BeRealは「盛れないSNS」として、Z世代を中心に人気を集めている写真SNSアプリです。
毎日ランダムな時間に通知が届いたら2分以内に写真を撮影して投稿しなくてはならず、写真の加工や再撮影が制限されています。
「リアルな日常の共有を重視する」というコンセプトを強く打ち出した、独特な写真アプリです。
この記事では、BeRealの使い方や特徴をわかりやすく解説します。新機能の紹介もしていますので、最後までお読みください。
目次
BeReal(ビーリアル)とは
BeRealは「ありのままの瞬間をシェアする」ことをコンセプトにした、独特な写真SNSアプリで、他のSNSとは違った特徴があります。
- 投稿できる回数が決まっている
- ランダムに通知が届いてから2分以内に投稿する
- 自分が投稿しないと友達の投稿が見られない
- 加工やフィルター機能がない(非常に少ない)
- インカメラとアウトカメラが同時に撮影
- 24時間後に投稿が消える
特に写真を撮るタイミングが選べないことが特徴で、アプリから通知が来たら(ランダムで、いつ来るかわからない)2分以内に撮影(イン・アウトカメラ両方同時撮影)して投稿しなくてはいけません。
そのために他の写真アプリとは異なり、飾った良い部分だけを投稿することが困難です。「盛れないSNS」と言われる理由です。
BeRealの使い方
まず、BeRealの始め方と使い方を紹介します。BeRealを利用するには、アプリをダウンロードし、アカウントを登録する必要があります。
使い方はシンプルで、3ステップです。それぞれのステップについて詳しく解説していきます。
BeRealの始め方
まずは「BeReal」アプリをダウンロードします。
- App Store:BeReal(App Store)
- Google Play:BeReal(Google Play)
BeRealアプリのダウンロードが完了したら、以下の手順でアカウントを登録します。
BeRealのアカウント登録手順
- 電話番号を登録
- 6桁の認証コード入力
- 名前と誕生日を入力
- ユーザー名(表示名)を設定
- 通知設定→連絡先へのアクセス許可の設定
アカウント設定が完了すると、最初の投稿画面が表示されます。通知が届き次第、2分以内に写真撮影して共有しましょう。
年齢はプロフィールに表示されませんが、年齢制限を確認するために使用されます(12歳以上)
2分以内に投稿するためには、通知をオンにしておくことがほぼ必須です。
また、「連絡先へのアクセス」は許可しないことをおすすめします。許可すると、連絡先に登録されているBeRealユーザーが友達候補として表示され、友達リクエストを送信されます。
BeRealの使い方を3ステップで解説
BeRealの使い方自体は非常にシンプルです。アカウント登録が完了したら、初めての投稿をしてみましょう。
BeRealの使い方
- BeRealから通知が届いたら、アプリを開く
- カウントダウン中に、内側と外側のカメラで同時に撮影・投稿する(2分以内)
- 「送る」ボタンをタップして投稿
BeRealで投稿する前に、公開範囲を選択して設定します。「グローバル」にすると不特定多数に公開されるため、設定は慎重に行いましょう。
通常は「友達にのみ表示する」を設定しておきます。「送る」をタップで投稿完了です。
BeRealの特徴
BeRealの主な特徴として次のようなものがあります。
- 撮影するタイミングを自分で選べない
- 自分が投稿しないと友達の投稿を見られない
- 投稿できるのは1日に1回のチャンス
- 通知から2分以内に投稿しなくてはならない
- 投稿は24時間で消去される
- イン・アウトカメラの両方で撮影される
それぞれについて詳しく説明します。
撮影するタイミングを自分で選べない
BeRealでは、撮影のタイミングを自分で決めることができず、毎日ランダムな時間に通知が届きます。通知を受け取ったら、2分以内に写真を撮影しなければなりません。
このルールがあるため「映える」写真を撮るのは難しく、リアルな日常をそのまま共有せざるを得ないようにデザインされています。
