今回は、iPhone12の発売後レビューとして、カメラの性能や新機能、バッテリーの容量などについて、お話していきます。話題の5G対応はどうなっているのか、12への買い替えのおすすめ度などもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
【iPhone12レビュー】①外観・デザイン
みなさん待望のiPhone12が先日発売されました!みなさんはもう購入されましたでしょうか?今回は、発売後としてのレビューをしていきます。
さっそくご紹介していきます。
まずは、外観・デザインのレビューです。iPhone11以前の本体とどのように違うのか、どんな特徴があるのかご説明していきます。
iPhone5のような角張ったデザイン
デザインは、iPhone11から変更がなされています。特徴的なのは角張ったエッジです。最近の型は手に馴染むような、角を落とした丸みのあるデザインでしたが、今回は、少し以前の型iPhone5のような角張った形になっています。
また、iPhone5にはあったダイヤモンドカットもありませんので、本当に四角い形になったようです。手に収まる感覚は、今までとだいぶ変わってくると思います。
ケースに入れてしまえばあまり関係ない、、、とも言えますが、ケースに入れないで持ち歩くことが多い方は、Apple Storeや家電量販店などで、一度持った感触を確かめることをお勧めします。
新色”ブルー”を含む5色展開
今回、iPhone12/12miniのカラー展開は、全部で5色です。今回は比較的シンプルなカラーバリエーションと言えるでしょう。
①ブルー:今回初登場の色です。iPhoneXRの水色に近い青と違って、ネイビーのような落ち着いた色になっています。
②ブラック:安定の色ですね。落ち着いていてシンプルな色です。
③ホワイト:いつも人気で売り切れ続出の色が今回も登場です。指紋が目立ちにくいのも一つの特徴です。
④(PRODUCT)RED:iPhoneXRから続いてラインナップされました。発色の良い赤、というよりは落ち着いた深めの赤、といった感じの色です。
⑤グリーン:iPhone11から引き継がれたカラーになります。11に比べると、白の配分が多いパステルカラーの緑、といった印象です。
どの色も、落ち着いた、シンプルなカラーリングになっています。
【iPhone12レビュー】②カメラ性能
次に、カメラについてのレビューです。最近のスマートフォンの醍醐味は、何と言っても年々性能が飛躍的に進歩しているカメラ機能ではないでしょうか。
今回のiPhon12は、iPhone11同様に広角、超広角レンズをの二つを搭載していて、iPhone11よりもより暗いところでの撮影が可能になります。また、超広角レンズの性能も向上し、ナイトモードの利用も可能になりました。光量が少ないところではそれがより明確に出ていて、超広角のナイトモードでは、ノイズも減り、非常にはっきりとした夜景になるでしょう。
シーン検出モード
今回のカメラの目玉機能の一つに、「シーン検出モード」があります。
「設定」のカメラの項目において、「シーン検出」を選択できるようになっています。これは、自動で適切なシーンを検出して、よりきれいな写真を撮るように設定してくれる機能です。
カメラの性能も相まって、以前よりも簡単にきれいな写真を撮ることができるようになりました。風景の写真を撮れば、空の青さがより際立ち、食べ物の写真を撮れば、よりコントラストがはっきりして鮮明なものになります。
ナイトモードでのポートレート
ポートレートモードも性能が比較的向上しています。
いままでのポートレートモードでは、ガラスを通してピントの調整をすると、ガラスの向こう側のぼやけ方が不自然になってしまうなど、苦手な被写物がありました。それが、今回は改善されており、より使い勝手が良くなった印象です。
このiphone12からになりますが、このポートレートモードは、先ほどご説明したナイトモードでも利用が可能になりました。これにより、一眼レフカメラのようなピントの調節ができるようになります。この機能はPro以上にのみの搭載となっています。この機能が気になる方は、Proの購入を検討してはいかがでしょうか。
