ルータなどのネットワーク機器の不具合も考えられます。使用しているルーターやスイッチなどに何らかの問題が生じている、もしくは設定に問題があり、接続の応答に時間がかかっている可能性が考えられます。
こちらの問題の切り分け方ですが、他のネットワーク環境で当該サイトに、問題なくアクセスできる場合は、ルーターなどのネットワーク機器に問題があると考えることができます。
目次
【原因】④クライアント機器の不具合
使用しているクライアント機器の不具合が考えられます。使用しているPCなどの設定や、ソフトに何らかの問題が生じていて、応答に時間がかかってしまっている可能性があります。
例えば、Windowsのプログラムが更新されることにより、稀にですが、Chromeでページにアクセスできなくなってしまうケースがあります。更新プログラムに不具合がある可能性も稀にあるということです。
【原因】⑤ブラウザの不具合
使用しているブラウザの設定やプラグインになんらかの問題があって、不具合が生じて、応答に時間がかかっている可能性が考えられます。
問題の切り分け方法としては、エラーメッセージが表示された、weブラウザ以外でサイトにアクセスしてみてください。
例えばですが、Chromeでエラーメッセージが表示された場合、firefoxやsafariなどで当該サイトにアクセスしてみます。他のブラウザで、問題なくアクセスできる場合は、そのブラウザに問題が生じている、という可能性が高くなります。
【原因】⑤「Cookie」と「Cache」による不具合
CookieもCacheも、サイトのページをスムーズに表示するためにサポートします。
Cookieはスマホやパソコンなどでサイトを見た履歴を一時的に保存しておく際に作られるテキストファイルです。
WEBサイトではCookieの情報を確認し、ユーザーにあった広告を表示したり、閲覧をスムーズにしているのですね。
Cacheも一度見たWEBページの情報を一時的にブラウザへ保存します。
保存されることで一度見たWEBページについては、表示速度が速くなるのです。
しかしCookieやCacheの古いデータがたまりすぎると、応答時間が長くなるなどの不具合が出ることもあります。
⑦セキュリティ対策ソフトに関連する不具合
セキュリティ対策ソフトはウィルスなどが蔓延している現代、とても大切なものです。
しかしこのセキュリティ対策ソフトがスムーズなブラウジングを妨げてしまうこともあります。
セキュリティソフトを無効化することで、負荷が軽減しChromeなどブラウザの動作が軽くなることもあります。
ただセキュリティを低くするのはやはり不安です。
セキュリティソフトを無効にするのではなく、保護強化を有効にすることで、ブラウジングを阻害することなく、動作を軽くすることも可能です。
保護強化機能有効化の設定
- Chrome右上の三つの点をクリックし設定を表示させる
- メニュー詳細設定からプライバシーとセキュリティー、セキュリティーをクリック
- セーフブラウジング内にある保護強化機能にチェックを入れる
セキュリティソフトを無効化しても、応答時間が長すぎますという状態が変わらない場合、セキュリティソフトが原因ではありません。
セキュリティソフトを再び有効化することも忘れないようにしましょう。
【原因】⑧プリロード機能の不具合
聞きなれない言葉かもしれませんが、プリロード機能が影響していることもあります。
プリロード機能というのは、サイト上にあるリンクを先に読み込み、表示速度を速くしてくれる機能です。
プリロード機能を利用するとクリックしてすぐにページが表示されるようになりますが、インターネットの環境が悪いところのみ、その効果を感じます。
またプリロード機能を有効化するとメモリが常に消費されている状態となってしまうため、この機能がオンになっている場合、オフにすることで読み込み速度が速くなることもあるでしょう。
プリロード機能は以下のようにオフにします。
- Chromeの右上の設定をクリック
- 左上のメニュー詳細設定からパフォーマンスを開く
- ページをプリロードするをオフ
こうしてプリロード機能をオフにすることができます。
【原因】⑨デバイスのウイルス感染による不具合
どんなことを試しても応答時間が長すぎますという表示が出る・・・という場合、デバイスがウイルス感染している可能性も出てきます。
インターネットは幅広く利用されていますが、インターネットを利用するということはセキュリティを強化してもコンピューターウイルスの感染リスクが伴います。
知らない間に自分が利用しているデバイスがウイルス感染し、インターネットを見るときに速度が遅く成ったことで、何かがおかしいと気が付くこともあるでしょう。
以前Googleなどには外部からのウイルス対策となるクリーンアップツールが搭載されていましたが、現在はありません。
その代わりに保護強化機能があるのですが、これもまた応答時間が長すぎますという表示につながる可能性があります。
デバイスがウイルス感染しているかもしれないときには、すぐ内部に入っているデータを別デバイスに移し、初期化なども考える方がいいでしょう。
「応答時間が長すぎます」の対処法
それでは、ここからは「応答時間が長すぎます」のエラーメッセージの対処法を詳しく確認していきましょう。主な対処方法は7つです。
【対処法】①ルーターの再起動
「応答時間が長すぎます」のエラーメッセージの対処法でご紹介する一つめの方法は、ルーターの再起動です。
電源を切って、約30秒から1分ほど待って、再び電源を入れます。
電源ボタンがない機種の場合は、電源アダプターをコンセントから抜いて、同様に約30秒から1分ほど待って、改めて電源アダプターをコンセントにしっかり差してください。
接続後、通信が安定するまでに数分かかる可能性があります。インターネットに接続可能になるまで、数分待って確認してみてください。簡単に試せる方法で、解決できる可能性も意外に高い方法になります。
【対処法】②LANケーブルの劣化確認
有線LANケーブルを使用している場合、この利用しているLANケーブルの劣化問題があると、「応答時間が長すぎます」とエラーメッセージが出てしまうケースがあります。
気が付かないうちに、LANケーブルが劣化している、もしくは破損しているような場合は、WiFiなどの他の接続方法で、エラーメッセージが出たサイトにアクセスしてみることで、判明することもあるでしょう。
この場合は、LANケーブルを正常に動作するものに変更する、可能なのであればWiFiに変更するなどの対処が必要になります。
【対処法】③WiFiの動作確認
「WiFi接続が遅い、もしくは接続が不安定かどうか、WiFiの動作確認をしてみてください。
特に、空港やカフェなど人の多い場所での、フリーWiFiスポットなどでは、その可能性が高くなります。
【対処法】④当該サイトの状況確認