの多くは、「閉鎖→URLを変更して再開」を繰り返しています。
Rawkumaは閉鎖されてからURLを変更したというようなウワサは出てきていませんが、発表していないだけで後継サイトを運営している可能性は0ではありません。
閉鎖理由は漫画の出版社から著作権侵害の訴え
Rawkumaが閉鎖された理由は、漫画の著作権を持っている出版社が著作権侵害の訴えを起こしたからです。
先述しましたが、海賊版サイトは大きな社会問題になっています。多くの出版社が共同で海賊版サイトに訴えを起こし閉鎖に追い込まれています。
類似サイトやクローンサイトが生まれるのはなぜ？
Rawkumaなどの海賊版サイトが閉鎖されても類似サイトやクローンサイトが生まれる理由は、運営することで収益を得ることができるからです。
多くの海賊版サイトは、広告収入やサイトにアクセスすることで暗号通貨のマイニングをするための仕組みを組み込んでいるため、かなりの収益を得ているといわれています。
漫画の海賊版サイトの代表格の【漫画村】では何十億円という収益を得ていたといわれているほどです。
同じサイト名で復活する可能性はある？
Rawkumaなどの海賊版サイトが閉鎖されたのちに同じサイト名で復活する可能性は0ではありません。
URLは変更しないと運営できませんが、サイト名は少し変えて運営しているサイトや関連ワードにして復活しているサイトが多くあるのが事実です。
どんな作品が読めるの？
Rawkumaなどの海賊版サイトで読める作品は、アップロードされているものすべてです。
一度アップロードされてしまえば、削除されない限り読むことができ、サイトによっては保存も可能です。
ONE PIECEやNARUTO、鬼滅の刃などのジャンプの人気作品はもちろん、出版社や雑誌に関係なくアップロードさえされていれば読めてしまいます。
Rawkumaの類似（クローン）サイト？漫画の海賊版サイト
では、Rawkumaの代表的な類似サイトを紹介します。
海賊版サイト①漫画村（閉鎖済み）
漫画の海賊版サイトで最も有名なのが、【漫画村】です。著作権法違反でサイト運営者が逮捕・起訴され、ニュースでも大々的に報道されました。
最もアクセス数が多かった時期には月間で1億アクセスが集まったと言われている伝説的なサイトで、2018年に閉鎖されました。
漫画村が誕生したことで、海賊版サイトを運営すれば簡単に収益を得られてしまうと社会問題の原因になったサイトともいわれています。
海賊版サイト②漫画バンク（閉鎖済み）
漫画村と同様に有名な海賊版サイト【漫画バンク】。2020・2021年に漫画バンクでタダ読みされた漫画で、1兆円以上の損害が生じたといわれています。
2021年11月にサイトは閉鎖されていますが、漫画バンクの後継サイトとウワサのあるサイトは数多く誕生→閉鎖を繰り返しているといわれています。
海賊版サイト③Senmanga（稼働中）
現在も稼働している海賊版サイト【Senmanga】。サイト自体は閉鎖されていませんが、更新が途絶えているので、最新の漫画は読めなくなっています。
それでも、2012年から運営されているサイトなので、更新停止される前までにアップロードされた漫画は読めてしまいます。
海賊版サイト④13DL.NET（稼働中）
【13DL.NET】も稼働中の海賊版サイトの1つです。他の海賊版サイト違いがあるのは、漫画をデバイスにダウンロードしないと読めない点です。
海賊版サイトの利用は、現在の法律だと違法ではありませんが、ダウンロードするのは違法です。さらに、ファイルにウイルスを忍ばせている可能性も0ではないので利用だけでも非常に危険です。
海賊版サイト⑤Lovehug（稼働中）
Lovehugも稼働している海賊版サイトです。先述した漫画バンクの後継サイトとウワサされている海賊版サイトで、Googleで検索するとLovehugが最初に表示されます。
