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日本語IMEバーを表示させる
Windowsを普通に使用していると、タスクバーにIMEのアイコンが表示されているのが一般的です。しかし、「IMEが無効です」と表示される場合に「日本語IMEバー」を開くことで、問題が解決する場合があります。
「日本語IMEバー」の表示方法を画像を使用して解説していきます。
- 「スタート」ボタン→「設定」をクリックします。
- 「デバイス」をクリックします。
- ウインドウ左側の「入力」を選択し、「キーボードの詳細設定」をクリックします。
- 「使用可能な場合にデスクトップ言語バーを使用する」のチェックボックスをオンにして、「言語バーのオプション」をクリックします。
- 「言語バー」の表示位置を設定します。
以上の手順で日本語IMEバーが表示されるようになります。もし表示されない場合は、PCの再起動を試してみてください。
「IMEが無効です」と繰り返し表示される場合の対処法
「IMEが無効です」と繰り返し表示される場合があります。「IMEが無効です」と表示された場合の対処法でも改善されない場合は、さらに別の対象方があるので試してみましょう、
- Windows起動時にIMEが再起動するように設定
- タッチキーボードと手書きパネルサービスを起動させて確認する
- 他のIMEソフトを利用する
- システムを復元してみる
- IMEを無効化しているアプリがないか確認
以上のように、さらに踏み込んだ対処法があるので、試してみてください。
Windows起動時にIMEが再起動するように設定
Windowsを起動してすぐにIMEが無効になっている場合は、IMEが再起動するように設定することをおすすめします。
- スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
- 入力欄に「shell:startup」と入力し、「OK」を選択します。
- 「スタートアップ」フォルダが表示されるので、「【直し方】③ctfmon.exeを実行」 で作成したショートカットを、ウインドウの中へ ドラッグ&ドロップします。
- ウインドウの中に「ctfmon」が表示されている事を確認してください。
以上の手順で設定すると、Windowsの起動と同時にIMEが再起動されるようになります。Windowsを再起動してみて、MEが正しく使えるか試してみてください。
タッチキーボードと手書きパネルサービスを起動させて確認する
「タッチキーボードと手書きパネル」のサービスが停止していると、Windowsを起動する度に「IMEが無効です」と表示される可能性があります。「タッチキーボードと手書きパネル」のサービスを起動させて、IMEが使えるようになるか確認してみましょう。
※サービスにはWindowsを使う上で重要なものが数多く存在するので、誤操作でそれらのものを無効化しないように気をつけて進めましょう。
- 「スタート」ボタンを右クリックして、「コンピューターの管理」をクリックします。
- 「サービスとアプリケーション」をダブルクリックして、「サービス」をクリックします。
- 「Touch Keyboard and Handwriting Panel Service」をダブルクリックします。
- 「スタートアップ」の種類が「無効」になっていれば、「手動」または「自動」に変更して、「OK」をクリックします。
- PCの再起動を行います。
以上の手順を踏むことで「タッチキーボードと手書きパネル」サービスが起動されるようになるので、IMEが正しく使えるか試してみてください。
他のIMEソフトを利用する
既存のIMEソフトウェアに何らかの不具合があり、「IMEが無効です」と繰り返し表示される場合に有効です。現在利用してるIMEが、Windowsのアップデートなどで相性が悪くなった可能性もあります。
既存のIMEソフトウェアのアップデートを待つのもいいですが、急いでいてすぐに使いたい場合は別のIMEソフトを導入するといいでしょう。
- Google 日本語入力
- ATOK(エイトック)
- Mozc(モズク)
などのIMEソフトウェアがおすすめです。自身の入力スタイルに合う最適なソフトウェアと、Windowsの相性がマッチすればストレスなく利用できると思います。
システムを復元してみる
アプリのインストールやアップデートが原因でIMEが正常に動作しない場合は、システムの復元を実行することで解決する場合があります。
※対処法を実行するには、IMEが正常に動作していた頃の復元ポイントを作成する必要があります。
- 「スタート」ボタンをクリックして、「復元ポイントの作成」と入力し、「最も一致する検索結果」欄にある「復元ポイントの作成」をクリックします。
- 「システムの保護」タブを選択し、「システムの復元」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
- 正常に動作している時点での復元ポイントを選択し、「次へ」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
- 下画像の通りのダイアログボックスが表示されるので「はい」を選択すると、Windows10の再起動が始まり、システムの復元が行われます。
以上の手順を踏むことで、システムの復元を実行することができます。この状態でIMEが正しく使えるか試してみてください。
IMEを無効化しているアプリがないか確認
Windowsで使用している特定のアプリで、「IMEが無効です」と表示されている場合があります。ここでは、常駐アプリを停止させてIMEが使えるようになるか確認する方法を解説します。
- 「スタート」ボタンを右クリックし、「タスクマネージャー」をクリックします。
- 「スタートアップ」タブを開きます。
- 状態が「有効」なっているアプリケーションを右クリックし、「無効化」をクリックします。
- PCを再起動します。
以上の手順で、常駐アプリが停止した状態でWindowsを起動することができます。少し手間がかかりますが、アプリをひとつひとつ「無効化」する事で、IMEを無効にしているアプリの特定を行うことができます。
特定し終えた後は、問題のアプリ以外は同様の手順で「有効化」しておきましょう。
新しいアカウントを追加する
現在のIMEのユーザープロファイルが破損している場合や、特定の設定で問題が引き起こされている場合は、新しいアカウントにすることで修正される可能性があります。
新しいアカウントで問題が解決される場合は、システムに問題ではなく特定のユーザープロファイルが問題であるということになります。
新しいアカウントは以下の手順で作成可能です。
- 設定にアクセスする
- アカウントオプションを開く
- 家族と他のユーザーをクリックする
- 新しいアカウントの追加
- 新しいアカウントでサインインする
「IMEが無効です」の問題が解消される場合は、元のアカウントの設定を見直すか、必要なデータを移行するか検討するといいでしょう。
セーフモードで試してみる
セーフモードでは、最小限のドライバとサービスのみが起動するため、システムの問題やソフトウェアの相互性を切り分けやすくなります。そのため、「IMEが無効です」というメッセージが繰り返し表示される場合に、セーフモードで試してみることは問題の診断と解決のための良い手段です。
セーフモードで問題が解消された場合は、ソフトウェアの相互性やシステムの不具合が原因である可能性が高いといえます。しかし、問題の原因が特定できない場合は、専門家のサポートを受けることをおすすめします。
まとめ
この記事では、Windowsで「IMEが無効です」と表示される原因と、それに対する対処法について紹介してきました。「アプリケーションやソフトウェアの干渉」、「バグやシステムエラー」、「アップデート関連の問題」など、Windowsが不安定になることにより引き起こされる原因がありました。
「IMEが無効です」が表示される原因に対して、いろいろな対処法で問題解決が可能です。しかし、少しでも難しいと感じた場合は、自身で対処するのではなく専門家に相談することも得策と言えます。
この記事が少しでも問題解決のお役に立てれば幸いです。