iPhone以外のアンドロイドなどのスマートフォンにおいても、レンズの数、性能、機能をどれも進化させたものを搭載させた機種が次々と発表されています。Apple以外のメーカーにも魅力的な機種はありますが、今回のiPhone12も魅力的なカメラ機能と言えます。
【iPhone12レビュー】③バッテリー
次は、バッテリー容量のレビューです。
こちらの画像をご覧ください。Appleのページの中の、機種ごとに比較するページです。
右から順に、"12" "11Pro Max" "11Pro" "11" "XS Max" ”SE(第二世代)”を並べてあります。黄色のラインがビデオ再生、赤のラインがストリーミングの動画再生、青のラインがオーディオ再生の最大連続時間が書かれている部分です。
iPhone12とその他のシリーズを比べてみて下さい。以下に表でまとめ直します。
iPhone12 | iPhone11ProMax | iPhone11Pro | |
ビデオ | 17h | 20h | 18h |
ストリーミング | 11h | 12h | 11h |
オーディオ | 65h | 80h | 65h |
iPhone11 | iPhoneXSMax | iPhoneSE | |
ビデオ | 17h | 15h | 13h |
ストリーミング | 10h | - | 8h |
オーディオ | 65h | 65h | 40h |
この表から分かる通り、ビデオ再生時間はiPhone11 Pro MaxとiPhone11 Proの方が若干ですが長くなっています。ストリーミング、オーディオについても、iPhone11 Pro Maxが高性能、iPhone11 Proで同等の性能になっています。
すなわち、iPhone11→iPhone12→iPhone11 Pro→iPhone11 Pro Maxの順でバッテリー容量が大きく、iPhone12はiPhone11の高価版よりもバッテリー容量が少ない、ということになります。
あまり大きな差ではない、というのが正直な印象で、ほぼバッテリー性能は引き継がれた、というところだと思います。バッテリーに重きをおいて購入を考えている方は、このレビューを参考にしていただきたいと思います。
【iPhone12レビュー】④処理速度
iPhone12は、最新のA14 Bionicチップを搭載しており、iPhone11からパフォーマンスが底上げされています。どれくらい異なるものなのでしょうか。ここからはスマホの一番重要な点であろう処理速度についてレビューしていきます。
この検証には、「ベンチマークテスト」という方法を使います。これは、コンピューターのハードウェア、ソフトウェアの処理性能を定量的に評価するためのものです。簡単にいうと、機器に負荷の高い処理を必要とするデータを読み込ませて、どれくらいのスピードで処理できるかを比較するのがこの「ベンチマークテスト」です。近年PCスペックのみならず、今回のようにスマートフォンの性能も計測可能になってきています。
ベンチマークスコア
今回は、ガジェット系の紹介・レビュー動画を投稿されているYouTubeチャンネル「まみよし」さんの動画をご紹介します。
この動画では、「AnTuTu Benchmark」と「Geekbench」というアプリで、iPhone11Proと12でのベンチマークテストを行っております。「AnTuTu Benchmark」の方を表に書き起こしましたので、ご覧ください。詳しい話は動画内でなされていますので、そちらも参考にしていただければと思います。
12 | 11Pro | |
CPU | 172214 | 137457 |
GPU | 209153 | 215240 |
MEM | 89187 | 51982 |
UX | 92762 | 83447 |
総合 | 563316 | 488126 |
この数値を見る限り、総合値は大きく飛躍しているのが分かります。iPhone12ではA14 Bionicという最新のプロセッサを搭載していることは先ほどもご説明した通りですが、今回の新型の目玉の一つがこのスペックの飛躍です。
どのレビューを見ても、GPUの値は同等か、11以下の数値が出ています。しかし、総合値では大きく成長しているところを見れば、十二分の性能であると言えます。
先述のバッテリーのところでは、以前の型と同等である、とお話ししましたが、反対に、これだけの性能でバッテリー性能を落とさない、とみることができます。