メルカリでは「本人確認」をすることで、利用できるサービスが増えるなどのメリットがあります。
しかし、決められた書類を提出したはずなのに不承認になることがあるようです。
この記事では、メルカリで本人確認ができない原因や対処法について解説します。
また、本人確認の手順、本人確認をしたほうがいいかなどについても紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
目次
メルカリの本人確認で認証されない原因
「メルカリ」は人気のフリマアプリとして人気ですが、書類を提出しても、本人確認ができない(不承認になる)ことがあるようです。
本人確認は必須ではありませんが、「売上金で買い物する」など、本人確認を完了しないと使えないサービスもあります。
ここからは、メルカリで本人確認ができない原因を紹介します。
※参考サイト:メルカリヘルプ
情報の照合に失敗する(書類に不備がある)
メルカリではアプリを使って簡単に本人確認ができますが、情報の照合ができないと承認されません。
可能性として高いのは「書類の不備」です。本人のものではないものや、期限切れの書類では確認ができません。
他にも、スマホのカメラを使って本人確認書類を撮影して提出したときに、入力をした情報と本人確認書類に記載されている情報に誤りがあったり、運転免許証などが鮮明に写っていなかったりするなどが考えられます。
本人確認撮影に失敗する
メルカリの本人登録の「自撮り方式」(後ほどくわしく解説)では、運転免許証などの本人確認書類と、自分の顔写真の撮影が必要になります。このとき画像が不鮮明だと、再撮影を求められる場合があります。
また、情報の照合の失敗とともに本人確認ができない(不承認)の原因で多いのが、チェックしていない項目がある場合です。チェックを入れ忘れるとエラーが表示されて本人確認ができないので、忘れずにチェックを入れましょう。
その他の不承認エラー
他にも、メルカリで本人確認が完了しない(承認されない)ケースには、以下のようなものがあります。
- 回線が不安定
- キャッシュ(アプリ)のエラー
- スマホの不具合
- ストレージ不足
メルカリの本人確認は、ネットワークエラーでできない場合もあります。メルカリに限らず、ウェブサービスで申請をするには、ネットワークは必須です。
通信環境が悪い状態の時の本人確認を行うと、不承認ではなく提出エラーがでる場合があるので覚えておきましょう。
メルカリで本人確認ができない(不承認)時の対処法
ここからは、メルカリで本人確認ができない(不承認になった)ときの対処法を見ていきます。
- 本人確認書類を確認
- 写真を鮮明に撮影し直す
これらについて詳しく紹介します。
本人確認書類を再確認する
用意した本人確認書類に不備がないか確認しましょう。メルカリの本人確認に使えるのは以下の書類のみで、他のものは使えません。
メルカリの本人確認に使える書類
- 運転免許証 / 運転経歴証明書
- マイナンバーカード
- パスポート(2020年1月までの発行のものに限る)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
2020年2月以降に発行された新デザインのパスポートは本人確認に利用できません。これは、2020年2月4日以降に発行されたパスポートには現住所等を記載できる所持人記入欄が削除されているため、住所確認書類として認められないためです。
また、書類と入力項目に違いがないか確認しましょう。記載されている情報と、入力した情報に違いがあると本人確認できません。
本人確認書類と現住所が異なる場合は、補完書類の提出が必要です。
- 公共料金の領収書(電力会社、水道局、ガス会社のいずれか)
- 国税または地方税の領収書
- 納税証明書
- 社会保険料の領収書
※参考サイト:メルカリヘルプ
写真を撮影し直す
本人確認ができなくて、本人確認書類の再撮影や再提出を求められることがあります。承認されない場合は、撮影した写真が不鮮明である可能性が高いです。
よくあるのが以下の点です。これらに注意して再撮影を行いましょう。
- 本人確認証類の全体が写っているか
- 文字のぼやけがないか
- 本人確認書類に光が写り込んでいないか
