TikTokやLINE、インスタグラムには「知り合いかも」とプラットフォーム側からつながる相手を提案する機能があります。
プラットフォーム側としては、自社サービスを利用してほしいからこその機能なわけですが、 ユーザー側からすると迷惑に感じてしまうこともある機能です。
当記事では、「知り合いかも」が表示される仕組みや、表示させない方法などを紹介します。
目次
TikTokに表示される「知り合いかも」とは
TikTokなどで表示される「知り合いかも」は、プラットフォーム側からの提案機能です。
他のSNSでも搭載されている機能で、インスタやfacebook、Xなどにも同様の「知り合いかも」は表示されます。
「このユーザーは、ひょっとしてあなたの知り合いではないですか?」と提案(おすすめ)してくれます。
しかし、場合によっては「余計なお世話」と感じることもあるかもしれません。
TikTokの「知り合いかも」の仕組み
多くのSNSで表示される「知り合いかも」の機能は、TikTok以外のプラットフォームもあります。
どのアプリでもアルゴリズムが判断して、「この人とこの人は知り合いではないか」という組み合わせをはじき出して、(おそらくは両者に)提案する仕組みです。
「知り合いかも」が表示されるアルゴリズムの詳細については公開されていません。
「知り合いかも」に表示される条件は?
「知り合いかも」表示のアルゴリズムの詳細は不明ですが、分かっている範囲で推測できることはあります。
- 共通の友人から
- 連絡先のリストに登録されているアカウント
- 趣味や興味が似ているアカウント
- 特定のアクション(メンションや共有)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①共通の友人がいる
まず間違いなく参照されているのは、「共通の友人」です。
自分がフォローしている友だちユーザーがフォローしたアカウントが「知り合いかも」に表示される傾向があります。
つまり、「友だちの友だち」はやはり知り合いだろうという推測から行われている提案と思われます。
しかし、実際には的外れな提案(ぜんぜん知らない人)であることも多く、多くの人がスルーしているようです。
②連絡先に登録されている人(同期設定している場合のみ)
もうひとつの「知り合いかも」判断材料が連絡先、つまり携帯電話の電話帳です。
Tik Tokなどの設定で電話帳と紐づけることが可能です。電話帳を利用してTikTokを利用している友達を探す機能です。
ただし、連絡先との連携をオフに設定していれば、この参照は行われません。
電話帳との連携はLINEにも搭載されている機能ですが、オフにしている人も多いようです。
③特定のアクション(メンションや共有)をしたとき
もう一つの判断材料として用いられている(と思われる)のが、特定のアクションです。
- メンション
- 動画や音楽の共有
SNSで繋がっていない相手に向かって、これらの「アクション」をすることがありますが、この場合もアルゴリズムは「この2人は知り合いかも」と判断して提案します。
しかし、この提案も的外れなケースが多いようです。メンションや共有をしている時点で、相手の連絡先アカウントは知っています。その上でフォロー/フォロワー関係になっていないわけですから。
TikTokの「知り合いかも」に表示されないためには?
TikTokやインスタなどの「知り合いかも」は多くの場合、的外れだったり余計なお世話であるケースが多いようです。
では、「知り合いかも」の機能をブロックすることはできるのでしょうか?
結論を言うと、表示させなくするための方法はいくつかあります。しかし、このマッチングのアルゴリズムは非公開なので、確実な方法はありません。
そこで、ここでは「おすすめに表示されたくないなら念のために控えた方がいい行為」を紹介します。
むやみにプロフィールを見に行かない
SNSによっては、プロフィールを閲覧した相手に「知り合いかも」として表示される可能性があります。ある種の「足跡機能」として機能していると主張している人もいるようです。
ただ、これは可能性としては低いかもしれません。なぜなら、それだと著名人などプロフィールをよく見られる人は提案が多くなりすぎるからです。
プロフィール閲覧が「知り合いかも」の表示基準に影響するかは、可能性としては低いでしょう。
同じWi-Fiを使うと「知り合いかも」に表示される?
同じWi-Fiを使っていると「知り合いかも」に表示される、と言われているSNSがあります。
X(旧Twitter)では度々話題になっている話題で、実際にテストされていた時期もあるようです。職場や自宅のWi-Fiを使っていると、知り合いと判断されておすすめに表示されるというのです。
インターネット広告では、同じWi-Fiを使う人に同じ広告が出てくる傾向があります。Wi-FiはIPアドレスが同じになるため、同じ環境にいる人は似たような興味関心があると認識されるのです。
しかし、これだと職場の人や家族など、本来は知られたくない相手にも表示されて(バレて)しまうので、ユーザーからは不評なようです。
TikTokに「足跡機能」ないが、アクションすると痕跡は残る
TikTokで誰かの動画を視聴しても、痕跡は基本的に残りません。いわゆる「足跡機能」はないのです。
自分の動画を誰が視聴したか、特定できません。確認できるのは閲覧数とハート数のみです。視聴者のIDやニックネームは一切わからない仕様となっています。
ただし、いいねやコメントなど、相手に通知が行くアクションを起こした場合は、相手に表示されます。
視聴回数は残りますが、これは単なる数字としてカウントされるだけで、誰が何回視聴したかは分かりません。例えば、同じ動画を100回視聴すれば、視聴回数は100回として記録されます。
【TikTok】アカウントを非公開設定にする方法
TikTokのアカウントを非公開設定にするには、以下の手順で行います。
まずはTikTokのメニューアイコンをタップし、「設定」に移動します。
設定→プライバシー設定をタップし、「非公開アカウント」をオンにすれば完了です。
「知り合いかも」に表示させない設定方法
TikTokで「知り合いかも」に自分を表示させたくないときに、有効なプライバシー設定を2つご紹介します。
- 「あなたのアカウントをおすすめ表示」をオフ
- 「アクティビティステータス」をオフ
これらのプライバシー設定をしておくと、「知り合いかも」に表示されにくくなります。完全に表示されなくなるかは不明ですが、頻度を下げることは可能です。
以下にそれぞれの手順を紹介します。
「あなたのアカウントをおすすめ表示」をオフにする
TikTokの「あなたのアカウントをおすすめ表示」をオフにするには、次の手順に従います。
- TikTokアプリを開き、画面下部の「プロフィール」をタップ
- 画面上部のメニューをタップ
- 「設定とプライバシー」を選択
- 「プライバシー」→「あなたのアカウントをおすすめ表示」へ進む
- 一番下のチェックを外す
ちなみに、16歳未満のユーザーは、デフォルトで「アカウントのおすすめ表示」がオフになっています。
アクティビティステータスをオフにする
「アクティビティステータス」とは、最新のログイン時間をフォロワーに表示される機能です。
TikTokのアプリでアクティビティステータスをオフにするには、次の手順です。
- 画面下部の「プロフィール」をタップ
- 画面上部のメニューボタンをタップ
- 「設定とプライバシー」を→「プライバシー」を選択
- 「アクティビティステータス」の設定をオフ
初期設定では、「アクティビティステータス」はオフになっています。