ライザのアトリエでのMOD導入方法と注意点を徹底解説します。ダウンロードからファイル展開する手順と、衣装MODのファイル一覧も一気にご紹介します。また日本語環境でうまく動作しないケースやその他リスクもありますので必ずバックアップを取り自己責任で楽しみましょう!
目次
ライザのアトリエとは
ライザのアトリエは、錬金術によってアイテムを作成するということをメインに物語が展開する「アトリエシリーズ」のゲームです。
特に「ライザのアトリエ~常闇の女王と秘密の隠れ家~」は、シリーズ最高の売り上げを誇りガストブランドの代表作として知られています。
20年以上という歴史を持つタイトルだけに、いつかやってみたいと考えていた方も多いのではないでしょうか。
アトリエシリーズは、錬金術が主軸となっており、その世界の中でキャラクターたちがやりたいことをやっていった結果、世界に迫っていた危機が回避されていたというストーリー展開です。
こうしたゲームには珍しく「日常」にスポットが充てられていて、ゲームをやりつくしていくというよりもシナリオが重視されています。
物語の柱となるシステムは「3つ」あり、物語に沿ってエリアを探索し、エリアで採取した素材を使い錬金術を繰り広げていきます。
【3つのシステム】①採取
採取地となる場所では、木・岩などを調べていくことで採取するものが見つかり採取していくのですが、採取するものによって採取する道具が自動的にチェンジしていきます。
採取するための道具を錬金術によって調合することができれば、高レベルな道具によってより貴重な素材を得ることも可能です。
例えば錬金術で道具を作る際、木を切ることと草を刈るという2つの違う技術を併せ持つように作ることもできます。
少しずつ採取できるものが多くなり、こうした「高位レシピ」を作れるようになると、さらにレアな採取物を見つけることができるわけですね。
ライザのアトリエでは、こうした高位レシピをなるべく早く調合できるようにすることが、ゲーム攻略の肝となります。
コツコツ採取する面白さと、収集する面白さなど、様々な楽しみがあるゲームです。
【3つのシステム】②調合
調合はアトリエシリーズの中心といえるシステムですが、「マテリアル環(マス)」に合わせ、採取した素材を入れるという、誰にでもできる簡単な方法で行うことができます。
材料となる採取物をい組み合わせることで、新しいアイテムを作ることが可能です。
このゲームでは「マテリアル環」と呼ばれる「マス」が接続されているツリーが表示されます。
表示されたマテリアル環に必要な素材を入れていくことで調合が行われ、素材づくりが進行していくシステムです。
マテリアル環では1つ1つに効果が設定されていて、必要な属性と材料を合致させて調合すれば効果が発揮される仕組みとなっています。
ただし素材を投入できる回数には制限があり、これは錬金術のレベルが上がる際に一緒に上昇する仕組みです。
マテリアル環の回数が少ない物語の序盤戦では、どこのマスの効果を発現させるべきか・・・と悩むのですが、それもこのゲームの醍醐味でしょう。
【3つのシステム】③バトル
このゲームのバトルは、1人を指定してバトルし、残りのキャラクターは自動的にバトルに加わるといいう、リアルタイムアックティクスバトルが採用されています。
キャラクター1人ずつそれぞれにコマンドを入れて動かす・・・ということではなく、一気にたたみかけていくような攻撃、戦闘となるためかなりスピーディです。
バトルの基本はアクションポイント「AP」を攻撃やアイテム採取でためていき、スキルを使用しAPを消費しつつバトルするという形となります。
APはパーティーの共有となるため、APを貯める人、APを消費して戦う人・・など、役割分担をうまく考えることが重要です。
バトル中に出す要望に応えていくと、「オーダー」として技を発動できます。
これがかなり強力です。
オーダーには以下の種類があります。
- アクションオーダー・・・操作しているキャラクターに行動を提案する
- エクストラオーダー・・・敵のスペシャルアタックを阻止できる
- ノーマルオーダー・・・操作しているキャラクターがやばいときHPを回復できる
ライザのアトリエのMod導入方法
ライザのアトリエにModを導入するにはどうしたらいいのでしょうか?