ただ、SNSの口コミを探してみると、デバイスがハッキングされたというような危険性があるので、利用は控えることをおすすめします。
海賊版サイト⑥漫画PLAY（閉鎖済み）
漫画PLAYも漫画バンクの後継サイトの1つと言われている海賊版サイトです。すでに閉鎖され、別の後継サイトとして稼働していたとウワサが出ているほどのサイト。
海賊版サイト⑦KissAway（閉鎖済み）
KissAwayは海外のサーバーで運営はされていたものの、サイトの作りが日本語に対応していたため日本人に向けた海賊版サイトです。
すでに閉鎖され、KLMangaというサイトに変わったといわれており、後継サイトは現在も稼働中です。
海賊版サイト⑧漫画ロウ（稼働中）
漫画ロウも1度閉鎖されて復活した海賊版サイトです。漫画ロウの場合はサイト名は変更せずに、URLだけ変更して継続して稼働しています。
海賊版サイト⑨漫画ごはん（閉鎖済み）
漫画ごはんもすでに閉鎖された海賊版サイトです。漫画ごはんの後継サイトは見かけませんが、生まれたとしてもアクセスしないのが吉です。
Rawkumaなど漫画の違法アップロードサイト利用時の危険性
Rawkumaなどの海賊版サイトの危険性を確認しておきましょう。
危険性①スマホやPCがウイルス感染する
最もわかりやすい危険性は、漫画を読むのに使ったスマホやPCがウイルスに感染するリスクがあるという点です。
ウイルス感染することでハッキングされてしまったり、個人情報を見られてしまったり等さまざまなリスクが生じます。
危険性②広告クリックで詐欺サイトへ誘導される
海賊版サイトの収益源は広告収入です。海賊版サイトで表示される広告は悪質なアダルト系やフィッシングサイトなど健全とは言いにくいサイトが大半です。
広告をクリックしないように使っても、漫画を読み進める上で触れる場所に広告を表示させていたりするので、利用するだけで悪質な外部サイトにアクセスさせられる可能性大です。
危険性③個人情報の取り扱いに関する記述がない
海賊版サイトは基本的に会員登録をせずに利用できますが、稀に会員登録を求めてくることがあります。
しっかりとした企業が運営している漫画サイトなら個人情報の取り扱いは慎重におこってくれますが、誰が運営しているかわからず、取り扱いの記述もないので登録をすると売買される危険性もあります。
危険性④暗号通貨のマイニングにデバイスを使われる
暗号通貨はここ10年くらいで非常に注目をされている資産形成方法ですが、海賊版サイトを使っただけでサイト運営者の暗号通貨のマイニングに加担させられる可能性があります。
マイニングの仕組みが入っていると、ギガやバッテリー消費が多くなり、スマホがダメージを受けます。
危険性⑤漫画家や出版社が潤わない
海賊版サイトで漫画を読むというのは、その作品を生み出した漫画家や出版した出版社に正しく利益が入らないということです。
漫画家も出版社もボランティアや趣味で漫画を作っているわけではないので、収益が正しく入らないと作品だけでなく作家や出版社が続けられなくなりコンテンツが先細りする危険性もあります。
危険性⑥刑事罰を課せられる可能性がある
海賊版サイトの中には、利用するだけで知らない間にアップロードさせられる仕組みが組み込まれている場合があります。
知らずにアップロードしていても、違法アップロードとされ逮捕・起訴される危険性があります。
利用していただけと言いはっても、アップロードしたことはバレてしまうので、利用は控えるようにしましょう。
海賊版サイトに違法アップロード・ダウンロードした時の罰則
海賊版サイトを利用するなら、違法アップロード/ダウンロードをしてしまった場合に課せられる罰則も覚えておきましょう。
違法アップロード時の罰則
違法アップロードをした場合の罰則は次のとおりです。
- 罰金1,000万円以下
- 懲役10年以下
- 上記の両方