SNSで見られがちな「作られた生活感」を排除するために設計された、独自の特徴といえます。
自分が投稿しないと友達の投稿を見られない
BeRealでは、自分が投稿しない限り他の人の投稿を見ることができません。フォロワーの投稿を見るためには、自分も「リアルな瞬間」を共有する必要があります。
「見るだけ」の使い方ができない点も、他のSNSとは異なる特徴です。
この仕組みにより、受け身でコンテンツを消費するのではなく、双方向のコミュニケーションを促す設計になっています。
投稿できるのは1日に1回のチャンス
BeRealでは、1日に1回しか投稿できないため、他のSNSのように頻繁に投稿することができません。
2分以内の撮影に成功すれば追加で5枚の写真を投稿できますが、2分を超えてしまうと追加の投稿が不可能になります。
「1日1投稿」のシステムによって、投稿に対するプレッシャーが少なくなることもBeRealの特徴です。
「フォロワーに向けてに投稿する」というよりも「ありのままの自分を記録する」スタイルに近くなります。
通知から2分以内に投稿しなくてはならない
BeRealでは、投稿できるタイミングを自分で選ぶことができません。投稿には時間制限があり、ランダムで通知が届き、通知が届いてから2分以内に投稿するのがルールです。
もし2分以内に投稿できなかった場合、遅れて投稿することは可能ですが、フォロワーには「○○分遅れで投稿」と表示されてしまいます。
そのため、場所を選んだり部屋を片付けたりするような計画的な撮影はできず、リアルな日常をそのまま共有することになります。
投稿は24時間で消去される
BeRealの投稿は、24時間後に自動的に削除され、アーカイブに残りません。
InstagramやX(旧Twitter)のようには過去の投稿が蓄積されず、これも「その瞬間のリアルな記録を共有する」というコンセプトに沿った仕組みです。
一方で、ユーザー本人は過去の投稿を閲覧することが可能ですが、他の人は見られません。
残したくない写真を投稿してしまったときも、わざわざ削除する必要はなく、自動的に非表示になります。
そのため、過去の投稿にとらわれず、気軽にシェアしやすくなることもBeRealの特徴です。
イン・アウトカメラの両方で撮影される
BeRealでは、写真撮影時にインカメラ(自撮り)とアウトカメラ(風景など)が同時に撮影されます。これによって、投稿者の視点だけでなく、その瞬間にどこで何をしているのかも記録されます。
従来のSNSのように「映える」写真を投稿するのではなく、その場のリアルな状況をありのままに共有することになります。ごまかしたり、飾ったりすることはほぼ不可能です。
カメラの切り替えができないため、不意な瞬間がそのまま投稿されるのもBeRealの魅力です。
その他のBeRealの機能
BeRealには、これまで紹介してきた機能の他にも、多くの新機能が搭載されています。
- RealMoji機能
- BTS機能
- 音楽共有機能
ここでは上記の3機能について、それぞれ詳しく解説します。
RealMoji機能
「RealMoji(リアルモジ)」は、BeRealで友達の投稿に対して、自分の写真を使ってリアクションできる機能です。
通常の絵文字ではなく、前面カメラで撮影した表情をそのまま送ることで、よりリアルな反応を示せます。
投稿画面右下の絵文字ボタンをタップし、好きな表情を撮影して保存すれば、他の投稿にも使用可能です。
「⚡️」マークは「クイックRealMoji」といい、1回限りのライブリアクションをすることができます。
BTS機能
BTS(Behind the Scenes)は、2023年12月に追加された、写真を撮影する数秒前の動画を投稿する機能です。そのBeReal投稿をどのように撮影したか、という「舞台裏」を共有できます。
BTSを再生するには、友達が投稿したBeRealの右上に「BTS」アイコンが表示されている場合は、投稿を長押しすると再生できます。
