インスタのアカウントが乗っ取り被害に遭い、ログインできないのが問題になっています。
勝手にパスワードやログインのためのメールアドレスを変更されるとすぐに対処できません。
この記事では、アカウント乗っ取りで、ログインできない時にとるべき行動などを紹介します。
目次
アカウント乗っ取りでインスタにログインできない時にするべき行動
インスタグラム(以下:インスタ)などSNSではアカウントを乗っ取りされることが問題になっています。
アカウントを乗っ取りされると、まず自身のアカウントのはずがログインできなくなることが考えられます。
まずは、インスタアカウントを乗っ取りされてログインできなくなったときにするべき行動を3つ紹介します。
※インスタに乗っ取り以外でログインできない原因や対処法はこちらの記事をご覧ください
パスワードの再設定
インスタでアカウント乗っ取りがわかった段階で、メールアドレスが変更されていなければパスワードを再設定できる場合があります。
インスタアカウントの乗っ取りをした相手が慣れている相手の場合、メールアドレスも変更されてアカウントにログインできないだけでなく、さまざまな情報の変更されていることも考えられます。
まず、ログイン画面でパスワードの再設定ができないかどうか試してみましょう。
ヘルプセンターへの報告
インスタアカウントを乗っ取りされて、パスワードの再設定もできない場合、ヘルプセンターへ報告して対応策を相談してみましょう。
先述したとおり、メールアドレスが変更されているとパスワードの変更ができません。
パスワードが変更できれば、ログインも自身でできるようになりますが、できない場合は個人で対処はできないので早急にヘルプセンターに相談しましょう。
友人への連絡
インスタアカウントが乗っ取りされて、ログインができない場合は、インスタでフォロワーになっている友人に他の手段で連絡を入れておくのもしておきましょう。
アカウントが乗っ取りされることでフォロワーにも被害が及ぶことも考えられます。
インスタでしか繋がっていない場合は仕方ありませんが、他のSNSやメールアドレスなどを知っているなら乗っ取りされた可能性があることを伝えておきましょう。
インスタアカウントを乗っ取りされる5つの原因
では、インスタのアカウントを乗っ取りされたときの原因になりうる5つの原因を見ていきましょう。
推測されやすいパスワードの利用
推測されやすいパスワードを設定している場合は、アカウントの乗っ取り被害に遭う可能性が高くなります。
インスタにログインするには、メールアドレスとパスワードがあれば可能です。
後述する2段階認証を有効にしている場合は、プラスで認証コードの入力が必要ですが、基本的にはメールアドレスとパスワードがわかっていれば誰でもログインできます。
さまざまなウェブサービスで使っているメールアドレスが、何かの拍子に漏洩してしまって、パスワードが推測されやすいものを使っていると簡単にログインできてしまします。
現在は、推測されやすいパスワードは使用しないように促されますが、設定できてしまっている場合は、できるだけ早く推測されにくいパスワードに変更しましょう。
他のウェブサービスとのパスワードの使い回し
インスタと他のウェブサービスでパスワードを使い回ししているとアカウント乗っ取りの被害に遭う確率があがります。
利用するウェブサービスの分だけパスワードを管理するのは大変ですが、現在のスマホやタブレット、パソコンでは端末にパスワードを保存できます。
パスワードの使い回しさえ注意すれば、情報が漏洩してしまった場合でも、他のサービスまで影響を及ぼすことはありません。
デバイスにパスワードを記憶できる機能を活用して、パスワードの使い回しを回避するようにしましょう。
セキュリティ対策をされていないWi-Fiの使用
セキュリティ対策されていない公共のWi-Fiをよく使う方は、情報漏洩のリスクが高まります。
インスタのログイン情報も抜き取られてしまうとアカウントが乗っ取りの被害に遭ってログインできない場合があります。
飲食店などにフリーWi-Fiがある場合、ギガの消費を抑えるために接続したいと思うのは仕方ありませんが、情報漏洩のリスクがあることは理解しておきましょう。
フィッシングサイトなどからの情報漏洩
フィッシングサイトなどから情報漏洩することで、インスタのアカウントが乗っ取り被害に遭い、ログインできない危険性があります。
インスタの偽サイトでなくても、メールアドレスやパスワードを入力してしまうと、使い回しした時点で、インスタにもログインされてしまいます。
インスタのアカウント自体は乗っ取りに遭っても金銭的な被害に遭う可能性は低いですが、フォロワーに対する信頼は下がってしまうかもしれないので注意しましょう。
プレゼント当選などの怪しいDM
インスタのアカウント乗っ取りでよくあるのが、プレゼントに当選したなどの怪しいDMです。
届いたDMの中からフィッシングサイトに誘導されて、結果的に個人情報を入力すると情報が筒抜けになってしまいます。
怪しいDMが届いた場合、送ってきたアカウントが安全なものかをしっかりとチェックして、少しでも怪しいと思ったらリンクにアクセスしないようにしましょう。
インスタアカウントを乗っ取り被害から守る6つの対策
では、インスタのアカウント乗っ取り被害に遭わないための6つの対策を紹介します。
2段階認証を有効にする
インスタでは、2段階認証の仕組みが導入されています。
2段階認証は、メールアドレスとパスワード以外に、認証コードの入力が求められる仕組みです。
