iPhoneを使っていると、やっぱり気になるのがバッテリーの減り具合。「最近、バッテリーの減りが早くて……」という方は必見ですよ。
携帯用機器である以上、iPhoneとバッテリーは切っても切り離せません。
故に気になるのが、バッテリーの持ち具合。
そこで今回は、iPhoneのバッテリーの減りが早いときの良くある原因と、その対処方法についてご紹介します。
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目次
バッテリーが古くなっている
新品でiPhoneを購入してから2年以上経過している方は、単純にバッテリーが古くなり、性能をフルに発揮できなくなっている可能性があります。
一般的に、充電式のバッテリーというのは、電池として最低限の性能を維持できる充電回数が決まっています。(乾電池型の充電池に書かれている「最大500回充電可能」といった表記がそれです。)
iPhoneのバッテリー使われているリチウムイオン電池もこの充電池にあたるため、充電回数が増えれば増えるほど内部の劣化が進み、性能も低下していきます。
一度こうなってしまったバッテリーは、基本的に復活させることは出来ません。
iPhoneの場合は、バッテリーを交換するか新機種への買い替えという選択肢が選べるので、ご自身の状況に合わせて選ぶと良いでしょう。
バッテリー交換はAppleの修理窓口で受け付けています。
Webからも見積もりや修理依頼をすることができるので、詳しくは以下のサイトをご覧ください。
- Appleサポート窓口
- https://getsupport.apple.com/
なお、冒頭で触れた「2年以上使っている」というのは、平均的なケースです。
使い方によっては、もっと早くバッテリーが寿命を迎えることもあるので、あくまで目安程度に考えてください。
また、バッテリーが膨らみ始めたら確実に交換のタイミングなので、早めに交換or機種変更されることをおすすめします。
iOSをアップデートしたばかり
iPhoneには、中に入っているアプリやデータを簡単・高速に探すことが出来る「Spotlight検索」という機能が搭載されています。
Macを使っている方なら、お馴染みの機能ですね。
さて、この便利なSpotlight検索ですが、iOSをアップデートすると検索に使っていたデータベース(目次のようなもの)がリセットされてしまい、再構築をすることがあります。
この再構築作業は、概ね数日~1週間程度掛かるので、iOSのアップデート直後にバッテリーのもちが悪くなったと感じたら、少しの間だけ我慢して様子を観てあげましょう。
手前に傾けてスリープ解除がONになっている
iOS10から、比較的新しいiPhoneを対象に「手前に傾けてスリープ解除」という機能が追加されました。
これは、ものすごく簡単に言ってしまうと「iPhoneを手で持って、画面を顔に向けたらスリープが解除される」というものです。(厳密には違うのですが……)
この機能はなかなか便利なのですが、あくまでもセンサーで動きを検知しているだけなので、ユーザーがiPhoneを起動させる意図がないときでもスリープが解除されてしまうことがあります。
結果、頻繁に液晶のバックライトが点くことになり、バッテリーが消耗してしまうというわけです。
これを防ぐには、設定からこの機能をOFFにしてあげればOKです。
やり方
- ホーム画面から「設定」を開く
- 一覧のなかから「画面表示と明るさ」を開く
- 「手前に傾けてスリープ解除」をOFFにする
バッテリーを消耗しやすいアプリがある
アプリの中には、設計上の問題や新OSへ対応しきれていないことなどが原因で、バッテリーを異常に消耗してしまうものもあります。
そこで、まずは設定画面からバッテリーを消耗しやすいアプリを調べてみましょう。
調べ方
- ホーム画面から「設定」を開く
- 一覧から「バッテリー」を開く
- 少し待つと画面の下部にバッテリーの使用状況が表示される
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これで、過去7日間と過去24時間の各アプリのバッテリー消費具合を調べることが出来ます。
その上で、代替できるアプリに切り替えたり、問題のアプリの使用を減らしたりといった対処を行うと良いでしょう。
また、AppStoreの当該アプリの画面からアプリ開発者のHP等へ飛び、開発者へ問題を連絡するというのも良い方法です。
その際は、以下の項目を最低限伝えるようにしましょう。
アプリ開発者へ最低限報告する内容
- 使用しているiPhoneの機種:iPhone7、iPhone7Plus等
- iPhoneは機種によって画面サイズや内部のハードウェア等が全く異なります。
