引越し業者は、地域密着型の中小引越し業者と全国展開している大手の引越し業者に大別されます。
中小引越し業者は、地域密着型で近距離や中距離の引越しを対象としており、首都圏内や大都市近郊までなどに引越しが制約される場合があります。
また、使用するトラックも大型車を何台も保有しているわけではなく、おもに、学生や一人暮らしの人、単身赴任といった荷物の量がさほど多くない場合に特化している業者も多いようです。
大手引越し業者は、全国に支店などを構えており、トラックなどでの荷物の輸送はもちろん、荷物の搬出や搬入に必要な人手を引越しの場所によらず確保しています。また、大量の荷物であっても対応できる人数を手配可能です。このため、遠距離の引越しや家族全員での引越しなどの場合は、大手引越し業者の方が安心です。
料金面では中小引越し業者の方が安い場合が多く、大手引越し業者は、価格は高めですがサービスの充実度や対応の柔軟性に優れているといえるでしょう。
以下では、引越し業者を選ぶ際のポイントを4つ紹介します。
目次
引越し料金の安さで選ぶ
引越し料金の設定は業者によって異なります。一般的には、大手引越し業者より中小引越し業者の方が、料金は安く設定されている傾向にあります。
近場での引越しで、できるだけ安く引越しをしたい場合は、地元で評判の地域密着型の中小引越し業者を候補に入れて検討するとよいでしょう。
業者の対応や評判の良さ
引越し業者には、大切は家財などの運搬を任せるわけですから、荷物を乱暴に扱われたり、引越し先の建物を汚されたり傷つけられたりするのは避けたいところです。
そのためには、運送業者の対応が丁寧であるかや評判はどうかなどを確認しておくことが大切です。
確認にポイントとしては以下の点があげられます。
- 見積り時の電話対応や見積り訪問した担当者の対応に問題はなかったか
- 口コミサイトなどで、引越し作業時の荷物の搬入・搬出、梱包・開梱などの作業は丁寧か
引越しの日程と時間
引越し業者を選ぶ際には、引越しの日程と時間が制約となることがあります。
年度替わりに時期である3月や4月は、引っ越しシーズンといわれるほど引越しが多く、業者も多忙になっています。そのため、頼みたいと思っても業者に断られることもあり得ます。
また、近距離の引越しであれば1日で、遠距離の場合は人の移動時間に合わせて引越し作業を進めます。引越しは時間帯に合わせ、午前便・午後便・フリー便といったプラン設定の場合があります。
午後便やフリー便は午前便より料金が安い傾向にありますが、午後便・フリー便の場合は引っ越し作業が深夜に及ぶこともあり得ますので注意が必要です。
オプションサービスの充実度
引越し業者によって基本料金に含まれる作業とオプションサービスのメニューは異なっています。このため、何が基本料金の範囲で行なってもらえ、別途費用がかかるサービスは何かをきちんと確認しておく必要があります。
例えば、無料提供の段ボール箱の個数やエアコン脱着料金の有無などは確認しておくとよいでしょう。
また、ピアノなどの運送や廃棄物の処分などはサービスとして取り扱っていない業者もいます。これらが必須の場合は、取り扱う業者が限られるので、見積条件などで早めに業者をチェックしましょう。
安い引越し見積りをくれる業者を探す3つのコツ
ここでは、なるべく安い見積もりを業者から引き出すためのコツを3つ紹介します。
引越し一括見積りサービスを利用して相見積り
引越し一括見積りサービスを利用すれば、自分のデータを一回入力するだけで複数の業者から相見積りを取ることができるので、簡単に業者を比較・選定できます。
また、業者も競争相手がいることを理解しているので値引き交渉なども有利に進めることができる可能性も高いのです。