「IMEが無効です」の直し方とは?原因や対処法を徹底解説

パソコンを使用中、文章を打とうとしてもタスクバーにバツ印のアイコンが出て、カーソルを合わせると「IMEが無効です」と表示され日本語が打てない……という経験はないでしょうか?この記事では、「IMEが無効です」と表示される原因、直し方を解説していきます。

IMEが無効ですの意味は?

「IMEが無効です」と表示される原因の解説に入る前に、そもそも「IMEが無効です」とはどういった意味なのでしょうか?

IMEは「Input Method Editor」の略語であり、文字入力を行う際にサポートしてくれるソフトウェアを指します。なので「IMEが無効です」というのは、IMEが実行されていない状態を指します。

「IMEが無効です」が表示される原因は?

「IMEが無効です」と表示される原因としては、次のようなものが上げられます。

①Windows10が不安定になっている
PCを使う時間が長くなればなるほど、メモリやアプリと行った使われていないデータが蓄積していき不安定になり、IMEが使えなくなる事があります。

②アプリやサイトにより無効化されている
パスワードの入力をしている場合等は、誤った入力を防ぐためにアプリやサイトからIMEが無効化されている場合があります。この場合は特に気にする必要はないでしょう

③アプリの問題
特定のアプリでのみ「IMEが無効です」と表示される場合は、アプリ側に問題がある可能性があります。

④Microsoft IMEの問題
Windows10にはMicrosoft IMEが標準搭載されていますが、何らかの原因で不具合が起きている可能性があります。

IMEが無効ですの直し方

ここまでで「IMEが無効です」と表示されている意味、その原因を複数解説してきました。原因が違えば、それにより直し方も変わってきます。
ここでは、「IMEが無効です」の直し方を原因毎に解説していきます。一つ毎に手順を解説していきますので「どれが原因でIMEが使えなくなっているのか分からない」という方は、一つ一つ試していってみましょう。

【直し方】①再起動を試してみる

使用しているWindows10が不安定になっているせいでIMEが使えなくなっている場合の直し方を解説します。この場合は、一度PCに溜まった使われていないデータを再起動させる事で白紙に戻してしまえば解決する場合があります。
再起動を行う前に、保存しておかなければならないデータは保存しておきましょう。

  1. 「スタート」ボタンをクリックします。
  2. 「電源」ボタンをクリックします。
  3. 「再起動」をクリックします。以上の手順を踏むことで、PCと共にIMEが再起動されます。この状態でIMEが正しく使えるか試してみてください。

【直し方】②アプリの確認

特定のアプリでのみ、IMEが無効化されているという場合があります。画面右下タスクバーの、上画像の赤枠で囲まれた部分が画像のようになっていれば、IMEが使用可能という事を指します。

メモ帳やブラウザ等の他のアプリと、「IMEが無効です」と表示されたアプリで確認してみましょう。もしも特定のアプリで上画像の通りになっていなければ、そのアプリでのみIMEが無効化されているという事になります。

【直し方】③ctfmon.exeを実行

「【直し方】①再起動を試してみる」ではPCそのものの再起動を行うことで解決を試みましたが、どうしても今PCの電源を落とすわけにはいかない……という場合もあるかと思います。

そういった場合はIMEのみの再起動を行いましょう。その方法を下記の通りに解説していきます。

  1. デスクトップの何も無いところで右クリックし、「新規作成」→「ショートカット」をクリックします。
  2. 「項目の場所を入力してください」と上に書かれた入力欄に「ctfmon.exe」と入力した後、右下の「次へ」をクリックします。
  3. 右下の「完了」をクリックします。この時ショートカットの名前は自由に設定しても、デフォルトでも構いません。
  4. デスクトップに作成されたショートカットをダブルクリックします。

以上の手順を踏むことで、IMEが再起動されます。この状態でIMEが正しく使えるか試してみてください。

【直し方】④日本語IMEバーを開く

普段PCを使用している状態ではIMEアイコンのみがタスクバーに表示されていますが、「日本語IMEバー」を開くことで「IMEが無効です」が解決する場合があります。
ここでは、「日本語IMEバー」の表示のさせ方を解説していきます。

  1. 「スタート」ボタン→「設定」をクリックします。
  2. 「デバイス」をクリックします。
  3. ウインドウ左側の「入力」を選択し、「キーボードの詳細設定」をクリックします。
  4. 使用可能な場合にデスクトップ言語バーを使用する」のチェックボックスをオンにして、「言語バーのオプション」をクリックします。
  5. 「言語バー」の表示位置を設定します。

以上の手順で日本語IMEバーが表示されるようになります。もし表示されない場合は、PCの再起動を試してみてください。

Windows10で繰り返し表示される対処法

ここまで幾つかの「IMEが無効です」の直し方を解説してきましたが、それでも解決できなかった……という方の為に、更に踏み込んだ解決方法を解説していきます。

【対処法】①ctfmon.exeをスタートアップに登録

PCを起動してすぐにIMEが無効になっている場合、スタートアップに「ctfmon.exe」を登録すれば解決する場合があります。

  1. スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
  2. 入力欄に「shell:startup」と入力し、「OK」を選択します。
  3. 「スタートアップ」フォルダが表示されるので、「【直し方】③ctfmon.exeを実行」 で作成したショートカットを、ウインドウの中へ ドラッグ&ドロップします。
  4. ウインドウの中に「ctfmon」が表示されている事を確認してください。

