Discordはオンラインゲーマーによく使われているコミュニケーションツールです。
現在は、ビジネスなどにも活用され、月間のアクティブユーザーが1億5,000万人を超えています。
この記事では、Discordに導入すると便利なBotについて紹介をします。
DiscordのBotとは?
Discordは、元々オンラインゲームのプレイヤーがゲームをしながらチャットをできるということで人気を集めたチャットツールです。
近年では、オンラインゲームのプレイヤーだけでなく、ビジネスなどで取り入れる企業や団体も増えてきています。
まずは、DiscordのBotについて見ていきましょう。
Discordサーバーに様々な拡張機能を追加できる
DiscordのBotとは、Discordにさまざまな機能を追加できる仕組みです。
Botはブラウザなどの拡張機能やアドオンと同じようなもので、チャットでやり取りしたものを読み上げられる機能や通知をお知らせしてくれる機能などを追加できます。
- 新規のサーバー加入者へロールを付与する
- スパムや荒らしの対策
- BGMを流す
- チャットの翻訳
- 投票機能
- サーバーデータのバックアップ
- 簡単なゲームの構築
- タスク管理
- Xと連動し、自動ポストする
これらの機能を持つBotが多数リリースされています。
知り合いのや友達同士でチャットをするだけならBotを導入する必要はありませんが、知らない人とやり取りをする場合は、Botを導入することで効率的にサーバーを稼働させられます。
Discord Botの探し方
DiscordのBotの探し方は3つの方法があります。
- 「App ディレクトリ」から探す
- ランキングサイトで探す
- さまざまなサーバーに参加して探す
「App ディレクトリ」から探す
「Appディレクトリ」とは、スマートフォンのアプリストア(App StoreやGoogle Play)のような機能です。
Discordに取り入れられるBotが一覧で並んでいて、気になったものを入れるサーバーに導入できます。
Discord上で完結できるので、最も簡単でおすすめの探し方です。
ランキングサイトで探す
DiscordのBotは、外部のランキングサイトでも紹介されています。
どんなBotに人気があるのかを知りたい方は、外部のランキングサイトを覗いてみるのもおすすめです。
ただ、DiscordのBotランキングサイトは英語になっていることが多く、説明文などが日本語に翻訳されていないので、英語が苦手な方は翻訳ソフトを活用することをおすすめします。
さまざまなサーバーに参加して探す
DiscrodのBotは、参加したサーバーにどんなものが導入されているか調べることも探し方の1つです。
サーバーの情報を見ると、どのようなBotを稼働させているかも調べられるので、気になる方は調べてみてください。
Discord Botの入れ方
使ってみたいDiscordBotが見つかったら、サーバーに導入してみましょう。
Botは、サーバーに招待するだけで入れることができます。
Botの入れ方は、Botの配布サイトに導入ボタン(Add to Server)が設置されていることがほとんどです。
入れ方で困った場合は、取り合えずAdd to Serverのボタンを探してみてください。
Discord Botの基本的な操作方法
DiscordのBotは、導入しただけでは使うことができません。
Botを動かすためのコマンドを入力するとそのBotの機能を使うことができます。
コマンドは「!○○」や「?○○」といった、記号と単語で組み合わされています。
大体は、BotのHelpにコマンドが記されているので、そちらを参考にしてコマンドを入力していましょう。
万が一コマンドがわからない場合は、Googleなどの検索サイトで「Bot コマンド」などと検索をすれば有識者がサイトで紹介してくれているので参考にしてみてください。
Discord Botの削除方法
不要になったDiscord Botは削除も可能です。
Botもサーバーのメンバーに入っているだけなので、メンバーの一覧から「追放」や「BAN」をすれば削除できます。
BANをする場合、再度そのBotを導入するときにはBANを解除する必要があります。
また、サーバーから追放やBANをするには、サーバーの権限を持っている必要があるので覚えておきましょう。
おすすめのDiscord Bot 一覧
