PayPayでは、マイコード(QRコード)を使って送金ができますが、QRコードの画像を送るのは危ない行為とされています。本記事では、PayPayのマイコード(QRコード)の使い方をわかりやすく説明。あわせて、なぜ画像を送ると危ないのかその理由も解説します。
目次
PayPayのマイコード(QRコード)とは?
PayPayはQRコードで支払いを行うキャッシュレス決済の方法として人気です。
また、PayPayでは、購入時の支払いを行うのみならず、PayPay残高の送金もできます。
この送金に利用する一般的な手段として、マイコードという自分専用のQRコードを発行することができます。
では、このPayPayのマイコード(QRコード)はどのように使うのでしょうか、危ないことはないのでしょうか。
最も便利な使い方としては、このQRコードを家族や友人など近くにいる人に見せて、その場で読み取ってもらうことで、簡単にPayPay残高を受け取ることができる点です。
以下では、PayPayのマイコード(QRコード)を使ってPayPay残高を送金する手順について説明します。
PayPayのマイコードは残高を送金するための一手段
上記でも説明したように、PayPayのマイコード(QRコード)は、PayPay残高を送金するのに便利な機能です。
PayPay残高の送金機能は以下のような便利な使い方ができます。
- ・PayPayを利用している友だちと割り勘の決済に使える
- ・家族でPayPayを利用する場合は、親が子供にPayPay残高を配布できる
PayPay残高を送金する方法には、以下のようなものがあります。
- PayPayのマイコード(QRコード)を読み取って送る
- スマホの電話番号宛に送る
- 送金額リンクを作成してリンクを送る
- PayPayのチャットで送る
PayPayのマイコード(QRコード)を読み取って送る方法は、これらのうちで、最も一般的で簡単な方法で、危ない心配が不要です。
PayPayのマイコード(QRコード)を読み取って送る手順は以下のとおり。
- 受け取る人のスマホにマイコードを表示する
- 送金する人はスマホで受け取る人のマイコードを読み取り、金額を指定して送る
- 受け取る人はスマホで送金メッセージを確認して受け取る
以下では、それぞれの手順をわかりやすく説明します。
送金を受け取るためのマイコードを表示する方法
相手からPayPay残高を送信してもらうには、まず、受け取る側がマイコードを自分のスマホ画面に表示することが必要です。
その手順は以下のとおり。
PayPayを起動→送る・受け取るアイコンを選択→マイコードアイコンを選択→受け取り依頼を選択
この表示された自分のマイコード(QRコード)は、送金してもらう人に読み取ってもらうことが必要です。
送金をするためにマイコードを読み込む方法
送金する人は、送金相手のマイコード(QRコード)を読み込むことが必要ですが、QRコードを読み込んで送金する手順は以下のとおりです。
PayPayを起動→スキャンを選択→許可するを選択→相手のマイコードを読み取る→金額を入力→送るアイコンを選択
送金する人が送金手続きを完了しても、送金相手へのPayPay残高の移動が完了するわけではありません。
送金が完了するには、送金相手が受取り手続きを完了させることが必要です。
送金されたPayPayを受け取る方法
送金元で送金手続きが完了すると、受け取る相手のスマホには送金受取り確認を促すメッセージが送信されるのです。
そして、受け取る人が受取り手続きを完了して初めて送金が完了します。
受け取る人が送金確認メッセージから残高を受け取る手順は以下のとおりです。
PayPayを起動→送金メッセージを選択→送金者と金額を確認→受け取るを選択
PayPayのマイコード(QRコード)の画像を送ると危ない理由とは?
気折れまで説明したように、PayPayのマイコード(QRコード)は基本的には、相手のスマホでスキャンしてもらうのが一般的な使い方でした。
では、PayPayのマイコード(QRコード)をスクショなどで画像としSNSで送信したり、公開したりするのは危ないかが気になりますね。
以下では、PayPayのマイコード(QRコード)の画像を送るのは、じつは、危ないのであり、おすすめしない行為であることを説明します。
PayPayのマイコードは対面で使用するもの
PayPayはQRコードを使うキャッシュレス決済の有力な手段です。
ショッピングなどの際に、クレジットカードやスマホのタッチ決済などの代わりに、QRコードをショップに読み込んでもらって支払います。
つまり、QRコード決済は対面で相手に提示することを前提としている決済方法なのです。
したがって、目の前にいない相手に対しての支払いの手段として利用することは前提とされておらず危ないといえます。QRコードを画像化して公開するなど、画面で提示せずに送るのは危ないのです。
画像の送り間違えが起きる可能性がある
例えば、QRコードを表示している画面をスクショで画像化して、送ることを考えてみましょう。
メールやLINEなどのSNSのメッセージ送信に添付してQRコード画像を送る場合、最も、危ないのは、送信先を間違えてしまうこと。
特に、支払QRコード画像を間違って送ると、悪用されて、自分のPayPay残高を盗まれてしまうなど危ない場面を生み出すこともあり得ます。
この危険性は、PayPayの支払い用QRコードのスクショで画像化する際には、ワーニング「このバーコードは支払い専用です。他の人には共有しないでください。」が表示されることからも明らかで、危ないのです。
マイコードの画像をSNSで公開するのは規約違反
上記では、PayPayのQRコード画像を送ることが危ないのを説明しましたが、PayPayのQRコード画像をSNS上で公開してしまうことはどうでしょうか。
例えば、自分のPayPayマイコード(QRコード)をスクショなどで画像化し、SNS上で公開して、ファンディングや投げ銭の募集をすることが考えられます。
しかし、こうした画像化などのPayPayマイコード(QRコード)の利用は、PayPayの利用規約で禁止されており、規約違反としてアカウント停止にもなりかねないのNGです。
表示名を設定しないと電話番号の一部が表示
PayPayでは、PayPayアカウントをあらわすものとして、表示名があります。
PayPay残高をやり取りにおいては、送信者を示すために表示名が表示されるのです。
表示名は、自分で名前を設定しない場合は、携帯電話番号(伏字)が表示されるようになっています。
表示名は通常、個人情報をダイレクトには明かさないようにニックネームを設定するのが基本ですが、未設定の場合は携帯電話の番号まで知られる可能性があり、危ないのです。
未設定の場合は、以下の手順で表示名を設定しておいてください。
PayPayを起動→アカウントを選択→詳細を選択→表示名を選択→表示名としたい文字列を入力
まとめ
ここまで、PayPay残高の送金手順でよく使われるPayPayのマイコード(QRコード)について説明してきました。
そして、PayPayのマイコード(QRコード)をスクショなどで画像化して、送信したり、SNSにアップして公開したりすることが危ない理由も説明してきました。
PayPayでは、QRコードは、対面で読み取ってもらうことを基本としてデザインされたサービスであり、規約でも、画像化して配布や公開すること、すなわち、読み取り以外の利用方法は禁止されており、危ないのです。
本記事を参考にして、PayPayを危ない場面に遭遇しないよう、うまく利用してみてください。