ちなみに、漫画村の運営者星野ロミさんが受けた罰則は、懲役3年、罰金1,000万円、追徴金約6257万円、が求刑されました。
違法ダウンロード痔の罰則
海賊版サイトから違法ダウンロードした場合の罰則は次のとおりです。
- 罰金200万円以下
- 懲役2年以下
- 上記の両方
違法ダウンロードでは逮捕者は出ていません（報道されていないだけの可能性もある）が、絶対に違法であることには変わりないので、自分で責任を取れないならやめておきましょう。
知らない間にアップロードしてしまった場合は？
海賊版サイトではありませんが、トレントサイトのようなダウンロードするとアップロードされる機能があるサイトを利用した場合も、違法アップロードをしたとして罰せられる可能性があります。
トレントサイト自体が悪いものではありませんが、著作権の侵害になるコンテンツを取り扱う場合は注意しましょう
安心・安全に漫画を読めるおすすめサービス
ここまでは、Rawkumaなどの海賊版サイトの概要や危険性などを紹介していきました。現在は漫画も電子書籍化が進み、スマホやPCで簡単に読むことができます。
電子書籍サービスは多くあり、それぞれに特徴があるので、ご自身に合ったサービスを選ぶ基準にしてみてください。
おすすめ①コミックシーモア
テレビやWebのCMでもよく見かける【コミックシーモア】。15年以上続く電子書籍サービスで、NTTグループが運営しているので安心して使えます。
多くの漫画を読みたければ課金が必要ですが、1部の漫画は無料でも読めます。気に入ったら無料会員登録すれば70％オフクーポンも配布されます。
配信されている漫画のジャンルも多岐に渡り、好きなジャンルだけでなく読んだことのない作品にも出会えるチャンスも多くあります。
おすすめ②ebookjapan
2000年から運営を開始した【ebookjapan】。2018年にはヤフーと共同での運営を開始した老舗の電子書籍サービスで安心して使えます。
ヤフーの関連企業ということで、PayPayでの支払いができたり、PayPayポイントやTポイントを貯めることができます。
初回割引クーポンの配布や配信作品数も80万冊以上と漫画の電子書籍サービスとして他のサービスにも引けを取らない魅了がたくさんあります。
おすすめ③DMMブックス
電子書籍や動画コンテンツの配信をおこなう合同会社DMM.comが運営する【DMMブックス】。
ブラウザ以外にも、Windows・Mac・iOS・Androidと環境に合ったアプリをリリースしていて、閲覧環境に優れています。
初回特典で70％オフクーポンをもらえたり、100万冊を超える配信数、そして他よりもアダルト系作品の配信にも優れています。
おすすめ④まんが王国
2006年に電子書籍サービスの運営を開始した【まんが王国】。いつでも50％還元や1巻無料などさまざまなキャンペーンを日々開催しています。
月額コースとポイント追加コースがあり、自分に合った購入方法を選ぶことができます。
まんが王国では購入した漫画をデバイスに保存ができないので、読むたびに常にストリーミングで読まなければいけないのが大きなデメリット。
おすすめ⑤Amebaマンガ
日本を代表するIT企業サイバーエージェントが運営をする【Amebaマンガ】。電子書籍サービスというよりも、基本無料の漫画アプリに近いサービスですが、最新の漫画を購入して読むこともできます。
おすすめ⑥U-NEXT
20万作品以上の動画コンテンツを配信している【U-NEXT】。電子書籍に特化したサービスではありませんが、サブスク契約をすることで毎月有料コンテンツに使えるポイントが付与され、それを使って漫画を読むことができます。
初回はトライアルを使え、どうしても読みたい最新の漫画作品ができた時に、トライアルに加入して漫画を購入すればお金を使わなくても最新漫画を読むことができます。
おすすめ⑦dブック
