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SafariでのCookie削除をiPhone版とMac版で解説

Apple社の製品であるiPhoneやMacを利用している方は、インターネットを見るときにSafariを使っている人も多いのではないでしょうか。今回はSafariでのCookieの削除方法をiPhone版とMac版それぞれで解説していきます。

Cookieとは

そもそもCookieというのは検索して訪れたWebサイトのユーザー情報を保存する仕組みのことです。ここでのユーザー情報とはIDやパスワード、メールアドレスやサイトの閲覧内容のこと。

この機能があることで、Webサイトログイン時に以前のデータをそのまま使えるというメリットがあります。またショッピングなどでの前回の閲覧履歴を保持し、それに関連した広告が表示されるなどつかいこなせば便利な仕組みがCookie。

ただ情報が保存されてしまうので、他の人が同じ端末でログインが簡単にできてしまうなどのデメリットも存在します。またデータを蓄積し続けるということで、手持ちのiPhoneやMacの動作が重くなってしまう原因にも。Cookieの削除方法を覚えて不要な時は使わないなど、工夫をしてみてください。

iPhoneでSafariからCookieを削除する方法

iPhoneの標準的なブラウザであるSafariを利用しているユーザーは多いのではないでしょうか。そこで今回はSafariでのCookieの削除方法をお伝えしていきます。3パターンiPhoneのSafariでのCookie削除方法を案内しますので、目的に合わせた削除方法を見てください。

iPhoneでの削除方法①Cookieをすべて削除する

最初のiPhoneでのSafariのCookie削除方法はすべて一括で削除する方法です。

iPhoneのホーム画面で「設定」のアイコンをタップします。設定の中に「Safari」があるのでそちらをタップしましょう。下のほうに「履歴とWebサイトデータを消去」を押すと確認画面が出ます。消去をするとそのiPhoneのSafari上にあるCookieのデータはすべて削除されます。

ちなみにSafariの機能には自動入力機能があります。この自動入力の情報に関してはCookieを削除しても変更されませんので、安心してください。

iPhoneでの削除方法②閲覧履歴を残してCookieのみ削除する

次にiPhoneでのSafariのCookie削除で閲覧履歴を残したまま、Cookieのみを削除する方法をお伝えします。

iPhoneのホーム画面で「設定」のアイコンをタップします。設定の中に「Safari」があるのでそちらをタップしましょう。下のほうに「詳細」があるのでタップをし、「Webサイトデータ」を押します。そこで「全Webサイトデータを削除」を押して確定させると、そのiPhoneのSafari上の閲覧履歴を残した状態でCookieのみ削除できます。

iPhoneでの削除方法③サイト毎に個別でCookieを削除する

最後にiPhoneでのSafariのCookie削除をサイト毎に個別で行う方法をお伝えします。方法自体は途中までは削除方法②と一緒です。

iPhoneのホーム画面で「設定」のアイコンをタップします。設定の中に「Safari」があるのでそちらをタップしましょう。下のほうに「詳細」があるのでタップをし、「Webサイトデータ」を押します。「編集」のボタンを押すと、並んでいるWebサイトデータの横にマイナスのマークが表示。マイナスマークをタップして削除を押すことで個別にCookieを削除可能です。

iPhoneでSafariのCookieをブロックする方法

ここまでSafariに保存されたCookieの削除方法についてお伝えしましたが、最初からCookieを残さない方法も存在。ここではCookieのブロック方法についてと、CookieをブロックすることでSafari上に発生する不具合について解説します。

ブロックする方法

iPhoneでのSafariのCookieをブロックする方法について解説していきます。

iPhoneのホーム画面で「設定」のアイコンをタップします。設定の中に「Safari」があるのでそちらをタップしましょう。「すべてのCookieをブロック」を押すと確認画面が出ます。そのまま確認が完了すると、Cookieのブロック機能が働きます。

ブロックする時の注意点

Cookieをブロックする際に注意しておかなければならない点があります。まず確認画面では「Webサイトが正常に動作しなくなる場合があります」と表示されているように、一部のWebページが機能しなく恐れが。

例として、ユーザー名とパスワードを正しく入力してもログインできなくなる可能性があります。またWebサイト閲覧時にCookieが必要というエラーや、Cookieを許可してくださいと表示されることも。

MacでSafariからCookieを削除する方法

パソコンでMacを使っているユーザーもWebブラウザにSafariを使っている人が多いでしょう。MacのSafari上でもiPhoneと同じように、Cookieが蓄積される仕組みです。iPhoneとMacでは若干Cookieの削除方法などが違いますので、ここからはMacでのCookie削除方法に特化して解説していきます。

Macでの削除方法①すべてのCookieを削除する

Macでの削除方法はまずSafariを起動させます。メニューバーに表示されている「Safari」をクリックしましょう。項目の中から「環境設定」を選択します。環境設定の画面に移ったら「プライバシー」のタブをクリック。「CookieとWebサイトのデータ」にある「Webサイトデータを管理」を押します。

詳細画面に移るとCookieが保存されているWebサイトの一覧が出てくるので、すべて選択したうえで「すべてを削除」をクリック。そのMacのSafari上にあるCookieをすべて削除することができます。

Macでの削除方法②サイト毎に個別でCookieを削除する

実はMacでのCookieをサイト毎に削除する方法は先ほどの手順と変わりません。

Safariを起動させメニューバーに表示されている「Safari」をクリック。項目の中から「環境設定」を選択します。環境設定の画面に移ったら「プライバシー」のタブをクリック。「CookieとWebサイトのデータ」にある「Webサイトデータを管理」を押します。

詳細画面に移るとCookieが保存されているWebサイトの一覧が出てくるので、個別にCookieを削除したいサイトを選択しましょう。そのうえで「削除」をクリックすると、消したいサイトのCookieのみを削除することが可能です。

MacでSafariのCookieをブロックする方法

Macでも最初からSafariにCookieを残さずにブロックする方法が存在。ブロック方法とブロックする時の注意点について解説していきます。

ブロックする方法

Safariを起動させメニューバーに表示されている「Safari」をクリック。項目の中から「環境設定」を選択します。環境設定の画面に移ったら「プライバシー」のタブをクリック。「CookieとWebサイトのデータ」にある「すべてのCookieをブロック」にチェックをつけます。

ブロックする時の注意点

Cookieをブロックすることで、Webサイトや広告プログラムがCookieやその他データをMacの端末上に保存不可能に。個人情報の流出などが防げますが、Webサイトによっては正常に動かなくなる可能性があります。

Cookieを削除するとどうなる

iPhoneやMacでもSafariのCookieを削除することで起きる現象は同じです。

まずログイン情報をすべて削除するので、ログイン状態はリセットされます。さらに検索結果の広告などのおすすめ機能が、検索に合わせたものではなくなります。いずれの機能もメリットを感じていなければCookieを削除しても問題ないでしょう。

コンテンツブロッカーでCookieを防ぐ

Cookieを防ぐためにはコンテンツブロッカーと呼ばれる他社製のAppや拡張機能を用いることができます。コンテンツブロッカーのアプリを入手したら次の手順で有効にしましょう。

iPhoneのホーム画面で「設定」のアイコンをタップします。設定の中に「Safari」があるのでそちらをタップしましょう。「機能拡張」をタップして、表示されているコンテンツブロッカーを有効にします。

まとめ

今回の記事ではiPhoneやMacでは使うことが多い、SafariのCookieを削除する方法についてご紹介しました。サイト毎に削除する方法もありますし、最初からCookieを残さない設定にすることも可能です。あなたの目的にあったCookieの削除やブロックを使ってみてください。