iPhoneを使っていると、なぜか急に画面が勝手に暗くなることがあります。
基本的には設定を見直すことで改善できますが、不具合や故障の可能性も考えられます。
この記事では、iPhoneの画面が勝手に暗くなる場合の原因や対処法をご紹介します。
【iPhone】画面が勝手に暗くなる理由は?
iPhoneユーザーの中には、画面が勝手に暗くなる経験をされた方もいると思います。
まずは、iPhoneの画面が勝手に暗くなるいくつかの理由についてご紹介します。
True Toneによる自動調整
iPhoneは、ディスプレイの明かりを自動調整できるように設計されています。
iPhoneの機能名としては、【True Tone】といい、iPhoneを使っている環境によって判断しています。
「日中の野外」や「屋内で電気での光がある場合」などは少し暗めにすることで画面を見やすくするだけでなくバッテリーの減りも少なくすることができます。
なので、True Toneでの自動調整を有効にしていると、使っている環境によって勝手に暗くなると感じる場合があります。
- 設定アプリ>画面表示と明るさ>True Tone
- コントロールセンター>画面の明るさ調節を長押し>True Tone
ダークモードが有効になっている
スマホやPCなど画面を頻繁に見るようになることで、以前よりもさらに目へのダメージが多くなったと言われています。
さまざまなデバイスやブラウザ、アプリなどでは、【ダークモード】が開発され目にかかる負担を軽減させるように対策を講じられてきました。
iPhoneでもiOS13からダークモードが導入され、目だけでなくバッテリーの消耗も軽減されるようになりました。
- 設定アプリ>画面表示と明るさ>ダークにチェック
- コントロールセンター>画面の明るさ調節を長押し>ダークモード
設定やコントロールセンターから簡単にダークモードを有効にできるため、知らない間に有効にしてしまい画面が勝手に暗くなると感じた方もいるかもしれません。
ナイトシフトを有効にしている
iPhoneには、暗い状況下(睡眠前など)で目へのダメージを軽減させることができる【ナイトシフト】という機能が備わっています。
ナイトシフトはあたりが暗い時に、画面の明かりを暗くし、さらにブルーライトもカットしてくれる機能です。
なので、普段使っている明かりに比べると勝手に暗くなると感じてしまうユーザーも中にはいると思います。
- 設定アプリ>画面表示と明るさ>Night Shift>時間指定or手動で明日まで有効にする
- コントロールセンター>画面の明るさ調節を長押し>Night Shift
停電力モードが有効になっている
iPhoneの画面が勝手に暗くなると感じる場合、低電力モードが有効になっていることも考えられます。
低電力モードとは、iPhoneのバッテリー残量が少ない時にさまざまな機能を制限してバッテリーの消耗を抑えることができる機能です。
低電力モードになっていると画面の明るさも制限されるため、普段に比べて画面が勝手に暗くなると感じている方もいるかもしれません。
- 設定アプリ>バッテリー>低電力モード
- コントロールセンター>バッテリーアイコン>低電力モード
コントロールセンターにバッテリーアイコンが表示されていない場合はコントロールセンターの設定を調整する必要があるので注意しましょう。
真っ暗になる場合は自動スリープ設定
画面が勝手に暗くなるのが、完全に真っ暗になる場合、自動スリープ設定が有効になっている可能性があります。
- 設定アプリ>画面表示と明るさ>自動ロック>設定されている時間にチェック
「なし」に設定しておけば自動でスリープすることがなくなるので、勝手に暗くなるのがいやならなしに設定することをおすすめします。
その他iPhoneの不具合による原因
ここまではiPhoneが勝手に暗くなる理由の中でも設定が関係している原因をご紹介してきました。
ただ、画面が勝手に暗くなる原因は設定に関連する場合だけではなく不具合や故障によるものも考えられます。
前述した設定に問題がない場合はここから紹介する原因についても考えて見ましょう。
バッテリーのパフォーマンスが落ちている
iPhoneは購入した時点でのバッテリーのパフォーマンスが100%になっており、使用することでバッテリーのパフォーマンスが経年劣化で下がっていきます。
Appleの公式の発表として、バッテリーのパフォーマンスが80%以下になることで、さまざまな機能でもパフォーマンスを制限すると言われています。
画面が勝手に暗くなる原因にも考えられるので自分のバッテリーがどんな状況なのかチェックしてみましょう。
- 設定アプリ>バッテリー>バッテリーの状態と充電>最大容量
画面の破損による影響
iPhoneの画面は、以前に比べれば随分割れにくくなりつつありますが、それでも落下させてしまったり何かしらの圧力がかかることで割れてしまうことがあります。
画面が割れただけならそこまで影響はありませんが、強く圧力がかかることでディスプレイに影響が生じ勝手に暗くなるという現象が起きる可能性があります。
