HuaweiスマホのCPU「kirin710」の性能を解説!

スマホ業界で大躍進をしているHuaweiですが、意外と使われているCPUに関してご存知ない方が多いのではないでしょうか。HuaweiスマホはCPUもそれなりに良い物が使われています。今回は、Huaweiに使われている「kirin710」について解説します。

Kirin710の性能

Kirin710とはHuaweiの子会社であるHiSiliconによって開発されたモバイルプロセッサーです。要するに、スマホの処理性能を上げる核だと思って頂けたらと思います。性能に関しては、前回のCPUであるkirin659に比べると、シングルコア性能が75%、マルチコア性能が68%、GPU性能が30%向上しています。「GPU Turbo」にも対応して、快適なゲームプレイができるCPUとなっています。

kirin659から大幅に性能が上がっていることがわかるでしょう。ちなみに、kirin659はHuaweiスマホのミドルレンジモデルに数多く使われていますが、Kirin710は全く別のシリーズとして発表されています。

AnTuTuベンチマーク

では、いったいどのぐらい凄い性能であるのかをもっとわかりやすく知りたい人もいるでしょう。そこで、他の端末と比較したり端末自体にどのぐらいの性能があるのかご紹介したいと思います。実は、スマホの端末の性能を数値化するアプリとしてAnTuTuベンチマークというアプリがあります。そのアプリを使って端末自体の性能がわかります。他の端末の性能と比較することもできます。

Kirin710を搭載したMate 20 liteとKirin659を搭載したnova lite 2を比較

上の図は右側がKirin659を搭載したnova lite 2で、左側がKirin710を搭載したMate 20 liteです。AnTuTuベンチマークで比較をした結果、CPUが1.5倍、GPUが2倍近いスコアをKirin710は叩き出しています。この結果からでも、数年でどれだけ成長したかが一目瞭然です。

Kirin710を搭載したHuawei nova lite 3の性能をご紹介

Huawei nova lite 3にもKirin710が搭載されています。その端末についてもAnTuTuベンチマークでお調べしたので、以下に載せておきます。Mate 20 lite同様にかなり良いスコアを叩き出しています。

上の図を見てわかる通り、CPUが70000を超えていて、GPUも24000程です。総合スコアは170000台となっています。こちらに関しても前機種のnova lite 2から大幅に性能がアップしていることがわかるでしょう。

Huawei P30 liteもKirin710を搭載

Huawei P30 liteもKirin710が搭載されている端末です。以下にAnTuTuベンチマークによる性能を載せておきます。こちらも上記の2機種のように良いスコアを叩き出しています。

上の図のAnTuTuベンチマークの結果から、Huawei P30 LiteもCPUで70000超えで総合スコア170000代となっております。

Kirin710でゲーム可能?

スマホでゲームをする方にとってスマホ自体の性能は大切ですよね。CPUの性能によってゲームが快適にプレイができたり、フリーズが少なければストレスがたまることもありません。Kirin710の場合は3Dゲームさえしなければ比較的スムーズにプレイと言われていますが、実際のところはどうなのでしょう。以下、Kirin710の単滅でゲームを例にして性能処理を見てみました。

【ゲーム可能?】PUBGの場合

元祖バトルロアイヤルと言われるPUBGですが、Kirin710搭載のHuaweiスマホであれば問題なく遊べます。というのも、Kirin710搭載のHuaweiスマホはGPU Turboが搭載されていて、グラフィック処理能力が上がり、高負荷なスマホのゲームでも遊べるようになっているからです。PUBGであれば、GPU Turboで処理できるレベルなので、快適にプレイすることができます。

【ゲーム可能?】荒野行動の場合

荒野行動もKirin710搭載のHuaweiスマホであれば問題なく遊べます。グラフィックに関しても、PUBGより2Dチックであり、スマホにかかる負荷が少なく、サクサク動作して快適にプレイできます。バッテリーの消費に関しても10分のプレイで6%のバッテリー消費なので、より長くゲームを楽しみたいなら荒野行動がおすすめです。

【ゲーム可能?】デレステの場合

デレステを綺麗な画質でプレイする場合はハイスペックのスマホが必要になります。Kirin710搭載のHuaweiスマホでも問題なく遊べますが、かなり画質が悪い状態です。これはKirin710の性能が悪いことではなく、デレステがKirin710のCPUをサポートしていないために起こる現象です。もし、デレステを綺麗な画質でプレイしたい場合は、スマホ端末を購入する前に「機種名 デレステ」で検索してどのようにプレイできるかお調べした方が良いでしょう。

他のCPUとKirin710の比較

Kirin710が他のCPUと比べて、優れているものかどうか気になるところですよね。スマホのCPUにも様々な種類のものがあり、それぞれ性能は違います。そこで、「versus.com」にて総合点と、他のCPUと比べた時にKirin710が優れているCPUであるかどうか調べてみました。

kirin 710 vs exynos 9610

Kirin710とexynos9610と比べた結果、総合点でKirin710が59点でexynos9610が78点でexynos9610の方が優れていることがわかりました。exynosはサムスンが使用しているCPUで主にギャラクシーなどのハイスペックモデルに使われているCPUです。exynos9610の方が優れている理由としては、Kirin710と比べて、2nm程小さい半導体サイズであることや、サイズは小さいけれどもメモリチャネルが4つあること、2.56%早いCPUクロック速度などの理由です。