内容が鮮明に確認できるように、画面に収まる範囲で書類を大きく撮影できるように工夫してください。
また、影や光が映り込まないように撮影したり、書類の内容が鮮明に確認できるように撮影することが重要です。
撮影した写真に問題がある場合は、何度か再撮影をすれば承認されるはずです。
メルカリの本人確認とは
メルカリの本人確認とは、メルカリやメルペイを安全に利用するために、アプリで本人確認書類を提出する手続きのことです。
本人確認が完了すると、売上金で購入できるようになったり、お支払い用銀行口座の登録・チャージ(入金)が利用できるようになったり、多くのメリットがあります。
完了すると、マイページに「本人確認済みバッジ」が表示されます。
特に頻繁にメルカリを利用するユーザーや出品者にとっては、メリットが多いです。信頼性の向上や便利な機能を活用したい場合は、本人確認を行うことをおすすめします。
本人確認しなくても使える機能で満足できれば、しなくても問題ありません。
メルカリで本人確認をしていないと利用できないサービス
メルカリで本人確認を行わないと使えないサービスには、以下のようなものがあります。
本人確認を行わないと使えないサービス
- メルペイあと払い
- 定額払いお支払い銀行口座の登録
- スマートマネーメルカードの発行
- バーチャルカードの発行
- 「おくる・もらう」の受け取り
- メルカリ寄付の利用
これらの機能を使いたい場合は、メルカリアプリで本人確認を済ます必要があります。
メルカリで本人確認をしなくても使えるサービス
反対に、本人確認をしなくても使えるのは、以下のサービスです。
本人確認をしなくても使えるサービス
- メルカリでの商品の購入・出品
- メルペイでの基本的な残高による支払い
- メルカリの売上金やポイントを使った店舗・オンラインショッピングでの支払い
売り上げ金でショッピングするのは、本人確認が済んでいなくても可能です。
これらの機能で支障がないなら、本人確認をしなくても問題ありません。
メルカリで本人確認をする方法と手順
ここからは、メルカリで本人確認をする方法を紹介します。メルカリの「アプリでかんたん本人確認」を使って認証します。
方法は、本人確認書類によって「マイナンバーカード読み取り方式」と「自撮り方式」の2通りです。
マイナンバーカードの読み取り方式の手順は以下の通りです。
マイナンバーカード読み取り方式
- メルカリアプリを開き、「マイページ」を開く
- 設定→個人情報設定→本人情報→本人確認
- 同意して撮影を始める
- 「スピード本人確認」のマイナンバーカードを選択
- 署名用電子証明書のパスワードを入力
- スマホでマイナンバーカードを読み取る
- 必要情報を入力する
- パスコード(メルカリアプリ)を設定する
自撮り方式の手順は以下の通りです。
自撮り方式
- メルカリアプリを開き、「マイページ」を開く
- 「個人情報設定」→「本人確認」をタップ
- 同意画面で同意し、撮影を開始
本人確認書類として使えるもの
メルカリの本人確認に使える書類は複数あります。
マイナンバーカードは読み取りのみで完了するので簡単です。(日本国籍の方のみ)
それ以外は、写真撮影(自撮り)による照合が必要です。運転免許証、運転経歴証明書、パスポート(日本政府発行のもの、ただし2020年2月以降発行の新デザインは不可)在留カードが使えます。
本人確認書類の表・裏・特徴を撮影した後で、自分の顔写真を撮影します。
自撮り(インカメラで撮影)する
スマホのアウトカメラを使って本人確認書類を撮影し、インカメラで顔の撮影(自撮り)をする本人確認方法もあります。
自撮り方式の場合は、先述した他の本人確認書類で利用できます。
- マイページ>設定>個人情報設定>本人情報>本人確認
- 同意して撮影を始める
- 提出する本人確認書類を選択する
- スマホで本人確認書類を撮影する
- 必要情報を入力する
- メルカリアプリのパスコードを設定する
ただし、一部のAndroid端末や動作環境によっては「認証されない」「ピントが合わない」などの事象により、アプリでかんたん本人確認のお申し込みができない可能性があります。
メルカリで本人確認をするメリット
メルカリでは、すべてのユーザーが本人確認をしなければいけないわけではありません。
