今回は実際に私の使用しているPCでベンチマークテストをしてみたいと思います。ベンチマークに使用するPC構成は以下の通りです。
- CPU:AMD Ryzen 5 3600 6core12threads @3.60GHz
- メモリ:DDR4-2666 16Gb(8Gb×2)
- GPU:geforce GTX1070
- OS:Windows10 64bit
なお、ベンチマークを回すときは他のソフトなどをすべて閉じた状態でテストを行うことが推奨されています。純粋なCPU性能の計測結果を得るために必要ですのでwebなども閉じた状態で行いましょう。
まずはシネベンチR15から回します。
終了しました。CPU性能は1470cbで、ランキング内では他のシリーズを抜いて1位になっていますが、このランキングに標準で1位に表示されているintel Xeon X6560というCPUは2010年の発売で、実に10年前のCPUとの比較になっています。こういったところからも相当前の世代からCPUテストに使われていたということが読み取れます。
それではより高負荷になったシネベンチR20を回していきます。
テスト結果は3364cb、ランキング内では6位となっています。R15に比べてやはりベンチマークにかかる時間はかなり長いです。ランキング内で茶色になっているのは現在テストされているCPUと同じCPUの、シネベンチにあらかじめ登録されている数値になっています。PCの排熱性能や周辺のパーツなどでもスコアが変化する為この数値と全く一緒の結果になることは稀ですが、1つの指標として見ることができます。
一部の他CPUの性能もご紹介します。※以降のCPUはすべてシネベンチR20での測定値です。
この記事の目次
【ベンチマーク】Core i5 1038NG7
- CPU:1930cb
- CPU(single core):426cb
- MP Ratio:4.53×
mac book pro 13インチ(2020)の上位モデルに搭載されているCPUです。薄型軽量のmacbookシリーズの13インチですが、4コア8スレッドでスコアも1930cbと申し分ない性能です。
【ベンチマーク】Core i7 4770K
- CPU:1769cb
- CPU(single core):361cb
- MP Ratio:4.90×
第4世代core i7シリーズとして広く普及したデスクトップ用CPUです。まだまだ現役で使用できる息の長いモデルですが、ベンチマークのスコアを見ると先に紹介したノートPC用core i5と性能が同じくらいなので技術の進化が垣間見えます。
【ベンチマーク】Core i9 9900K
- CPU:4986cb
- CPU(single core):516cb
- MP Ratio:9.66×
intel coreシリーズ初のハイエンドモデルとして発売されました。CPU性能は圧巻の4986cbとなっており、まさにハイエンドといった性能となっています。iMac Rrtina 5k 27インチモデル(2019)の最上位クラスに搭載されています。
CPU性能順位(2020.09時点)
今回ご紹介したシネベンチR20のスコアをもとに、2020年9月現在のメインストリーム向けCPU性能ランキング上位5位を発表します!
5位 intel core i9 10850k
CPU:6318cb CPU(single core):536
2020年8月に発売が解禁された10世代core i9の最廉価モデルです。廉価とは言え流石はcore i9シリーズといったところで、マルチ、シングル共にとても高い水準です。
4位 intel core i9 10900k
CPU:6399cb CPU(single core):539cb
core i9のフラッグシップモデルです。先ほどご紹介した9900kの次の世代として発売されています。コア数が10コア20スレッドと大きく進化している為、マルチコア性能がかなり向上しています。
3位 AMD Ryzen 9 3900x
CPU:7178cb CPU(single core):521cb
AMDが発売した第3世代Ryzen上位モデルとして発売されたCPUです。コア数は12コア24スレッドとかなりの多コア構成となっており、それに比例するようにマルチコア性能がかなり高くなっています。
2位 AMD Ryzen 9 3900XT
CPU:7244cb CPU(single core):539cb
3位でご紹介したRyzen 9 3900xの強化モデルです。コアクロックをアップさせたことにより順調にスコアを伸ばしています。
1位 AMD Ryzen 9 3950x
CPU:9148cb CPU(single core):531cb
2位を大きく突き放して1位に輝いたのはRyzen 9 3950xでした。メインストリームCPUとしては最多の16コア32スレッドを搭載しており、スコアを見てもわかるように他の追随を許しません。設計上はRyzen 9 3900xの延長線上にあるようですが、その性能はずば抜けて高いものとなっています。
まとめ
CPU性能のベンチマークソフト「cinebench(シネベンチ)」の導入や設定、ベンチマークスコアで見る性能ランキングをご紹介してきました。今年に入りappleが独自に開発したCPUを搭載したMacの発売を発表するなどまだまだCPU業界の成長や競争から目が離せません。今回ご紹介したベンチマークを活用して素敵なPCガジェットライフを満喫しましょう!
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