ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンが、動かない場合の対処法を10通り紹介します。
ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンの点滅の仕方は2種類あり、オレンジ点滅の時はペアリングが切断されたという意味なので繋ぎ直しを行います。
また繋がらない原因が、TV本体側にある場合もありますので注意してください。
リモコンの初期化だけでなく本体を工場出荷時へ初期化する場合には、ユーザー情報も消えてしまうことに気をつけましょう。
目次
【ファイヤースティック(Fire TV Stick)】リモコンが動かない時の対処法
Amazon社から発売されている、ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンが動かない場合の対処法について解説します。
ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンが動かない、または誤動作する場合は、下記の10通りの対処法で解決できることが多いです。
本記事後半では、どうしてもファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンが動かない場合の原因についても検証します。
対処法①リモコンの電池交換
ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンが動かない場合で一番多く、ありがちなケースとしては、リモコンに入れる乾電池がバッテリー不足になっていることがあげられます。
ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンは、意外と電池の消耗が激しいことが多く、使っていない間に電池切れになり動かなくなることがよくあります。
まずは電池交換で、ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンが復活するか試しましょう。
対処法②ペアリングし直す
ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンは、初期状態から簡単にペアリングされる仕様となっています。
しかしセットアップでペアリングができておらず、動かないケースもあるようです。
ペアリングに問題がありそうな場合には、下記の手順でペアリングし直しを行ってみましょう。
- ファイヤースティック(Fire TV Stick)本体が起動しているのを確認する
- 本体とファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンが障害物なく3m以内にする
- ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンのホームボタンを長押し10秒して離す
上記の手順で再ペアリングが実行されます。これで動かない状態から操作できるようになるか確認してください。
対処法③ファイアースティック(Fire TV Stick)本体を再起動する
ファイヤースティック(Fire TV Stick)本体が、熱暴走などの不具合によって動かなくなることもあります。
ファイヤースティック(Fire TV Stick)本体の再起動は、電源ケーブルを本体から抜いて、おおよそ30秒以上経過するのを待ちます。
その後、電源ケーブルを再接続することで再起動されます。
対処法④Amazon Fire TVアプリを使ってペアリングする
スマホのAmazon Fire TVアプリを使って、リモコンの再ペアリングを行うこともできます。
まずはスマホへ、Amazon Fire TVアプリをインストールしましょう。
その後の操作手順は、以下のようになります。
- スマホのAmazon Fire TVアプリの起動
- 「ローカルネットワーク」・「Bluetoothのアクセス」を許可にする
- 接続画面での一覧の中から「Fire TV Stick」を選択
- TV画面へ表示される認証コードを入力してアプリからFire TV操作可能状態へ
- Fire TV「設定」を開く
- 「コントローラーとBluetoothデバイス」を選択する
- 「Amazon Fire TVリモコン」を選択する
- 「動作しないFire TVリモコン」を選び「三本線ボタン」をタップしペアリング解除
- 「新しいリモコンを追加」を選ぶ
- 動作しないリモコンで「ホームボタン」を10秒以上長押する
(引用:IT HOOK)
対処法⑤リモコンを初期化する
上記までを行ってもファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンが動かない場合、リモコンを「初期化(リセット)」してみましょう。
ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンの初期化は、以下の手順で行います。
- Fire TVの電源プラグを抜き、60秒間待ちます
- 左ボタン、メニューボタン、戻るボタンを同時に長押しします。長押しする時間は12秒間です
- ボタンを放し、5秒間待ちます
- リモコンの電池を取り外します
- Fire TVを電源に接続し、60秒間待ちます
- リモコンに電池を戻します
- ホームボタンを長押しします
LEDインジケーターが青く点滅すると、リモコンは正常にペアリングされています。ペアリングされていない場合は、ホームボタンを10秒間長押しします。
(引用:Amazonヘルプ&カスタマーサービス)
本体を工場出荷時に初期化するとユーザー情報が消えるので注意!