- PCのスペックを確認
- ツールをダウンロード
以上の手順で行えば、ライザのアトリエのModを導入することができます。以下で手順を順番に紹介しているので、一緒にみていきましょう。
PCのスペックを確認
ライザのアトリエにmodを導入して遊ぶ場合、PCのスペックはある程度高いものである必要があります。まずは、ご自身のPCスペックをご確認ください。
特に重要視されるグラフィックボードですが、目安としては「GTX1660SUPER」またはそれ以上のものであれば問題ないでしょう。
ツールをダウンロード
「Atelier_PAK_Decrypt」をダウンロード&解凍
まずは、Atelier_PAK_Decryptという解凍ツールをダウンロードします。
https://github.com/shizukachan/atelier_pak_decrypt/releases
こちらは、ライザのアトリエのゲームフォルダ内で使用されている.PAK形式の圧縮ファイルを解凍するためのツールです。
「Atelier_PAK_Decrypt.zip」がダウンロード出来たら、zipファイルの解凍ツールなどで解凍しましょう。インストール不要のアプリケーションですので、解凍した後は簡単にアクセスできる場所に保管しておきましょう。
なお、このツールは.exeファイルです。実行するには管理者権限が必要ですのでご注意ください。
ファイルを展開
まず、ライザのアトリエのゲームフォルダを開きます。
C:\Steam\steamapps\common\Atelier Ryza\Data
上記のフォルダへ移動すると.PAKファイルを一覧でみることができます。
今回変更する衣装(外見)は、「PACK00_02.PAK」に属しますので、この.PAKファイルを先ほどダウンロード&解凍した「Atelier_PAK_Decrypt」のフォルダ内に移動しましょう。
このとき、ライザのアトリエのゲームフォルダ内には同ファイルを残さないようにします。残した場合そちらが優先的に読み込まれてしまうため、Modでの変更箇所が反映されません。
ファイルの移動ができたら、「PACK00_02.PAK」を「a18_decrypt.exe」にドラッグ&ドロップします。
なお、Mod導入後にゲームをデフォルトの状態に戻したくなった際は、先ほど移動した「PACK00_02.PAK」をライザのアトリエのゲームフォルダ内の元々あった場所に戻しましょう。
それだけでゲームを元通りにすることが可能です。
「data」フォルダをコピー
「Atelier_PAK_Decrypt」内に「data」フォルダが出来たことを確認します。確認できたら、その「data」フォルダをライザのアトリエのゲームフォルダ内へコピーします。
C:\Steam\steamapps\common\Atelier Ryza
これで、Mod導入のための下準備が完了しました。
なお、「Atelier_PAK_Decrypt」フォルダ及び「PACK00_02.PAK」ファイルは、消去せずバックアップとして保管しておきましょう。
衣装Modの導入方法
まず、使用したい衣装のModファイルを、ネット上からダウンロードするなどして用意します。用意ができたら、先ほど下準備した「data」フォルダ内に移動します。
移動先は、Modのフォルダ名と同じ名前のフォルダに入れるようにしましょう。
例えば、Modファイル名に「pc00a」とある場合、同じ名前の「pc00a」というフォルダに入れることになります。
移動が終わったらゲームを起動します。衣装が変わっていれば導入完了です。
衣装一覧
Modファイルや、dataフォルダ内で使われている「pc00a」などのファイル番号は、ライザのアトリエ内の各キャラクターの衣装に対応しています。
そのため、対応するファイルをリネームすることで、任意のデフォルト衣装にModを反映することが可能です。
ファイル番号と衣装の対応は、以下の一覧を参照してください。
●ライザ
- pc00a = デフォルト
- pc00a_wet = デフォルトの雨などで濡れたとき
- pc00b = 青ぷにTシャツ
- pc00c = 白Tシャツ
- pc00d = クラウディア衣装
- pc00e = 色違い1
- pc00f = 色違い2
- pc00g = 色違い3
- pc00h = サマーアドベンチャー
●クラウディア
- pc01a = デフォルト
- pc01e = 色違い1
- pc01f = 色違い2
- pc01g = 色違い3
- pc01h = サマーアドベンチャー
●タオ
- pc03a = デフォルト
- pc03e = 色違い1
- pc03f = 色違い2
- pc03g = 色違い3
- pc03h = サマーアドベンチャー
●アンベル
- pc04a = デフォルト
●リラ
- pc05a = デフォルト