メールアドレスやSMSを使って認証コードが送られてくるので、メールアドレスにアクセスされていなければ乗っ取りを防ぐことができます。
2段階認証にすると、ログイン時に手間が増えますが自身のアカウントを守るために有効にしておくことをおすすめします。
強度の低いパスワードは使わない
インスタに限ったことではありませんが、推測されやすいような強度の低いパスワードをウェブサービスに使わないだけでも十分な対策です。
現在多くのサービスでは、どのくらいの強度なのかアカウント作成時にわかる仕組みになっています。
中には、強度の高いパスワードを提案してくれる機能が備わっている場合もあります。
スマホやタブレットのログイン情報保存機能を一緒に活用すれば、忘れる心配もなくなるのでうまく活用してみてください。
パスワードの使い回しを避ける
パスワードの使い回しを避けるだけでも、インスタアカウントの乗っ取り被害に遭う可能性を下げられます。
万が一どこかでログイン情報が漏洩してしまっても、パスワードさえ違えばログインされることはありません。
パスワードを使い回ししていると、メールアドレスにもアクセスされてしまい、乗っ取り被害が拡大する可能性もあるので注意しましょう。
パスワードを定期的に変更する
インスタに限らず、パスワードを定期的に変更するのもアカウント乗っ取りに遭う可能性は下げられます。
パスワードを変更すると、パスワード自体を忘れてログインできない状況に陥ることもありますが、変更したパスワードもデバイスに保存すれば解決できます。
何年もパスワードを変更していない方は、一度変更してみてください。
他サービスとの連携を最低限に控える
インスタでは、外部サービスと連携できますが、連携を最低限に控えることでアカウント乗っ取りを防ぐことができます。
インスタから情報が漏洩してしまった場合は防げませんが、インスタに比べると外部サービスの方が企業規模は大きくありません。
企業が大きければセキュリティに対してしっかりとしているわけではありませんが、インスタを運営するMetaは世界中にユーザーがいるSNS企業です。
情報漏洩やセキュリティに関しては、より厳重に扱っていることが予測できるので、外部サービスと連携する場合は必要最低限に控えましょう。
怪しいDMは無視する
インスタで怪しいDMが届いた場合は、無視することでアカウント乗っ取りの被害を防ぐことができます。
公式サイトがプレゼントキャンペーンをやっている場合もあるので、絶対に怪しいものとは言い切れませんが、そういったアカウントの場合はログイン情報は求めません。
クレジットカード情報や、パスワードの入力、金銭に関わるような何かがある場合は、フィッシングやアカウント乗っ取りの可能性があるので無視するのが一番です。
インスタアカウント乗っ取りで生じる被害
インスタで、アカウント乗っ取りに遭った場合に考えられる被害についても見ていきましょう。
前提として、アカウント乗っ取りに遭うと、そのアカウントを乗っ取られた人の情報に書き換えられることが考えられます。
ここまでで、ログインできない可能性があることは紹介しているので、ログインできない以外の被害について見ていきましょう。
アイコンを変更される
インスタでアカウント乗っ取りに遭うと、まず乗っ取りをした人の好みのアイコンに変更されることが予想されます。
明らかに乗っ取りをした人のアカウントであるように振る舞うために、アイコンを変更するのが手っ取り早く、その後他のことをされます。
関係ない投稿をされる
アイコンを変更され、その人のアカウントであるかのようにされた後は、自分とは関係のない投稿をされる可能性があります。
乗っ取りをした人が、ただ単に乗っ取りをして、普通の投稿をしているだけならそこまで問題ではありません。
中には、スパムのような投稿をされて、フォロワーに被害が拡大してしまう可能性も0ではありません。
投稿・アカウントを削除される
アカウントを乗っ取られて、そのまま使われる場合は、自分がした投稿を削除される可能性があります。
インスタを写真フォルダの代用で使っていると、写真を見るだけでなく、スマホなどの復元もできなくなります。
また、投稿だけならまだしも、不要になったらアカウントごと削除される可能性も0ではありません。
ログインできない場合はアカウントを削除されないように、ヘルプセンターに相談してアカウントの利用を停止してもらうなど対処してもらいましょう。
個人情報が漏洩する
インスタのアカウントを乗っ取り被害に遭うと、インスタに登録した個人情報の盗まれて漏洩につながる危険性もあります。
ログインできないだけであれば、そこまで被害は大きくありませんが、個人情報が流出することで、2次被害、3次被害に広がる危険性が高まってきます。
インスタだけでなく、クレジットカード情報などを登録したウェブサービスにログインできない状況に陥る可能性もあるので注意しましょう。
まとめ
アカウントを乗っ取られてインスタにログインできない時にすべき対処や、原因、アカウント乗っ取りを防ぐための対策などを紹介してきました。
インスタのアカウントを乗っ取られることで、写真や投稿の削除や、アカウント自体の削除につながる場合があります。
パスワードを使い回していると、他のSNSも乗っ取られたり、ウェブサービスにアクセスされる危険性も高まります。
乗っ取りが起こってからでは実際は遅いというのが事実です。
乗っ取り被害に遭う前に、自身で対策を講じておきましょう。