docomoが運営する電子書籍サービス【dブック】。あまり知られていないかもしれませんが、docomoが10年以上継続して運営しています。
dアカウントを使って利用できますが、docomoユーザーでなくてもdアカウントを作成すれば誰でも利用できます。
dポイントを貯めることができるので、docomoユーザーにとっては魅力的な電子書籍サービスです。
基本無料でも楽しめる！人気の漫画おすすめアプリ
最後に、基本無料でも十分に楽しむことができる漫画アプリを紹介します。
基本無料！漫画アプリの特徴
無料で漫画を読める漫画アプリの特徴をまとめてみました。すべてのアプリに当てはまるわけではありませんが、多くのアプリがこの仕組みや特徴を兼ね備えています。
- 1日1話読める
- 広告を再生するとポイント付与もしくは1話読める
- 出版社など公式が運営している
- 他の有料サービスを契約すると有料コインをもらえる
- 最新話はほぼ有料
上記以外にも、それぞれのアプリで特徴があります。多くの漫画アプリがリリースされているので、自分に合ったアプリを探すのも楽しみの1つです。
おすすめ①LINEマンガ
コミュニケーションアプリで有名なLINEが運営する【LINEマンガ】。Amebaマンガに近い仕組みで、多くの無料漫画を読むことができます。
出版社の公式アプリではありませんが、出版社という枠にとらわれず、多くの作品を配信しています。
おすすめ②ピッコマ
韓国のIT企業Cacaoが運営する【ピッコマ】。LINEマンガと同様に出版社の公式アプリではありませんがその分多くの作品を読むことができます。
特にピッコマでは、現在のWeb漫画のトレンドの縦読み漫画（SMARTOON）を多く配信しており、縦読み漫画の中には、アニメ化が予定されている人気の作品も読めます。
おすすめ③マンガBANG！
講談社や週刊チャンピオンの作品を多く配信している【マンガBANG！】。過去に人気が高かった作品を期間限定で最終話まで無料で読むことができます。
1日に読める最大数は8話で、4話ずつ読むためのフリーメダルが朝7時と19時に回復します。同時に、広告を見ることでもらえるSPメダルも更新されるので、うまく活用すれば毎日10話以上読むことができるのもおすすめポイントです。
おすすめ④ゼブラック
週刊少年ジャンプを発行している出版社の講談社が運営をしている【ゼブラック】。ジャンプ作品はもちろん、ヤングジャンプなどの青年誌、りぼんやマーガレットなどの女性向けマンガもラインナップしています。
無料で読める作品数は他のアプリに比べると多くはありませんが、漫画好きなら誰もが知っている作品も配信されているのが特徴です。
おすすめ⑤マンガUP
ゲーム会社のスクウェア・エニックスが運営する【マンガUP】。8時と20時に更新されるMP（ポイント）を使って最大8話まで無料で読めます。
実写映画化やドラマ化、アニメ化されている作品も多く配信されているので、他の動画コンテンツを見て気になったら探してみるものおすすめ。
おすすめ⑥マンガワン
週刊少年サンデーを発行している小学館が運営する公式アプリ【マンガワン】。人気のサッカー漫画【アオアシ】や2023年春クールでアニメ化された【君は放課後インソムニア】なども無料で読むことができます。
1日で読める話数は4話で広告の再生もありませんが、漫画アプリでは一般的になっている1話を分割して配信するスタイルを使わずに、1話しっかりと読めるのはおすすめポイントです。
まとめ
いかがでしたでしょうか？Rawkumaの閉鎖の理由や概要、類似の海賊版サイトや漫画を安心して読めるサービス・アプリを紹介しました。
先述しましたが、Rawkumaをはじめとする海賊版サイトは大きな社会問題です。ユーザーがいる限りなくなることがないともいえます。
漫画が好きで、これからもたくさんの漫画を読みたいと思っているなら、海賊版サイトではなく公式のアプリやゆとりがあるなら有料のサービスを利用しましょう。