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Apple標準マップのメリットは?Googleマップより優れている点

iPhoneやiPadに標準搭載されている「マップ」=Appleマップが、進化していることをご存知ですか?

一時はGoogleマップと比べて、劣っている・使いにくいとされていましたが、実はもうほどんど同レベルの性能になっているのです。

本記事ではAppleマップの実力や新機能の紹介、またGoogleマップと、それぞれの優れている点を比較します。

Apple標準マップとは

Apple標準マップは、iPhone、iPad、Macなどに標準搭載されている地図アプリです。iPhone画面では単に「マップ」と表示されます。

Appleマップは、地図機能を使って移動をサポートしてくれるサービスです。高機能のナビを搭載しており、運転だけでなく、徒歩や公共交通機関、自転車など、それぞれの最適な経路を案内してくれます。

他にも、LookAround(ストリートビュー機能)やFlyOver(上空からの映像)などの機能があります。

今ではGoogleマップと同等

以前まで「地図アプリ」といえば、Googleマップが一強でした。

確かに数年前までは、Apple標準マップ(Appleマップ)は使いにくいアプリでした。建物や施設の名称が間違っていたり、ナビ機能や地図検索の能力もイマイチでした。

しかし最近では、格段に使いやすくなっています。今やAppleマップは、「Googleマップとほぼ同等」といってもいいでしょう。

iPhoneユーザーでもAppleマップユーザーが少ない理由

Apple標準マップは、元々がAppleデバイスのためにAppleが開発している地図サービスです。問題なく使えたら、各種デバイスとの連携なども優れており、GoogleマップよりもiPhoneユーザー向けのアプリといえるでしょう。

Appleマップは2012年にリリースされましたが、当初は不具合が多く、ユーザーのから批判も多かったのです。特に日本での精度が低く、誤ったナビゲーションをすることも多かったため、多くのユーザーがGoogleマップに乗り換えたり、最初からAppleマップを使わなかったりする現象が起きました。

現在では、AppleマップはGoogleマップの精度は同等になってはいますが、過去の経験や使い慣れているなどの理由から、今でもGoogleマップを使い続けている人が多いのだと思われます。

Apple標準マップの特徴

Apple標準マップは、プライバシー保護と各種デバイスとの連携性などにおいて、他の地図アプリよりも優れています。

マップ画面もシンプルでわかりやすく、Appleらしいシンプルなインターフェースで、操作が簡単なことも特徴です。

Look Around、FlyOverなどの独自機能もあり、単なる地図アプリ以上の使い方もできます。

①LookAround機能

(LookAround:ルックアラウンド)は、 周囲の景色を360度見渡すAppleのマップの機能です。2019年に発表されました。

Googleマップでいうところの「ストリートビュー」のような機能です。範囲内を自由に移動したり「周囲を見回す」ことができます。

一部の都市では、360度のパノラマ写真で街並みを閲覧することも可能です。実際にその場所にいるような感覚で、周辺環境を確認できます。

②Flyover機能

Flyover(フライオーバー)も、iOSの標準マップアプリの機能です。

世界の主要都市や人気の観光スポットを3D表示し、「空からの眺め」を楽しめるモードです。360度周囲から楽しんだり、都市のいくつかの名所を巡ったりする「バーチャルツアー感覚」が楽しめます。

日本で表示できるポイントも増えてきました。

Flyoverを利用できるポイントでは、地図上の場所カードに「Flyoverボタン」が表示されます。

③Apple Watchなどとの連携性

Appleマップは、他のApple製品との連携性に優れていることも特徴です。

たとえばApple Watchと連携させると、 iPhoneで設定したルートを腕時計のディスプレイと音声と振動で案内してくれるので、ナビ体験が快適になります。

マップアプリをコンプリケーションに追加することで、Watch画面上でで現在地や目的地までの距離を確認できます。

④検索データがアカウントと紐づかない=匿名性が担保される

プライバシーを重視する人には、Appleマップはおすすめです。

Appleマップで検索した住所や施設名などは、アカウントと紐づかず、匿名でデータベースに保存されています。

一方、Googleマップで検索したデータは、「アカウントと紐づいて」Google社のデータベースに保存されます。「シークレットモード」を使えば回避できますが、レコメンド機能が使えなくなるなど不便です。

その点、Appleマップで検索したデータは、デフォルトで匿名利用となっています。アカウントと連携しなくても使えるので、よりプライバシーが保護されている地図アプリといえるでしょう。

LookAroundの使い方【Apple標準マップ】

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