タイムツリーの危険性について検証します。共有機能で位置情報がバレる、写真が相手に見えてしまう等の危険性はあります。しかし運用でリスク回避すればタイムツリーは非常に便利なツールです。多くの利点や具体的な使い方、家族間での予定表としての利用など活用法を紹介します。
目次
タイムツリーに危険性はないの?
結論から言ってしまいますと、タイムツリーそのものには危険性はありません。
タイムツリーを使う上での設定、特に「共有機能」を用いることから危険性があると言われていますが、ユーザー間で共有をしなければ見ることができないので安全と言えます。
タイムツリーでの主だった機能としては、以下のようなものがあります。
- セキュリティロックがない
- 編集が誰でも可能
- 予定がのぞき見されてしまうことがある
上記のような、セキュリティ上の配慮を欠いてしまった場合には、危険性があるといわれています。
危険性があると言われる理由は共有機能
突き詰めると、危険性が存在する理由は、共有機能を使うことに由来します。しかしながら、これはすべてのスケジュールをタイムツリーで共有している場合です。
タイムツリーでは、いくつかの個人リソースを共有して使う場合が多いのですが、ここを慎重にしておかないと危険性があるといわれています。
それでは以下に、タイムツリーでの危険性をいくつか見ていきましょう。
共有機能を使うと位置情報がバレるので注意!
タイムツリーで共有機能を使った場合に、危険性があると言われる一番の理由とは、位置情報がバレることでしょう。共有機能をONにした場合、位置情報がわかるので、以下に示す点は常に全てバレることになってしまいます。
- 日付
- 時間帯
- 在住地
このためタイムツリーの共有機能を使う場合、位置情報の共有についてはクローズドな環境でやらない限り、所在がバレる危険性が常時残ると言えます。
家族間であっても、恋人同士であったとしても、行動範囲が全て筒抜けでバレるのはどちらにとってもメリットにはならないでしょう。
写真の共有機能
次の危険性があると言われる理由は、写真の共有機能です。写真の共有機能としては、位置情報と比べればそれほど大きな危険性ではありません。
ただ自分が見られたくないような写真を、間違って共有してしまう危険性があります。また「写真を追加しますか?」から写真を追加した場合には、共有相手にも表示されるようになっています。
これをタップするとカメラロールが開き、誤って写真を追加してしまうことがあります。そういった危険性を考慮しますと、写真の共有機能は「OFF」にしておいたほうが賢明でしょう。
スパムメールの共有機能
次の危険性があると言われる理由は、スパムメールの共有機能です。スパムメールの共有機能では「Found in Mail」というiOSの機能を搭載しているため「すべてのカレンダー」上にも表示されていることになります。
そのためスパムメールの共有機能を停止して危険性を下げるためには、以下の方法が考えられます。
TimeTree上で予定を非表示にしたい場合
TimeTree上で予定を非表示にしたい場合には、次の2ステップの設定をすればOKです。
- 右下の「設定」をタップ
- 予定の色と同じカレンダー名の右側のボタンをOFF
カレンダー名としてよくあるのは、下記の3つくらいです。
- 「event」
- 「Found in Mail」
- 「Siriからの提案」
予定自体を変更・削除したい場合
次は予定自体を変更・削除したい場合です。予定自体を変更・削除したい場合は、下記の設定でOKです。
- iOS標準カレンダーアプリ上で変更・削除操作をする
またiOS標準カレンダーアプリ上で変更・削除操作ができない場合は画面中央の「カレンダー」をタップ。
そしてiOS標準カレンダーアプリ上で変更・削除操作をしましょう。
本機能自体を利用しない場合
次は本機能自体を利用しない場合です。本機能自体を利用しない場合は、次の通り進めます。
- 設定アプリを起動
- 「カレンダー」→「Siriと検索」→「Siriからの提案」をOFFにする
- 「パスワードとアカウント」→「CLICK SUBSCRIBE」を削除
次はスパムメールを報告する方法です。
スパムメールを報告するには、APPLEサポートへ報告する必要があります。
タイムツリーを使う利点は?
ではタイムツリーを使う利点を見ていきます。
タイムツリーを使う利点にはいくつかあるので、1つ1つ見ていきましょう。