2018年に登場したHUAWEIスマホ搭載のCPU「kirin710」。ゲームプレイの快適さやAnTuTuベンチマークの点数で Kirin710の性能を評価します。また コスパと性能のよいKirin710を搭載した現在販売中の機種も紹介します。
目次
Kirin710の性能
2018年7月に登場したKirin710(キリン710)は、HUAWEIの子会社であるHiSiliconによって開発されたモバイルプロセッサーです。発売当時の前身のCPUであるkirin659に比べると、スマホの処理性能を上げる核の性能が向上しました。シングルコア性能が75%、マルチコア性能が68%、GPU性能が30%向上し「GPU Turbo」にも対応して、快適なゲームプレイができるようになっています。
AnTuTuベンチマークでの比較は信ぴょう性が高い!
スマホの端末の性能を数値化する「AnTuTuベンチマーク」というアプリを用いて、Kirin710の性能について解説します。
この「AnTuTuベンチマーク」は、特にAndroidスマホにおいては、処理速度・処理能力を色々な角度から試すアプリであり、結果の信ぴょう性は高いという評価があります。
まずはKirin710が搭載されている端末と、搭載されていない端末のスペックを比較します。
Kirin710を搭載したMate 20 liteとKirin659を搭載したnova lite 2を比較
上の図は右側がKirin659を搭載したHUAWEI nova lite 2で、左側がKirin710を搭載したHUAWEI Mate 20 liteです。
AnTuTuベンチマークで比較をした結果、CPUが1.5倍、GPUが2倍近いスコアをKirin710は叩き出しています。この結果から、数年でどれだけ性能が向上したのか一目瞭然です。
Kirin710を搭載したHUAWEI nova lite 3の性能をご紹介
HUAWEI nova lite 3にもKirin710が搭載されています。AnTuTuベンチマークは以下の通りです。Mate 20 lite同様にかなり良いスコアを叩き出しています。
上の図を見ると、CPUが70000を超え、GPUも24000程です。総合スコアは170000台です。こちらに関しても前機種のnova lite 2から大幅に性能がアップしていることがわかります。
HUAWEI P30 liteもKirin710を搭載
HUAWEI P30 liteにもKirin710が搭載されています。AnTuTuベンチマークは以下の通りです。こちらも上記の2機種のように良いスコアを叩き出しています。
上の図のAnTuTuベンチマークの結果から、HUAWEI P30 LiteもCPUで70000を超え、総合スコア170000台という良いスコアです。
Kirin710でゲームは可能なのか?
スマホでゲームをする上で、スマホの性能はとても大切。CPUの性能が良ければゲームが快適にプレイができ、フリーズが少なくストレスがたまることもありません。結論としてKirin710の場合は2018年の古いCPUなので「ゲームはできなくはないが、ややストレスを感じる」といえます。複雑な3Dゲームでなければ、比較的スムーズにプレイできます。次にKirin710の単滅でゲームを例にして性能処理を見てみました。
【ゲーム可能?】PUBGの場合
元祖バトルロアイヤルと言われるPUBGですが、Kirin710搭載のHUAWEIスマホで問題なく遊べます。なぜなら、Kirin710搭載のHUAWEIスマホはGPU Turboが搭載されていて、グラフィック処理能力が高く、ある程度の高負荷に耐えられるからです。PUBGであれば、GPU Turboで処理できるレベルなので、快適にプレイすることができます。
【ゲーム可能?】荒野行動の場合
荒野行動もKirin710搭載のHUAWEIスマホであれば問題なく遊べます。グラフィックに関しても、PUBGとほとんど差はないため、スマホにかかる負荷が少なく、サクサク動作して快適にプレイできます。バッテリーの消費は10分のプレイで6%のバッテリー消費なので、より長くゲームを楽しみたいなら荒野行動がおすすめです。
【ゲーム可能?】デレステの場合
デレステはKirin710搭載のHUAWEIスマホでのプレイはおすすめしません。なぜなら、デレステがKirin710のCPUをサポートしていないため、画質がかなり悪くなるからです。 またKirin710はCPUが古いため、動作もサクサク動きにくいといえます。デレステを綺麗な画質でサクサクプレイしたい場合は、最新のCPUがおすすめ。スマホ端末を購入する前に「機種名 デレステ」で検索して問題なくプレイできるか調べた方が良いでしょう。