Fire TV Stickを利用して、MacやWindowsPCの画面としてテレビの大画面を使う場合には、ミラーリングのみならず、拡張ディスプレイの一つとして扱い、マルチディスプレイと表示も可能となります。
目次
Macでの拡張ディスプレイ設定
MacでFire TV Stickを使って接続したテレビ画面を拡張ディスプレイとして使う手順は以下のとおりです。
システム環境設定からAirPlayアイコンを表示
画面上部のステータスバーからAirPlayボタンを選択できるように、システム環境から設定します。手順は以下のとおりです。
メニューを表示→システム環境設定を選択→ディスプレイを選択→ミラーリングオプション表示をチェック
これで拡張ディスプレイとして使用できるようになります。
AirPlayアイコンから「個別のディスプレイとして使用」を選択
ステータスバーのAirPlayボタンから個別のディスプレイとして使用を選択すれば、マルチディスプレイが可能になります。
Windowsでの拡張ディスプレイ設定
Windowsでは、Fire TV Stickを使ってテレビの大画面などを別のディスプレイとした場合、テレビを拡張ディスプレイとして利用することも可能です。ミラーリングするかマルチディスプレイにするかは、Windows側でコントロールします。
まず、WindowsにFire TV Stick画面用のデバイスのインストールが必要です。手順は以下のとおりです。
スタートメニューから設定を開く→システムを選択→ディスプレイを選択→ワイヤレスディスプレイとしてのFire TV Stickを選択→デバイスがインストールされる。
以下では、Windows側の設定を説明します。
ディスプレイ設定から「識別する」をクリック
Windowsでは複数の画面をコントロールしていることになるので、Fire TV Stickの画面の番号を調べることが必要です。手順は以下のとおりです。
Windowsトップ画面で右クリック→ディスプレイ設定を選択→識別するを選択→Fire TV Stickの画面の番号が表示される。
ディプレイ設定から自分の用途にあった形で設定
ディスプレイ設定画面のマルチディスプレイの項目では、複数の画面のコントロール方法が選択できます。
- 画面番号〇の画面のみに表示する
- 複製する
- 拡張する
拡張するでは、マルチディスプレイの設定が行えます。
Fire TV Stickでミラーリングができなかった時の6つの対処方法
スマホの画面などをFire TV Stickでテレビにミラーリングしようとしてもうまくいかない場合もあります。ここでは、主な原因とその対処法を紹介します。
同じWi-Fi(ネットワーク)に接続されているか確認
Fire TV Stickを利用してミラーリングを行うには、スマホなどのデバイスをWiFiを使ってFire TV Stickに接続する必要があります。Fire TV Stickは初期設定時にWiFiのSSIDを設定していますので、スマホなども同じSSIDに接続することは必要です。
WiFiではいろんな周波数帯を使っており、WiFiルーターでは、a/g/nなどの記号のSSIDがありますので、間違えないように同じSSIDを使っているか確認してみてください。
機内モード設定
iPhoneやAndroid端末の画面をミラーリングしてる場合、うまくいかない時はいったん機内モードに設定して、機内モードを解除後にミラーリングを行うとうまくいくという報告があります。WiFi設定に問題がない場合は、試してみてください。
Miracast対応か否か確認
Fire TV Stickを使って、iPhoneやAndroidスマホ、PCやタブレットとのミラーリングを行うには、iPhoneやAndroidスマホ、PCやタブレットがMiracastに対応している必要があります。
Miracastは、スマホやPC・タブレットの画面をWiFiでTVやディスプレイに表示するための通信規格です。最近のデバイスでは対応していますが、古い機種では非対応の場合もありますので、確認してみてください。