kirin 710 vs snapdragon 625

Kirin710とsnapdragon625を比べた結果、総合点でKirin710が59点でsnapdragon625が63点でsnapdragonの方が若干優れていることがわかりました。snapdragon625の方が優れている部分としては、2.56%程早いCPUクロック速度の部分です。ただ、Kirin710の方が優れている部分あります。それが、snapdragon625より1267Hzほど早いRAM速度であったり、2nmほど小さい半導体チップが使われていたりする部分です。全体的にはsnapdragonの方がスコアは高いですが、そこまで大きく大差はないでしょう。

kirin 710 vs snapdragon 665

Kirin710とsnapdragon665を比べた結果、総合点でKirin710が59点でsnapdragon665が67点で8点差でsnapdragon665の方が優れていることがわかりました。ただ、優れている部分も本当に小さなところで、メモリの容量がKirin710と比べて2GBほど大きいことと、半導体のサイズが1nm程小さいといったところなので、大して大きな差は無いことがわかります。それに、CPUクロック速度で言えばKirin710の方が上ですし、RAM速度に関してもKirin710の方が優れていることがわかります。

kirin 710 vs snapdragon 675

最後に、Kirin710とsnapdragon675を比べた結果、総合点でsnapdragon675の方が優れていることがわかりました。理由としては、半導体サイズが1nm程小さいこと、メモリがKirin710と比べて2GBほど大きいこと、アウトオブオーダー実行を備えている点が挙げられます。また、Kirin710の方が優れている点としては、9.86%程早いCPUクロック速度と200MHzほど高いRAM速度と、NXビットを持っている点が挙げられます。

Kirin710採用機種

Huaweiスマホに搭載されているKirin710ですが、どの機種に搭載されているのか気になるかと思います。以下に挙げるHuaweiスマホはKirin710が搭載されている機種ですので、Huaweiスマホを購入される方は以下の機種も検討してみましょう。

【スマホ】Huawei P30 lite

Huawei P30 liteのサイズ感は前機種のP 20 liteより一回り大きくなりディスプレイサイズが6.15インチとなっています。また、画面下にあった「Huawei」マークもなくなり、より大きく画面が見やすくなっています。カメラの性能に関しても、トリプルカメラが採用されていて画質が大変良くなっています。指紋認証、顔認証の認識もスムーズでありP 20 liteより大幅にスペックが向上していることがわかります。

【スマホ】Huawei Mate 20 lite

Huawei Mate 20 liteはディスプレイのサイズが6.3インチとなり、上下のベゼルが前機種のP 20 liteより狭くなっています。ディスプレイ比率もP 20 liteより縦長になっています。バッテリーも3750mAの大容量で1日は余裕で持ちます。カメラ性能も背面と前面にデュアルカメラが搭載されていて、背景をぼかしたポートレードモードも使用可能です。

【スマホ】Huawei nova 3i

Huawei nova 3iは300ドル以下で買える端末でありながら、普段使いには十分のスペックを備えているスマホです。カメラもAIによる補正が可能で、背景をぼかした撮影であるポートレードモードも可能です。メモリも4GBは備えていることから、高負荷な処理をしなければ特に困ることはないでしょう。最新の3Dゲームに関しても設定を低〜中に設定しておけば比較的に快適にプレイすることができます。

【スマホ】Huawei nova lite 3

Huawei nova lite 3はKirin710が搭載されていて性能が良いスマホではありますが、メモリが3GBで容量が32GBです。なので、大量にスマホの中にデータを保存する人向きではありません。それでも、普段のSNSやライン、インターネットなどを使う場合には何も困ることはないスペックです。カメラも背面が1300万画素、インカメラが1600万画素となっていて、めちゃくちゃ写真にこだわるわけではないけど、標準的な画質の写真が撮れれば良いという人にも良いでしょう。

【スマホ】Huawei nova lite 3+

Huawei nova lite 3+はHuawei nova lite 3の後継機になります。こちらの機種もKirin710が搭載されていますが、大きく変わった部分がメモリが3GBから4GBに増設されて、容量も32GBから128GBに増設されています。カメラに関して言えば、背面カメラの画素数はHuawei nova lite 3と同じですが、インカメラが800万画素に抑えられています。なので、写真よりもどちらかといったらゲームやインターネットを楽しみたい人向けの端末と言えます。

【タブレット】Huawei MediaPad M5 lite

タブレットにもKirin710が搭載されている物があります。その名もHuawei MediaPad M5という製品です。Huawei製のタブレットであり、8インチという丁度良いサイズ感からスマホとタブレットの中間のような使い方ができます。顔認証のスピードも早く、バッテリー容量5100mAを備えていて、公称値ではビデオ再生時間約10.6時間、音楽再生では約62時間もつと言われています。使い方にもよりますが、ウェブや電子書籍、動画を観る程度であれば2~3日充電しなくても問題ありません。

まとめ

Kirin710はめちゃくちゃハイスペックなCPUではありませんが、普段使いに困らないスペックを備えているCPUです。Huaweiスマホにおいても主に、ハイスペックというよりはミドルモデルに使われていてコストも安く抑えられています。また、かなり幅広い機種に使われていて安価に購入することもでき、市場においても大活躍のCPUです。まさに、高価なハイスペックモデルのスマホは欲しくないが、普段使いに困らないスマホが欲しい方にはおすすめのCPUと言えます。なので、もしご購入されるのであれば、Kirin710搭載のHuaweiスマホを検討しても良いでしょう。