ファイヤースティック(Fire TV Stick)本体を、工場出荷時へ初期化する場合には、1つ注意しておきたい点があります。
本体を工場出荷時状態へ初期化しますと、それまで登録されていたユーザー情報は完全に消えてしまいます。
Amazonアカウントの連携や、お気に入りなどの情報が全てリセットされてしまう点を忘れずに行うようにしてください。
思い切って工場出荷時への初期化を行うことで、内部メモリのアクセスログがリフレッシュされ、動作が快適になる場合もあります。
対処法⑥テレビのリモコン(HDMI CEC対応)で代用する
お使いのテレビのリモコンが「HDMI CEC」対応の場合には、ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンの「代用」として使える場合があります。
「HDMI CEC」対応と言っても、それほど特殊な構造ではなく、最近のテレビの多くの機種で採用されている方式です。
音声認識などの機能はやはり使えないですが、かなりの操作を代用できる場合がありますので、一度お試しください。
対処法⑦新しいリモコンを用意する
この選択肢はある意味では最終手段とも言えますが、新しいリモコンをAmazonから買い直すという選択もあるでしょう。
ファイヤースティック(Fire TV Stick)は、現在は「第3世代」が最新で、リモコンから電源・ボリュームをコントロールできるリモコンが提供されています。
「Alexa対応音声認識リモコン Pro」は、2024年1月現在、定価3980円で販売されています。
ボタンオプションで「Amazon MUSIC」や「Tver」などが選べたり、バックライト機能があるなど、強化ポイントがいくつかあります。
本体ごと買い替えた方がコスパが良いケースは多い!
しかし実際には、リモコンを新規で購入する金額とほぼ同等程度の金額で、本体ごと買い替えられる機会は多くあります。
Amazonでは定期的に、ファイヤースティック(Fire TV Stick)各種本体を、かなりの割引で販売しているからです。
特にAmazonプライム会員向けの、「プライムデー」や「ブラックフライデー」などの期間には、半額近い金額での販売がよくあります。
もしもその時期まで購入を待てるならば、本体ごと買い替えしたほうが、圧倒的にコスパが良くなるでしょう。
Amazonのセール時期については、下記の記事を参考にしてください。
対処法⑧余分なBluetooth接続のペアリングを解除する
ファイヤースティック(Fire TV Stick)はリモコンを含めて、最大7つまでの「Bluetoothデバイス」が接続できる仕様となっています。
Bluetoothデバイスが、この制限いっぱいまで使われていると、リモコンが動かなくなることも考えられます。
このケースが考えられる場合には、上述した「対処法④」のAmazon Fire TVアプリを使って、必要ないBluetoothデバイス接続のペアリングを解除しましょう。
そこから再度、リモコンの動作確認をしてみましょう。
対処法⑨Wi-Fiの帯域を変更する
Wi-Fi接続には、「2.4GHz」と「5GHz」の2つの「帯域」があります。
無線LANルータで機器接続する場合、多くは「2.4GHz」で繋がるケースが多いのですが、近隣の家や自宅の家電製品と干渉を起こして不具合が発生することもあります。
帯域での不具合についてはその逆もありますので、現在のWi-Fi接続での「帯域」を逆にすることで、ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンが動くようになる場合があります。
特に電子レンジなどとの位置関係には注意が必要
Wi-Fi接続でよく見られる不具合としては、電子レンジの使用時に、接続が不安定になることがあげられます。
この現象では特に「2.4GHz」接続が途切れますから、ファイヤースティック(Fire TV Stick)を含めた家電の位置関係には注意が必要です。
「5GHz」接続にすると改善することもあるのですが、対応距離が短くなる特性があるため、ご自身の環境に合わせて調整してください。
対処法⑩カスタマーサービスに問い合わせる
ここまでの対処法を自力で行ってみてNGな場合には、「Amazonカスタマーサービス」に問い合わせて相談することをおすすめします。
すでに対処法⑦で、新しいリモコンを用意することも提案しましたが、この場合でもカスタマーサービスの問い合わせ電話で相談したほうがより安心でしょう。
カスタマーサービスではサイトから手順を追っていきますと、チャットでの問い合わせや、直接の電話待ちまで選ぶことができます。
電話リクエストを選んだ場合には、数秒で電話がかかってくることがほとんどで、ムダな待ち時間がありません。
【ファイヤースティック(Fire TV Stick)】リモコン点滅の意味
ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンには、点滅する「ランプ」の箇所があります。
普段は何も光っていませんが、ボタン部分が点滅することがあります。
この時、点滅は「オレンジ」と「ブルー」の、2通りがあります。
この点滅で、色の違いによる意味についてを以下に説明します。
オレンジ点滅はペアリングが切断されている
ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンが、オレンジに点滅している場合は、これはペアリングが切断されていることを知らせています。
このオレンジ点滅の状態では、当然リモコンは操作不能で動かない状態にあります。
前述した対処法での②、もしく④でペアリングのし直しを行いましょう。
ブルー点滅はマイクがオンになっている
ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンが、ブルーに点滅している場合は、「音声認識」ボタンが押されて、マイクが「ON」の状態になっていることを示します。
この場合には、もう一度、音声認識のマイクボタンを押すことで解除できます。
【ファイヤースティック(Fire TV Stick)】が動かない原因
上述のような対処法を試してみても、ファイヤースティック(Fire TV Stick)が動かない場合の原因をいくつかあげてみます。
接続がうまくいっていないケースと、リモコンそのものに問題があるケースが主に考えられます。
ペアリングが切断している
まず疑ってみる最初の1つとしては、ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンの、「ペアリング」が切断されて動かなくなっているケースが考えられます。
これは本記事で上述したいくつかの対処法でリトライして、繋がるかどうかを試してみましょう。
スマホアプリでは動くのに、リモコンを使うとNGという場合には、リモコンの故障が疑われます。
リモコンの経年劣化
あるいはリモコンが、経年劣化によって故障していることも考えられます。
反応が遅いと感じるなどで、ボタンを連打し過ぎたりして、リモコンが傷んで動かないのかもしれません。
また、直射日光や高温の室内などの影響で劣化が早まることもあります。
長期間使用せずに電池切れとなり、そこから液漏れなどが生じて接続不良を起こす場合もあります。
物的な損傷
リモコンは落下の衝撃や、水滴が内部に侵襲したりすることで、物的な損傷となり動かなくなる可能性はあります。
あるいは誤って踏んでしまったり、ソファーの隙間などに入ってしまって、圧迫により損傷することもあるでしょう。
Fire TV Stick本体のフリーズ
リモコンは関係なく、ファイヤースティック(Fire TV Stick)本体がフリーズして動かないのかもしれません。
ファイヤースティック(Fire TV Stick)本体が、テレビの裏側の狭くて通風がない場所に設置されることは非常に多いです。
このため本体に熱がこもって、熱暴走しやすい環境になっていることは多く見られます。
Fire TV Stick本体が寿命を迎えている
フリーズが頻繁に発生したり、映像や音声に乱れや遅延が多くなるようですと、ファイヤースティック(Fire TV Stick)本体が「寿命」ということも考えられます。
ファイヤースティック(Fire TV Stick)本体の寿命については、個体差がかなりあります。
ここまでで解説した対処法のどれも無効な場合には、ファイヤースティック(Fire TV Stick)本体買い替えを検討する時期かもしれません。
テレビ側の不具合
そして意外にもファイヤースティック(Fire TV Stick)側には全く問題などなく、テレビ側の不具合で動かないというケースもあり得ます。
例えばHDMI端子の接触不具合や、テレビの受け側の端子の不具合などです。
これらは端子に差し直しをしてみるなどのことで、改善されてしまうこともあります。
HDMI端子が複数あるようなテレビでしたら、違う端子への接続を試してみることも有効です。
まとめ
ファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコンが動かない場合の対処法と、それらの原因を解説しました。
またリモコンが点滅している場合、色別での意味についても紹介しました。
ファイヤースティック(Fire TV Stick)は、テレビにHDMI接続するだけで、手軽にコンテンツが視聴できる非常に便利なガジェットとして重宝されています。
現在最新の「第3世代」ではファイヤースティック(Fire TV Stick)のリモコン単体で、電源と音量も制御できるようになり、さらに便利になりました。
不具合が発生してリモコンに原因がありそうな場合には、本記事で紹介した対処法をぜひお試しください。