BTSを有効にするには、カメラを開いて右上の「BTS」ボタンをタップしてください。デフォルトでBTS機能が有効になっている場合もありますが、画面上から無効にすることも可能です。
音楽共有機能
BeRealには、自分が聴いている音楽を投稿と一緒に共有する機能があります。BeRealの音楽共有機能では、SpotifyやApple Musicと連携し、その瞬間に聴いている曲を投稿に添付できます。
音楽を共有することで、その瞬間の気分や雰囲気をより深く共有できるのが特徴です。友達と音楽の趣味を共有したり、新しい曲を発見するきっかけになったりするきっかけになるでしょう。
投稿には曲名、アーティスト名、アルバムアートが表示され、他のユーザーはそれをタップして、音楽アプリの再生ページにアクセスできます。
投稿の注意点は?BeRealを使う際に気を付けたいポイントと対策
BeRealは使い方はシンプルですが、投稿までの時間制限や撮影が「インカメラ・アウトカメラ同時」なので、注意するポイントが多くあります。
使い方がシンプルな分、注意点をしっかりと理解してから使うようにしましょう。
※BeRealの危険性についてはこちらの記事での紹介しているので参考にしてください
個人情報の写り込み
BeRealは先述したとおり、インカメラとアウトカメラで同時撮影となっています。
他のSNSであれば映り込んではいけない部分は加工して見えなくすることは可能ですが、BeRealでは加工する時間がありません。
住所や本名などの直接的な情報はもちろんですが、住んでいる場所が特定されてしまうような間接的な情報が映り込まないように注意が必要です。
ネットからつきまといが始まり、実生活で嫌がらせやつきまといが始まる可能性も否定できないため、投稿前に情報の写り込みがないかチェックしましょう。
位置情報の共有をオフにする
BeRealではリアルを投稿するので、アプリのデフォルトで位置情報の共有がオンになっています。
位置情報の共有がオンになっていると、投稿した場所が第三者に知られてしまいます。
必ず投稿する前に、位置情報の共有設定を確認しましょう。
写真の撮り直しをすると回数が表示される
BeRealでは、写真の撮り直しをあまりよしとしていません。
写真の撮り直しをすると、撮り直しをした回数が表示され、他のユーザーに知られてしまいます。
何回撮り直したか知られても、個人情報が映り込んでしまった場合は撮り直しが必要です。
BeRealの特徴ではありますが、自分の身に危険を及ぼす可能性がある写真になってしまった場合は、回数が増えても取り直しをしましょう。
友達の写真をスクショするとバレる
BeRealでは、友達が投稿した写真をスクショで保存するのもバレます。
一般的なSNSでは、誰が見ているかもわからなければ、誰かに自分が投降した写真を保存されていても、それを知る術はありません。
いい写真を見たらスクショをするのが癖になっていると、投稿者に嫌な思いをされる可能性もあるので覚えておきましょう。
2分以上経過すると過ぎた時間分だけ表示される
BeRealでは、基本通知が届いてから2分以内に投稿するのがルールですが、通知が来たタイミングでは投稿できない場合があります。
2分が過ぎた場合、投稿した写真に経過時間が表示されます。
投稿が遅れても問題はありませんが、若い世代は2分以内に投稿することをゲームのように楽しんでいるようですね。
BeRealのアプリから退会する方法
BeRealの退会方法は以下となります。
アプリの使い方と同様にアカウントの削除も簡単です。
- アプリを起動
- 右上のアイコンをタップ
- 「…」を選択
- 「その他」をタップ
- 「アカウントを削除する」を選択
- 退会理由にチェックを入れて「はい、そうします」をタップ
まとめ
BeRealの使い方や使う際の注意点、人気を集めている理由などを紹介してきました。
BeRealの使い方は本当にシンプルです。ただ今までのSNSとは違うところも多いので、最初は戸惑うかもしれません。
使い方よりも、利用する際の注意点をよく理解して、楽しく使いましょう。