【Steam版】ライザのアトリエ3の推奨スペック
こちらではSteam版のライザのアトリエ3についてスペックを紹介します。
Steam版のライザのアトリエ3witchとの違いは、MODが動くという点でしょう。
解像度についても、4K解像度で600fpsで動作します。
このような違いを考えると、パソコンのスペックも高いものが要求されるのでは?と不安になる方も少なくないでしょう。
そこでSteam版のライザのアトリエ3について「推奨スペック」を調べてみました。
ライザのアトリエ3【MODなし公式】スペック
ライザのアトリエ3の推奨スペックでも、MODなし公式のスペックは以下のようになっています。
OS | Windows10・11(64bit) |
CPU | Intel Core i7-6700 もしくは AMD Ryzen5 1500X以上 |
メモリ | 16GB |
グラボ | NVIDIA Geforce GTX 1070 もしくはAMD Radeon RX 580以上 |
HDD SDD 空き容量 | 50GB以上 |
フルHD fps | 60fps |
前作と比較すると、GPUなどが容量アップしています。
パソコンの性能としては、数年前のグラフィックボード搭載ゲーミングパソコンであれば利用できるというイメージです。
もしもゲーム用に20万円くらいするゲーミングパソコンを持っているのなら、多分今回の推奨スペックを満たしていると思うので確認してみてください。
これからゲーム用に新しくパソコンを買うということであれば、10万くらいのゲーミングパソコンでいいのでは?と思われます。
ただし、10万円くらいのゲーミングパソコンだと、メモリが8GBであることも多いため注意が必要です。
推奨スペックはメモリ16GBなので、確認してみましょう。
ライザのアトリエ3【MOD製作者】スペック
ライザのアトリエの公式でMODはサポートされていません。
そのため、この先にMODがどんどん増えていくということはないといわれており、以下に示したスペック以上にMODの推奨スペックがアップすることはないでしょう。
OS | Windows10(64bit) |
CPU | Intel Core i5-6000番台 もしくはCore i7-9700以上 |
メモリ | 16GB以上 |
グラボ | フルHD GTX 1080 もしくは RTX 2060 4Kの場合RTX 2080 Super |
HDD SDD 空き容量 | 30GB以上 |
このスペックの中で注意点としては、GTX1080はすでに販売されていない古いものだという点でしょう。
RTX2060がGTX1080と似たグラフィックボードになるようです。
映像がカクカクすることもなく、見た感じ全く不自然なイメージなく動いています。
ライザのアトリエ3 うまく起動できないときは?
ライザのアトリエがうまく起動できないときには、まず必要動作環境を満たしているかどうかを確認し、その後、以下のことを試してみてください。
(Windows版動作環境確認 → こちら パソコンの動作環境調査ツール → こちら )
- Steam上で「ゲームファイルの整合性の確認」の実行
Steamライブラリから歯車(設定)アイコンをクリック
プロパティを表示
インストール済ファイルからゲームファイルの整合性を確認 - 複数のGPUを搭載している場合はディスプレイのグラフィック設定をチェック
デスクトップで右クリックしディスプレイ設定を選択
ダイアログ右下のグラフィックの設定を選択
「基本設定を指定するアプリを選択します」→「クラシックアプリ」にする
参照ボタンを押下
ゲームインストール場所にある拡張子が「exe」となっている実行ファイルを選択
追加ボタンを押下し追加されたゲームのアイコンを選択→オプションを押下
高パフォーマンスを選択し保存ボタンをクリック - Microsoft社から「DirectX エンド ユーザー ランタイム プログラム」を取得し更新する
DirectX エンド ユーザー ランタイム Web インストーラ
↑ で改善しない場合は、DirectX End-User Runtimes (June 2010) こちらで改善するか確認する - 起動環境設定を変更
- ビデオカードドライバの更新かロールバック(もしくは再インストール)
Intel NVIDIA AMD - Windows Media Playerの再インストール
Windowsの設定からアプリ、アプリ機能をクリック
アプリ機能からオプション機能を選択し一覧からWindowsMediaPlayerを選択しインストール - 常駐ソフト等可能な限り減らしてからゲームを起動してみる
- 起動中のセキュリティソフトを一時的に無効にして、セキュリティソフトでゲームを「例外(除外)設定」してからゲームを起動する
- ゲームの再インストール