以上の手順を踏むことで、PCの起動と同時にIMEが再起動されるようになります。PCを再起動して、この状態でIMEが正しく使えるか試してみてください。

【対処法】②タッチキーボードと手書きパネルサービスの起動を確認

「タッチキーボードと手書きパネル」サービスが停止していると、PCを起動する度に「IMEが無効です」と表示されます。「タッチキーボードと手書きパネル」サービスを起動させて、IMEが使えるようになるか確認しましょう。

※サービスにはPCを使う上で重要なものが数多く存在します。誤操作でそれらのものを無効化しないように気をつけて進めましょう。

  1. 「スタート」ボタンを右クリックして、「コンピューターの管理」をクリックします。
  2. 「サービスとアプリケーション」をダブルクリックして、「サービス」をクリックします。
  3. 「Touch Keyboard and Handwriting Panel Service」をダブルクリックします。
  4. 「スタートアップ」の種類が「無効」になっていれば、「手動」または「自動」に変更して、「OK」をクリックします。
  5. PCの再起動を行います。

以上の手順を踏むことで「タッチキーボードと手書きパネル」サービスが起動されるようになります。この状態でIMEが正しく使えるか試してみてください。

【対処法】③ Microsoft IME以外のIMEをインストール

もしもMicrosoft IME以外のIMEをお使いのPCにインストールしているなら、そのIMEを再インストールしてみましょう。ここでは再インストールの方法はそれぞれのIMEの提供サイトを見ていただくものとし、割愛させていただきます。

【対処法】④システムの復元

アプリのインストールやアップデートが原因によりIMEが正常に動作しない場合、システムの復元を実行することで解決する場合があります。ここでは、システムの復元を実行し、IMEが使えるようになるか確認する方法を解説します。

※実行するには、正常に動作している時点での復元ポイントを作成している必要があります。

  1. 「スタート」ボタンをクリックして、「復元ポイントの作成」と入力し、「最も一致する検索結果」欄にある「復元ポイントの作成」をクリックします。
  2. 「システムの保護」タブを選択し、「システムの復元」をクリックします。
  3. 「次へ」をクリックします。
  4. 正常に動作している時点での復元ポイントを選択し、「次へ」をクリックします。
  5. 「完了」をクリックします。
  6. 下画像の通りのダイアログボックスが表示されるので「はい」を選択すると、Windows10の再起動が始まり、システムの復元が行われます。

以上の手順を踏むことで、システムの復元を実行することができます。この状態でIMEが正しく使えるか試してみてください。

【対処法】⑤常駐アプリを停止

Windowsの常駐アプリが原因で「IMEが無効です」と表示されている場合があります。ここでは、常駐アプリを停止させてIMEが使えるようになるか確認する方法を解説します。

  1. 「スタート」ボタンを右クリックし、「タスクマネージャー」をクリックします。
  2. 「スタートアップ」タブを開きます。
  3. 状態が「有効」なっているアプリケーションを右クリックし、「無効化」をクリックします。
  4. PCを再起動します。

以上の手順で、常駐アプリが停止した状態でPCを起動することができます。時間は掛かりますが、一つ一つのアプリを「無効化」する事でIMEを無効にしているアプリの特定を行うことができます。特定し終えた後は、問題のアプリ以外は同様の手順で「有効化」しておきましょう。

Windows10で日本語入力ができない時の対処法

ここまで「IMEが無効です」の直し方を解説してきましたが、文字は入力できても日本語の入力ができない方へ向けた解決策を幾つか解説していきます。

①入力モードを日本語にする

入力モードが日本語以外の場合、日本語が入力できません。右下のIMEアイコンを右クリックして、「半角英数、全角英数」以外を選択してください。
日本語入力が可能になっている事を確認してください。

②入力言語を日本語に設定

Windows10に複数の言語を登録している場合、使用言語が日本語以外だと日本語が入力できなくなります。右下のIMEアイコンをクリックし、一覧から「日本語」をクリックしてください。その後、日本語入力が可能になっている事を確認してください。

③日本語IMEを既定の言語として設定

既定の入力言語が日本語IME以外になっている場合、日本語を入力できなくなる事があります。日本語IMEを既定の言語として設定するには以下の通りに行ってください。

  1. 「スタート」ボタン→「設定」をクリックします。
  2. 「デバイス」をクリックします。
  3. ウインドウ左側の「入力」を選択し、「その他のキーボード設定」の「キーボードの詳細設定」をクリックします。
  4. 「既定の入力方式の上書き」のボックスをクリックし、「日本語」を選択します。

以上の手順で、日本語IMEを既定の言語として設定できます。日本語入力が可能になっている事を確認してください。

④日本語IMEを登録する

日本語を既定の言語に設定するために、日本語IMEを登録しておきます。

  1. 「スタートボタン」→「設定」をクリックします。
  2. 「時刻と言語」をクリックします。
  3. ウインドウ左側の「言語」を選択し、「優先する言語を追加する」をクリックします。
  4. 「インストールする言語を選択してください」のウインドウが表示されるので「日本語」をクリックし、「次へ」をクリックします。
  5. 「インストール」をクリックしてください。
  6. 「言語」画面に戻ったら、「日本語」をクリックし、「日本語」が一番上に来るように「↑」をクリックします。

以上の手順で、日本語IMEを登録することができます。