SoftBankでは「ナンバーブロック」という着信拒否のサービスが、月額110円で提供されています。登録した電話番号から着信があった場合、ユーザーが設定した以下9種類のどれかのガイダンスを流します。
①こちらはソフトバンクです。おかけになった電話番号への通話は、お客さまのご希望によりおつなぎできません。
②こちらはソフトバンクです。おかけになった電話番号への通話は、お客さまの申し出により現在お断りしております。
③この電話はお受けできません。
④この電話はおつなぎすることができません。
⑤この電話はお客さまのご都合によりおつなぎできません。
⑥せっかくお電話いただきましたが、この電話をお受けすることができません。
⑦電話番号をお間違えではないですか?この電話はおつなぎできません。
⑧おかけになった電話番号への通話は、お客さまのご希望によりおつなぎできません。
⑨This is SoftBank. By the customer's request, this call can not be completed.(引用:ソフトバンク公式サイト)
上記の9種類のうち、選んだどれかのアナウンスを「3回」流したのち、通話は切断します。最大20件まで登録することが出来る上、個別に9種類のガイダンスを設定することも可能となっています。
つまり「ただいま電話に出ることができません」のアナウンスが流れた場合には、ソフトバンクでも着信拒否設定にはなっていないことがわかります。
目次
④楽天モバイルの場合
楽天モバイルはMVNOから、正式に「MNO事業者」へと転じ、現在の申し込みは「Rakuten UN-LIMIT」の料金プラン1択になりました。
その電話機能の「Rakuten Link」には、実は着信拒否設定がついていません。以下に公式サイトでの注意事項を引用します。
なお、Rakuten Linkにログインしている場合は、ご利用製品の標準電話アプリで着信拒否設定を行っても、Rakuten Linkには反映されません。
ご利用製品で行った着信拒否設定を反映させるにはRakuten Linkアプリをログアウトする必要があります。
※ログアウト中はRakuten Linkで発着信できないため、通話料金や通信料金が発生することになりますのでご注意ください。(引用:楽天モバイル)
旧・楽天モバイルではau回線やドコモ回線があり、回線によって着信拒否のアナウンスが異なりました。それは上で述べたそれぞれのキャリアでのアナウンスに準拠します。
その他の携帯電話のアナウンスの種類
上記以外にも携帯電話に電話をかけたのに繋がらないときのアナウンスには、種類があります。
その他の主なアナウンスの種類を紹介します。
「おかけになった電話をお呼びしましたが、お出になりません」
auキャリアを使用している相手に電話をかけて出ないときは、以下のアナウンスが流れます。
「おかけになった電話をお呼びしましたが、お出になりません」
状況としては、一定時間電話に出なかったり、着信拒否ボタンを押したりした場合が考えられます。
また、auの相手に着信拒否をされている場合も同じく「おかけになった電話をお呼びしましたが、お出になりません」という応答です。
「お客様のおかけになった番号は、電波の届かないところに〜」
「おかけになった電話は、電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません」
このアナウンスは、電話をかけようとした相手が機内モードを設定していた場合や、電源がオフ、圏外になっている場合に流れます。
圏外や機内モードの場合に流れるアナウンスはキャリアによって言い回しが異なる場合があります。
「現在使われておりません」
かけた電話番号が解約済みか、使用されていない場合、または電話番号が間違っている場合には、以下のアナウンスが流れます。
「〜現在使われておりません」
このアナウンスもキャリアによって細部が異なります。例えばドコモの場合は以下です。
「こちらはNTTドコモです。 おかけになった電話番号は現在使われておりません。 恐れ入りますが、番号をお確かめになっておかけ直しください」
その他のアナウンスの種類
電話に出られないときの自動応答アナウンスの種類は、他にもあります。
- おかけになった電話番号は、お客様のお申し出により現在使われておりません
- おかけになった電話番号は、しばらくの間、止めております
- お客様のご都合によりおつなぎできません
上記のようなアナウンスの場合は、かけた相手が携帯電話の料金を滞納している可能性があります。
まとめ
「ただいま電話に出ることができません」というアナウンスについてまとめます。
- 自動応答アナウンスは、キャリアによって異なる
- iPhoneとAndroidによる違いはない
- このアナウンスの場合、着信拒否の可能性はない
- コール音あり→留守番電話か応答拒否ボタン
- コール音なし→電源が入っていないか圏外のとき
電話をかけたときに流れる自動応答アナウンスは、多くの種類があります。
キャリアや相手の状況によって変わりますが、おおよその予測は可能です。
アナウンスの種類を知って、余計な心配をしないようにしましょう。