では、本人確認にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
ここからは、メルカリで本人確認をするメリットを見ていきましょう。
売上金の期限切れの心配がなくなる
メルカリで本人確認を済ますことで、売上金の期限切れを防ぐことができます。
本人確認を済ましていないメルカリユーザーは、売上金を現金にするのに180日という期限が設けられています。
現金化するのに、1回200円の手数料が発生するので、少しても手数料を抑えるためにまとめて現金化した方がお得です。
本人確認が済んでいないと、180日で強制的に振込みが行われるので、手数料が気になる方は本人確認を済ませておくと安心です。
※参考サイト:メルカリヘルプ
売上金を使って買い物ができる
メルカリの本人確認を済ませると、売上金を使ってそのままメルカリでの買い物ができるのもメリットです。
メルペイ残高で買い物をすると、手数料が無料になるのもメリット。
メルカリでの販売と買い物、両方とも日常的に行う方は、本人確認をしておくことをおすすめします。
メリペイ残高に銀行口座からチャージできる
メルカリで本人確認を済ませることで、メルペイ残高に支払い用銀行口座から直接チャージできるようになります、
本人確認を済ませないと支払い用銀行口座の利用は制限されているので、銀行口座からチャージしたい方も本人確認を済ませましょう。
本人確認済みバッジが配布されて信頼度を上げられる
メルカリで本人確認を済ませると、本人確認済みバッジが配布されます。
一時的にメルカリを使っているユーザーかどうかを見分けられるバッジで、そのバッジがあることで、一定以上の信頼を得られます。
本人確認済みバッジがあれば絶対に安心というわけではありませんが、同じようなアイテムを取引する際に、バッジがあることで取引しやすくなるので覚えておきましょう。
付帯サービスを利用できる
メルカリで本人確認を済ませることで、メルカリに関する付帯サービスを利用できます。
- メルペイのあと払い(メルペイスマート払い)の申し込み
- メルペイの定額払いの申し込み
- バーチャルカードの発行
- メルカードの発行
- 自動引き落しによる支払い
- セブン銀行ATMでの現金チャージ
メルカリだけでなく、メルペイを商店でも利用する方にとっては本人確認を済ませることでのメリットが増えるので、検討してみてください。
メルカリで本人確認をするデメリット
では、メルカリで本人確認をすることで生じる可能性のあるデメリットも見ていきましょう。
個人方法の漏洩リスクが高まる
すべてのウェブサービスに言えることですが、本人確認などの書類を提出することは、情報漏洩のリスクがあります。
メルカリは非常に大きな企業なので、、個人情報の取り扱いは厳重にされています。
ただ、漏洩する可能性が0ではありません。情報漏洩のリスクを少しでも下げたい方は、本人確認をしない方がいいかもしれません。
サブアカウントが作れなくなる
メルカルで本人確認を済ませると、サブアカウントの作成ができなくなります。
そもそも、メルカリの利用規約ではサブアカウント運用は禁止されていますし、フリマアプリとして1つのアカウントを育てた方がメリットは多くあります。
ただ、中には、サブアカウントを作成して運用している方もいるかもしれません。そういった方が本人確認をしてしまうとそれ以降アカウントは作れなくなる可能性が高いので注意しましょう。
審査に時間がかかる
メルカリの本人確認をするのに、承認までに時間がかかることがあります。
サービスを利用したいと思ったタイミングですぐに審査が通るわけではありません。
申請自体は365日24時間いつでもできますが、本人確認の審査に最大で5日程度かかる場合もあるので注意しましょう。
まとめ
メルカリで本人確認ができない原因や対処法などについて紹介してきました。
メルカリは、フリマアプリなので、本人確認を済ませることで、売り手側なら信頼度が高まります。
本人確認ができない原因の多くは、提出する本人確認を撮影する際のミスや入力ミスが考えられます。
本人確認書類の撮影をなんとなくで進めてしまうと再提出などになる可能性は0ではないので、細かな部分が見えるように注意して提出しましょう。