それでは実際に、iphoneをVPN接続する方法をご紹介したいと思います。
利用するまでの流れは次のようになります。
- iphoneの設定でVPNの項目を一部入力する
- VPNの項目をコピーする
- 全ての項目を埋める
まずは、設定からVPNを開きましょう。
「VPN構成を追加…」をタップ。
ここの項目を埋めていきます。
サーバーやパスワードは選択したものによるので、ご自身で接続したいVPNの項目を入力してください。
イモトのWi-Fiなどをレンタルした方は、本体と同時にVPNの接続方法があると思いますのでそちらを参考にしてください。
VPNアプリを利用する方は、接続したいサーバーを選択して、その情報を記入することで接続完了です。
目次
VPNを利用して中国でLINEを利用する際の注意点
中国でLINEを利用している間は「VPN」をつないだままにしておきましょう。
滞在中VPNを切ってしまうと「IPアドレス」が変更となってしまうため、またLINEが利用できなくなります。
また無料のVPNアプリがありますが、なるべく利用しないことをおすすめします。
無料のVPNは接続スピードも遅く快適に利用できないほか、個人情報の漏洩などのリスクも大きいです。
中国でLINEを使う時のおすすめVPNアプリ
VPNを利用できるようにするアプリをいくつか紹介します。
- 無料のものはセキュリティが弱い
- 接続できるサーバーは有料の方が豊富
無料と有料ではこのような違いがあります。
それを踏まえた上でご覧ください。
【無料】VPNネコ
VPNネコは、短期の出張におすすめです。
中国国内でも利用しているユーザーが多く、ワンタッチで接続できる手軽さも人気となっています。
接続するWi-Fiにもよりますが、通信速度は遅めです。
時間帯やエリアによって繋がりにくいところもあります。
無料で使えるVPNアプリとしては優秀です。
VPNサーバー数は10台で、接続できるデバイスは1台となっています。
またこのアプリは登録しなくても永久無料で利用できる点も魅力です。
【無料】Aloha Browser
Aloha Browserを開いているときだけVPNを有効にすることができます。
設定がほとんどなく手軽に始めることができ、通信速度も比較的速いです。
軍事グレードの暗号化、データ圧縮、またログなしのVPNも提供しており、記録することなく完全なプライベートモードで利用できます。
メディアプレーヤーもほとんどのフォーマットをサポートしているので安心です。
ただし中国では一部地域で利用できないこともあります。
【有料】OpenVPN Connect
税込1080円のアプリ。
接続方式が多く、比較的簡単に設定し、ワンタッチで接続することができます。
先進的な暗号化アルゴリズムとセキュリティプロトコルによって高度なセキュリティを保持しています。
設定オプションが豊富で、ユーザーのニーズに合わせてVPN接続を微調整できるのも魅力です。
さまざまなプロットフォームに対応しているので、ビジネスでの利用にもおすすめします。
ただし設定が少々難しく、初心者にとってはハードルが高いといわれています。
【有料】ExpressVPN
税込1400円の有料アプリです。
どんなネット環境でも、安定した通信速度を確立することができるため人気となっています。
画像処理や動画をダウンロードすることが多い方にもおすすめします。
使いやすく性能がいいと評判のアプリです。
中国でも快適な通信速度を体感できます。
スマホアプリ経由で計yくすると1週間無料で利用できますが、1週間以内に解約しないと「強制的に年間契約」になるので注意が必要です。
中国でLINEをVPN以外で利用する方法
中国でLINEを利用する場合、VPNの利用が一般的です。
しかしVPNを利用しなければLINEができないということはありません。
VP付きWi-Fiルーター・香港SIMカード・外資系ホテルのWi-Fi・国際ローミングという方法があります。
VPN以外でLINEを利用したい人は、活用してみてください。
VPN付きWi-Fiルーターを利用する
一般的なVPNサービスとは違い、VPN付きWi-Fiルーターで接続すれば、LINEを利用できるようになります。
レンタルWi-Fiは、中国向けのものはあらかじめVPNがついているものが多いので、中国向けのWi-Fiルーターを利用しましょう。
中国のレンタルWi-Fiでおすすめしたいのが以下です。
- グローバルWi-Fi
- jetfi
- エクスモバイル
- イモトのWi-Fi
- チャイナデータ
また通常とは違い、Wi-Fiルーターがないと接続できないので、あらかじめレンタルWi-Fiルーターを予約しておきましょう。
香港SIMカードを利用する
香港SIMカードを利用すれば中国でもLINEができます。
香港のプリベイトSIMカードを利用すれば、中国から接続する場合でも「いったん香港を経由」するため、LINEを利用できるのです。
ただし香港は現在一国二制度となっていますが、この先インターネットについて中国から干渉される可能性もあります。
現在は利用できる状態なので、中国に行く際には香港のプリベイトSIMカードを持っていると便利です。
国際ローミングを利用する
国際ローミングを利用すれば日本の通信事業者を利用できます。
国内の通信事業者が、海外の国や地域でサービスを提供している海外の通信事業者のネットワークを利用して、データ通信やSNS、音声通話などを行う仕組みです。
機材も何もいらず、そのまま利用できますが、「パケット通信費用」がかかります。
かなり高くなる可能性もあるため、国際ローミングでLINEを利用する際には、海外定額サービスなどを利用するといいでしょう。
外資系のホテルWi-Fiを利用する
中国で宿泊する際、外資系ホテルを利用するのであれば、VPN接続しているかどうか確認してみましょう。
外資系ホテルの場合、VPN付きWi-Fiを利用している可能性もあります。
ただ宿泊するホテルでVPN付きWi-Fiを利用していないこともありますので、中国国内で利用できるSNSや、別の方法でもLINEを利用できるようにしておくと安心です。
VPNでLINEを利用するのは違法になる?
VPNなどのシステムを利用する際、違法性はないのか気になる人もいるでしょう。
中国の場合は「許可されたVPN以外の利用は禁止」なので、中国側で禁止していないVPNであれば利用しても違法となりません。
ただしVPNの利用をすべて禁止している国もあるので注意が必要です。
許可されたVPN以外の利用が違法
- 中国
- ロシア
- イラン
VPNの利用が違法
- 北朝鮮
- ベラルーシ
- トルクメニスタン
- イラク
- オマーン
VPNの利用は合法・ただしSNSの利用は規制あり
- ウガンダ
VPNの利用は合法・ただし違法・不道徳行為への利用は違法
- トルコ
- エジプト
- アラブ首長国連邦
まとめ
今回は中国でLINEを利用するために何が必要なのか紹介しました。
VPNは中国に行く以外にも、日本での日常生活でフリーWi-Fiに接続する際にセキュリティを高める目的で利用することも可能です。
これからも中国に行くことが多い方は、VPNアプリを利用してみてはいかがでしょうか。