水濡れによる影響
勘違いされがちですが、iPhoneは防水機能ではなく耐水機能で、水に濡れてしまった場合故障する可能性があります。
水に濡れたことでディスプレイが故障し、画面が勝手に暗くなると感じることも考えられるので水に濡れてしまった場合は故障の可能性も考えましょう。
ソフトウェアの不具合
設定以外が原因でiPhoneの画面が勝手に暗くなる場合、ソフトウェアの不具合も考えられます。
iOS自体の不具合やアップデート時に何かしらの不具合が生じてしまったなども考えられます。
【iPhone】その他の不具合で画面が勝手に暗くなる時の対処法
前項では、iPhoneの画面が勝手に暗くなる原因をご紹介してきました。設定で調整できるものは設定の見直しで改善できますが、不具合など原因が不明瞭な場合はいくつかの対処法を試す必要がありっます。
ここからは、画面が勝手に暗くなる場合のさまざまな対処法をご紹介します。
対処法①充電する(バッテリーを交換する)
画面が勝手に暗くなってしまった場合、取り合えず充電をしてバッテリーを100%に近い状態に戻しましょう。
ただ、前述した通り、バッテリーのパフォーマンスが下がっていると症状は改善しない可能性もあるので、まだ同じiPhoneを使う予定でいるならバッテリーの交換を検討しましょう。
対処法②iPhoneを再起動する
設定の見直しをしても画面が勝手に暗くなる現象が改善せず何かしらの不具合の疑いがある場合、取り合えずiPhoneを再起動してみましょう。
よく強制再起動したほうが良いと言われますが、フリーズなどiPhoneが操作できない状況下以外で強制再起動をするのはおすすめできません。
iPhoneもPCと同じで正しい手順で再起動しないとさまざまな部分にダメージが蓄積するため通常の再起動をして症状が改善しているか確認をしましょう。
対処法③ソフトウェアのアップデートをする
iPhoneでは不定期で最新のソフトウェアのアップデートをリリースしています。
iOSの不具合で画面が勝手に暗くなる場合はアップデートすることで改善することがあります。
セキュリティに関する修正なども含まれる可能性もあるため、リリースされたらできるだけアップデートするようにしましょう。
対処法④Appleサポートに相談する
さまざまな対処法を試しても改善が見られない場合、トラブルシュートのプロであるAppleサポート(0120-277-535)に相談するのもおすすめです。
基本的にはAppleサポートに相談しても基本的な対処法から試すように促されますが、故障の可能性も含めて相談をすることで適切なアドバイスをもらうことができます。
対処法⑤故障の場合は修理に出す
画面が勝手に暗くなる症状の原因が故障だとわかれば、修理に出す以外改善させることはできません。
Appleのデバイスを修理するには2通りの方法があります。iPhoneはキャリア(携帯電話)のショップでは対応してもらえないので覚えておきましょう。
Genius Bar(Apple Store)もしくは正規サービスプロバイダでの修理
Apple製品の修理は、Genius Bar(Apple Store)もしくは正規のサービスプロバイダで修理するのが基本です。
ただ、Apple Storeは首都部にしかなく正規のサービスプロバイダでも地方都市には設置されていないことの方が多いのが現状です。
郵送でも修理依頼を出せますが、iPhoneが手元から離れてしまうので、代替機の用意などが必要なので注意しましょう。
iPhone修理専門店での修理
iPhoneには、ショッピングモールなどにiPhone修理専門店が設置されている場合があります。
Apple公式で修理するよりも価格が抑えられていたり、住んでいる場所の近くで対応できるなどメリットが多くあります。
ただ、Appleの補償に加入している場合やAppleでのサポートが必要になった場合にサポートを受けられなくなる危険性もあるのでデメリットもしっかりと調べてから利用するようにしましょう。
【iPhone】明るさがマックスなのに画面が暗い理由
iPhoneは、明るさがマックスなのに画面が暗いと感じる場合があると報告されています。
基本的にはここまで紹介してきた設定が何かしらの影響で有効になっている可能性がありますが、もう1つ別でアクセシビリティの機能が有効になっている可能性も考えられます。
- 設定アプリ>アクセシビリティ>ズーム>ズームフィルタ>なしにチェック
低照度にチェックが入っていると明るさがマックスでも画面の明るさを最小限に抑える設定になってしまいます。
念のためにチェックしてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?iPhoneの画面が勝手に暗くなる症状は基本的には何かしらで設定を有効にしていることが原因です。
それ以外では、不具合や故障の可能性も考えられるので、どうしても解消できない場合は修理なども検討してみましょう。