また、設定手順4まで進めた方で、一番上の画像のような「追加のiCloudストレージが必要」というポップアウトが出てしまう方がいると思います。当てはまる方は、端末内にある写真の容量がiCloudストレージに保存できる容量を超えているため、iCloud写真をオンにすることができません。しかし、iCloudストレージを上記の方法で増やすことによってiCloud写真を再び利用することができます。
iPhoneの空きストレージを増やす
先程のiCloudストレージが足りていない状況とは真逆で、iPhone側のストレージが足りていない場合もダウンロードができません。容量が足りていないと、ダウンロードをしても中断されてしまいます。一度端末内のデータを確認し、必要でないものは削除しましょう。どうしても削除できないデータは、iCloudにバックアップとしてコピーを保存しておくか、PCや大容量デバイスへ移動しておくのがおすすめです。
オリジナルの方の写真をダウンロードしてみる
iCloud写真をオンにした際、初期設定では「iPhoneのストレージを最適化」が設定されています。この設定では、iCloudに転送したデータを低い容量で保存するようにファイル形式が変更されていたり、解像度が低くされてしまいます。保存した写真の解像度が低い場合や容量があまりにも小さすぎる場合、データの不備として認識されダウンロードができないこともあります。対処法としては、iCloud写真の設定を「オリジナルをダウンロード」へ変更します。「オリジナルをダウンロード」では写真を撮影した状態の解像度のままiCloudへ転送してくれるので、綺麗なまま写真が保存できます。しかし、そのぶんストレージを圧迫することになりますので注意してください。
iCloudにサインインしたアカウントが違う
iCloudにログインしたはいいものの、お目当ての写真が見つからない、写真が一つもないという方はサインインしているアカウントが異なっている可能性がございます。この原因は、Apple IDを複数持っている方に多く見られます。例えば、iCloudに写真を保存したのがiPhoneからであれば、iCloudにはiPhoneのApple IDでサインインする必要があります。iCloudへ写真を保存したデバイスを確認し、Apple IDが本当にあっているのかを今一度確かめてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。iCloudを利用することで、iPhoneのストレージを整理するだけでなく、もしものときのバックアップを保存しておくことができます。上級者の使い方としては、端末にはすぐ使用できるようにしておきたいスクリーンショットのような写真を保存し、iCloudには風景や旅行などの観賞用の写真を保存しておくことも可能です。皆さんもご自身のライフスタイルに合わせてiCloudのサービスを有効活用してみてくださいね。