iPhoneで「通話中または通信中」というガイダンスが流れた場合、これは着信拒否されているのでしょうか。あるいはNight Shiftか、おやすみモードの設定によるものなのか検証します。また契約キャリアごとで着信拒否かどうか判別する方法も解説します。
iPhoneで「通話中または通信中」になる原因は?
iPhoneで電話をかけたときに、時折「通話中または通信中」という音声ガイダンスが流れる場合があります。
通話中または通信中というガイダンスが流れた場合には、主に3つの原因が考えられます。
- 電話番号が着信拒否設定されている
- Night Shiftモードに設定されている
- おやすみモードに設定されている
キャリアによっても通話中または通信中となるかどうかは異なります。ここでは3つの原因を順番に解説していきます。
着信拒否されているから流れるということではない
電話をかけた相手もiPhoneだった場合で、通話中または通信中との音声ガイダンスが流れると着信拒否の設定がされてしまっているのかもと考えてしまう人は多いようです。
しかし必ずしも、通話中または通信中という音声ガイダンスが流れたからといって、着信拒否の設定がされているとは限りません。
ではiPhoneで電話をかけたときに、通話中または通信中とのガイダンスが流れた場合に、それが着信拒否の設定のせいなのかどうかを確認する方法はあるのでしょうか。
着信拒否の設定がされているかの確認方法は異なる
iPhoneで電話をかけたときに、通話中または通信中と流れた時、着信拒否の設定がされているかどうか確かめる方法は、キャリアごとに異なっています。
同じiPhoneといっても、キャリアが違うと着信拒否の設定の仕方や、音声ガイダンスなども異なります。
iPhoneで電話をかけた相手から、通話中または通信中と音声ガイダンスが流れても、必ずしも着信拒否設定されているということではありませんので注意しましょう。
相手が「おやすみモード」だと着信はされない
通話中または通信中と音声ガイダンスが流れた時点で「着信拒否をされている」と考えるのは早計です。
なぜならiPhoneには、「おやすみモード」という機能があるからです。
一旦「おやすみモード」にすると、デバイスをロック中は着信音、警告音、通知音といった通知音をすべてオフにします。
そのため電話をかけても相手には通知されないため、着信拒否のような状態に陥ってしまうのです。
また、Phoneの夜間に使う似た機能として「Night Shift(ナイト・シフト)」というモードがあります。
こちらは画面を暖色に変更し、ブルーライトをカットする効果がありますが、着信音の設定には何も関わりはないので、別物ということだけ覚えておきましょう。
着信拒否設定はキャリア関係なくある為活用しよう
iPhoneにはキャリアには関係なく、着信拒否設定が用意されており、迷惑な着信を拒否することができます。現在迷惑な着信で悩んでいるという方は、iPhone独自の着信拒否設定を使ってみてください。
おやすみモードを使うのもいいのですが、おやすみモードより着信拒否設定の方が確実に拒否をすることができます。
おやすみモードではなく着信拒否の設定をしっかりとして、迷惑な着信がないように対応してみましょう。
通話中または通信中という表示を隠せる方法もある
通話中または通信中という音声ガイダンスは、着信拒否した場合だけに流れるものではありません。
しかし誰かから電話が来たときに、通話中または通信中と流さずに、こちらが電話中であることを隠すことはできるのでしょうか。
通話中または通信中が続いて、後から不要な勘ぐりをされて嫌だと思っている人には、その時電話中であることを隠すある方法を後半で紹介します。
着信拒否されているかどうかの判別は現在できない
通話中または通信中とガイダンスを流し、着信拒否していることをわからないようにする方法はないかと考えている方もいるのではないでしょうか。
着信拒否していることを分からないようにできるような、そんな拒否の方法は現在のiPhoneにはありません。
着信拒否をしたいときは、その機能に細心の注意を払いながら着信拒否をすることが求められます。無闇に着信拒否をしないようにすべきであるという考え方の根底には何があるのでしょう。