- 例えば、iPhoneSEでは発生しないのに、7Plusでは不具合が出るといったケースも珍しくありません。できるだけ詳しく伝えるようにしましょう。
- iOSのバージョン:iOS10.1.1等
- アプリのバージョン
- 症状:バッテリーの消耗が激しい等
- いつから症状に気付いたか:iOS10.1.1アップデート直後から等
改善するかは開発者次第なので期待は禁物ですが、駄目元で伝えてみると、案外早く対処してもらえるかもしれませんよ。
なお、iPhoneのアプリは公開前にAppleの審査が入るので、不具合が改善されるまでに数週間~1ヶ月程度掛かることも珍しくありません。
不具合の連絡→原因の特定→問題の修正→Appleの審査→AppStoreで公開となるので、時間がかかることはある程度覚悟しておいたほうが良いでしょう。
電波状態が悪い
iPhoneに限らず携帯電話全般に言えることですが、電波の状態が悪いと、バッテリーもより消耗しやすくなります。
これは、電波状態が悪くなった際、iPhone側でそれを察知して「もっと安定して受信できる基地局はないかな?」と探す作業を繰り返してしまう為。
その場合は、こちらの対処方法で改善できる場合があります。
機内モード→10秒放置→機内モード解除
やり方
- iPhoneの画面下から上へスワイプして、コントロールセンターを呼び出す。
- コントロールセンター左上の「飛行機マーク」をタップ
- 機内モードに切り替わって電波の送受信が全てストップするので、そのまま10秒程待つ。
- 再び「飛行機マーク」をタップして電波を復旧させる
これは、機内モードにして電波OFF→解除して電波ONという作業をすることで、不安定な基地局との接続を一旦解除し、再度安定した基地局を探すようiPhoneに仕向ける方法です。
ガラケーの時代には「電源を入れ直す」といった方法がありましたが、それと理屈は同じですね。
ただし、そもそも電波の入りが悪すぎる環境では、この方法でもあまり改善は期待出来ないでしょう。
もし日常的に電波状態の悪い環境に出掛けるという方は、モバイルバッテリーを一緒に持ち歩くか、可能なら電波の悪いエリアだけ機内モードにしてしまうというのも手です。
ただし、機内モード中は基本的に通話やメール、データ通信が一切できなくなるので、その点は注意してくださいね。
補足:機内モードON時のWi-Fi利用について
機内モードをONにした後、そのままコントロールセンターのWi-Fiマークをタップすると、通話とSMSのみOFFにした状態でデータ通信を行うことが出来ます。
「会社の事務所が物凄く電波が悪いんだけど、仕事の電話は事務所の電話に来るから(iPhoneで受けられなくても)問題ない」といったシチュエーションなら、この設定で機内モードのままメールやインターネットを使えるので便利です。
iPhoneに不具合がある
iPhoneのハードウェアやソフトウェアに不具合があり、バッテリーの動作が不安定になるケースもあります。
Apple側が問題を把握している場合、ソフトウェアアップデートや修理交換等のアナウンスが流れるので、それに従えば問題ありません。
ただ、Appleの中の人達も人間なので、全ての不具合を把握することは出来ません。
もし使用に著しく支障が出るようなレベルでバッテリーが持たないのであれば、一度Appleのサポート窓口に相談してみるのがおすすめです。
- Appleサポート窓口
- https://getsupport.apple.com/
まとめ:バッテリー問題は永遠の課題
というわけで、今回はiPhoneでバッテリーのもちが悪い場合の良くある原因と対処方法について、できるだけ幅広くまとめてみました。
iPhoneは常に持ち歩く上、サイズもPCやタブレットに比べると小さいので、どうしてもバッテリー性能が限られてきます。
最近ではモバイルバッテリーもすっかり安くなってきたので、まだ持っていないという方は、これを機に1つ買ってみるのも良いのではないでしょうか?
Apple Geek LABOでは、モバイルバッテリーの紹介記事もあるので、よかったらこちらも読んでみてくださいね。
ポケモンGOにおすすめのiPhoneモバイルバッテリー大容量ランキング!|Apple Geek LABO
ちなみに、PlusサイズのiPhoneの場合、筐体が大きくなる分、バッテリーも長持ちします。
筆者も、次はPlusかなぁと思っていたり……。
バッテリー交換より機種変更!という方は、最新のiPhone7Plusやその1つ前の6sPlusを選ぶのも良いかもしれませんね。
それでは、快適なiPhoneライフを♪
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