普段PCを使用している状態ではIMEアイコンのみがタスクバーに表示されていますが、「日本語IMEバー」を開くことで「IMEが無効です」が解決する場合があります。
ここでは、「日本語IMEバー」の表示のさせ方を解説していきます。
- 「スタート」ボタン→「設定」をクリックします。
- 「デバイス」をクリックします。
- ウインドウ左側の「入力」を選択し、「キーボードの詳細設定」をクリックします。
- 「使用可能な場合にデスクトップ言語バーを使用する」のチェックボックスをオンにして、「言語バーのオプション」をクリックします。
- 「言語バー」の表示位置を設定します。
以上の手順で日本語IMEバーが表示されるようになります。もし表示されない場合は、PCの再起動を試してみてください。
この記事の目次
Windows10で繰り返し表示される対処法
ここまで幾つかの「IMEが無効です」の直し方を解説してきましたが、それでも解決できなかった……という方の為に、更に踏み込んだ解決方法を解説していきます。
【対処法】①ctfmon.exeをスタートアップに登録
PCを起動してすぐにIMEが無効になっている場合、スタートアップに「ctfmon.exe」を登録すれば解決する場合があります。
- スタートボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
- 入力欄に「shell:startup」と入力し、「OK」を選択します。
- 「スタートアップ」フォルダが表示されるので、「【直し方】③ctfmon.exeを実行」 で作成したショートカットを、ウインドウの中へ ドラッグ&ドロップします。
- ウインドウの中に「ctfmon」が表示されている事を確認してください。
以上の手順を踏むことで、PCの起動と同時にIMEが再起動されるようになります。PCを再起動して、この状態でIMEが正しく使えるか試してみてください。
【対処法】②タッチキーボードと手書きパネルサービスの起動を確認
「タッチキーボードと手書きパネル」サービスが停止していると、PCを起動する度に「IMEが無効です」と表示されます。「タッチキーボードと手書きパネル」サービスを起動させて、IMEが使えるようになるか確認しましょう。
※サービスにはPCを使う上で重要なものが数多く存在します。誤操作でそれらのものを無効化しないように気をつけて進めましょう。
- 「スタート」ボタンを右クリックして、「コンピューターの管理」をクリックします。
- 「サービスとアプリケーション」をダブルクリックして、「サービス」をクリックします。
- 「Touch Keyboard and Handwriting Panel Service」をダブルクリックします。
- 「スタートアップ」の種類が「無効」になっていれば、「手動」または「自動」に変更して、「OK」をクリックします。
- PCの再起動を行います。
以上の手順を踏むことで「タッチキーボードと手書きパネル」サービスが起動されるようになります。この状態でIMEが正しく使えるか試してみてください。
【対処法】③ Microsoft IME以外のIMEをインストール
もしもMicrosoft IME以外のIMEをお使いのPCにインストールしているなら、そのIMEを再インストールしてみましょう。ここでは再インストールの方法はそれぞれのIMEの提供サイトを見ていただくものとし、割愛させていただきます。
【対処法】④システムの復元
アプリのインストールやアップデートが原因によりIMEが正常に動作しない場合、システムの復元を実行することで解決する場合があります。ここでは、システムの復元を実行し、IMEが使えるようになるか確認する方法を解説します。
※実行するには、正常に動作している時点での復元ポイントを作成している必要があります。
- 「スタート」ボタンをクリックして、「復元ポイントの作成」と入力し、「最も一致する検索結果」欄にある「復元ポイントの作成」をクリックします。
- 「システムの保護」タブを選択し、「システムの復元」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
- 正常に動作している時点での復元ポイントを選択し、「次へ」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
- 下画像の通りのダイアログボックスが表示されるので「はい」を選択すると、Windows10の再起動が始まり、システムの復元が行われます。
以上の手順を踏むことで、システムの復元を実行することができます。この状態でIMEが正しく使えるか試してみてください。
【対処法】⑤常駐アプリを停止
Windowsの常駐アプリが原因で「IMEが無効です」と表示されている場合があります。ここでは、常駐アプリを停止させてIMEが使えるようになるか確認する方法を解説します。
- 「スタート」ボタンを右クリックし、「タスクマネージャー」をクリックします。
- 「スタートアップ」タブを開きます。
- 状態が「有効」なっているアプリケーションを右クリックし、「無効化」をクリックします。
- PCを再起動します。
以上の手順で、常駐アプリが停止した状態でPCを起動することができます。時間は掛かりますが、一つ一つのアプリを「無効化」する事でIMEを無効にしているアプリの特定を行うことができます。特定し終えた後は、問題のアプリ以外は同様の手順で「有効化」しておきましょう。
Windows10で日本語入力ができない時の対処法
ここまで「IMEが無効です」の直し方を解説してきましたが、文字は入力できても日本語の入力ができない方へ向けた解決策を幾つか解説していきます。