現実で頻繁に交流することが少ない人は問題はない
着信拒否は、例えば交流が少なくて実際に会うのは数年に1度程度の人からしつこく電話がかかってくる、または企業などからしつこく電話がかかってくるというときに着信拒否設定の必要性があります。
そういう時にこそ着信拒否は使うものであり、現実に交流している人を無闇に着信拒否するのは控えた方が賢明でしょう。
というのも、無闇に着信拒否の設定をしてしまうと、対人関係上で思わぬトラブルを招いてしまうことが想定できるからです。
無闇に着信拒否をしてしまうとトラブルの可能性が
頻繁に交流する人を着信拒否してしまうと、例えばその人が友人だった場合には、なぜ着信拒否にしたのか尋ねられる場合がありますし当然良い印象は持たれないはずです。
自分に都合が良くない時間帯に電話をかけてきたから、などの理由だけから、気軽に着信拒否をすることは避けておいた方がいいでしょう。
もしどうしても電話が迷惑になっているような場合には、理由をきちんと明確に話すか、あるいは知り合いを経由してやんわりと伝える程度に留めて様子をみてください。
判別方法や着信拒否設定など方法紹介
このあとの章で、相手に着信拒否をされているかどうかの判別方法や、着信拒否設定はどうすればできるかなどの方法を解説していきます。
着信拒否設定はどうすればいいのか知りたいと思っている方や、相手に着信拒否設定をされているのかどうかを判別したい、と考えている人はぜひ参考にしてみてください。
また、おやすみモードの設定の仕方も解説していきますので、おやすみモードを活用したいと考えている人は、本記事を参考にしておやすみモードを使ってみてください。
iPhoneで『おやすみモード』だと電話はつながらない
iPhoneの『おやすみモード』がONの設定ですと、電話がかかってきてもつながらないことがあります。なぜそうなるのか仕組みを解説していきます。
iPhoneの『おやすみモード』がONだと、電話がかかってきてもつながらないのか、気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
ゆっくりと寝たいとき、あるいは集中を邪魔されたくないような場合には、おやすみモードを活用してiPhoneの着信音が鳴らないようにしてみましょう。
おやすみモードは電話やメールの着信を通知させない機能
おやすみモードとは、電話やメールの着信を通知させない機能です。
おやすみモードをONにしておけば、ゆっくりしたい時間に着信などで邪魔されずに済むので、iPhoneを気にしなくて済むようにできます。睡眠の邪魔をされたくない方にもおすすめです。
あるいは在宅での仕事や読書などの趣味の時間で、集中を切らせたくない場合などにも、おやすみモード機能を上手に組み入れて活用することで快適に過ごせます。
かけ直すとかかる時は相手のiPhoneおやすみモードON?
電話をかけて通話中または通信中と音声ガイダンスが流れ、かけ直してみるとかかる場合には、相手のiPhoneがおやすみモードONの可能性があります。
もしそうなった場合は相手に気を遣って、しばらく時間を開けてから再び電話をかけるようにするなどの配慮をしましょう。
「繰り返しの着信」ON設定で急ぎの電話だけつながるようにも
iPhoneの『繰り返しの着信』ON設定をしますと、3分以内に2回連続かかった電話がつながるようになります。
この設定にしておくことでゆっくりしたいと思う反面、仕事などでの急ぎの電話は逃さず取りたいという両方に有効となるので活用してみてはいかがでしょうか。
もっとも、相手が「3分以内に2回」コールをしなければ、それとはわからないのですから完璧とは言えませんが。
『おやすみモード』設定で電話帳登録のある連絡先から着信が可能
『おやすみモード』設定をしておくと、電話帳登録のある連絡先からの着信が可能になります。
大事な連絡を取り逃したくないという時は、『おやすみモード』設定を活用して大事な連絡に出られるようにしましょう。
『Night Shift』と『おやすみモード』との混同に注意
『Night Shift』と『おやすみモード』との混同には注意してください。
Night shiftは暗い場所でiPhoneを見る場合に、目に優しい光にするという機能ですので、これはこれとして使ってみましょう。