では、DiscordのBotでおすすめのものを6つ紹介します。
- サーバー管理におすすめな「ProBot」
- 簡単にロールを付与できる「Carl-bot」
- テキストの読み上げが可能な「shovel」
- キャラクターの声で読み上げが可能「VOICEVOX」
- スケジュール管理におすすめ「デイコード」
- ボイスチャットの開始に通知が届く「通話お知らせくん」
これら以外にもおすすめのBotはこちらの記事で紹介しています。
おすすめ①:日本語対応で色々な機能を使える「ProBot」
サーバー管理を効率化させられる「ProBot」はおすすめのDiscord Botの1つです。
- NGワードを設定できる
- 自動で役職を付与できる
- 自動での返信設定
- 基本的なコミュニティの機能
などのサーバー管理に特化しているDiscordのBotです。
日本語にも対応しているので、英語が苦手な人にもおすすめ。
ProBotは特にスパム対策やセキュリティ機能に優れているので、サーバーを安全に運営したい方は是非導入してみてください。
おすすめ②:リアクション操作でロールを付与「Carl-bot」
「Carl-bot」は、投稿にリアクションするだけでロールを付与されるBotです。
800万以上のサーバーに導入されているBotで、通常なら管理者に付与してもらわないといけないロールをリアクション1つで簡単に付与できるのがおすすめポイントです。
ユーザー自身が必要なロールだけを受け取れるので、管理者は導入しておくとサーバー管理を効率化できます。
おすすめ③:テキストを読み上げ「shovel」
「shovel」はDiscordの読み上げBotの中でもトップクラスに導入されているBotです。
マイクを導入していないユーザーがいても、shovelを導入しておけば自動で投稿されたテキストを読み上げしてくれます。
同時に3つまでの違うボイスでチャンネルの読み上げをできたり、色分けしてどのチャンネルなのかも振り分けできます。
音声の種類も好みを細かく設定できるのもおすすめポイントです。
おすすめ④:ずんだもんなどの声で読み上げ「VOICEVOX」
「VOICEVOX」も読み上げBotとしておすすめです。
VOICEVOXの特徴はなんといっても、ずんだもんなどのキャラクターの声を読み上げができる点です。
読み上げ系のBotはたいていの場合機械的になってしまいます。
VOICEVOXでは以下のキャラクターの声を利用できます。
- 四国めたん:はっきりした芯のある声
- ずんだもん:子供っぽい高めの声
- 春日部つむぎ:元気な明るい
- 雨晴はう:優しく可愛い声
- 波音リツ:低めのクールな声
- 玄野武宏:爽やかな青年の声
- 白上虎太郎:声変わり直後の少年の声
- 青山龍星:重厚で低音な声
- 冥鳴ひまり:柔らかく温かい声
など、他にも多くのキャラクターの声を使えます。
商用利用も可能ですが、キャラクターにそれぞれ利用規約があるので使用時は注意が必要です。
また、公式サイトにはサンプルボイスもあるので、導入前にチェックできるのもおすすめポイントです。
※参考サイト:VOICEVOX公式
おすすめ⑤:日程調整Bot「デイコード」
日程調整におすすめなBotが「デイコード」です。
MMOなどのオンラインゲームでは、日程調整や人数の調整が必要になる場合があります。
デイコードでは、次のことがシンプルな操作で可能です。
- 候補日の設定
- 日程提出が遅いユーザーへ自動での催促機能
- 予定日のリマインド
ユーザー全員がDiscordを導入する必要がありますが、一緒にオンラインゲームで遊ぶ仲間が必要な場合にはおすすめのBotです。
おすすめ⑥:通話が開始されたらお知らせ「通話お知らせくん」
ボイスチャンネルで、通話の開始に通知が欲しい人におすすめのBotが「通話お知らせくん」です。
導入するだけで簡単に使えるのもおすすめポイントです。
サーバーで権限を持っている人のみ追加できるので、覚えておきましょう。
まとめ
Discord Botの概要やおすすめのDiscord Botを紹介してきました。
Discordは、オンラインゲーマーにとっては一般的なツールです。
ただ、元がシンプルなチャットツールなので、使い勝手を上げるにはBotの導入が必要です。
ただ、必要なBotさえ入れてしまえば、稼働は簡単に行えます。
DiscordのBotを導入してみたい方は、参考にしてみてください。