iPadやiPhoneを再起動することなく使い続けていると、キャッシュ(インターネットの一時的なファイル)が溜まって動きが鈍くなることがあります。それが原因でWi-Fiに繋ぎにくくなっている可能性もありますので、一度再起動を試してみましょう。
また、以下のようにWi-FiをオンにするスライドボタンがグレーアウトしてしまってWi-Fiをオンにできない場合も、再起動することで解消できます。
ここからは、iPadやiPhoneの機種ごとの再起動方法を紹介します。
iPad(ホームボタン搭載)の場合
- トップボタン(電源ボタン)を長押し
- 「スライドで電源オフ」のところを右方向にスライド
- 電源が切れるまで30秒ほど待つ
- トップボタンをAppleのロゴが表示されるまで長押し→再起動
iPad(ホームボタン非搭載)の場合
- トップボタン(電源ボタン)といずれか片方の音量ボタンを同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」のところを右方向にスライド
- 電源が切れるまで30秒ほど待つ
- トップボタンをAppleのロゴが表示されるまで長押し→再起動
iPhone X以降の場合
- サイドボタン(電源ボタン)といずれか片方の音量ボタンを同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」のところを右方向にスライド
- 電源が切れるまで30秒ほど待つ
- サイドボタンをAppleのロゴが表示されるまで長押し→再起動
iPhone 8以前の場合
- 電源ボタン(トップボタンもしくはサイドボタン)を長押し
- 「スライドで電源オフ」のところを右方向にスライド
- サイドボタンをAppleのロゴが表示されるまで長押し→再起動
目次
【モデム・ルーター】に原因がある場合の解決方法
「モデム」や「ルーター」は、上の画像のような端末のことを指します。電話回線やケーブルテレビ回線をデジタル信号に変換したり、そのネット回線を複数の端末に接続したりする役目があります。もしモデムやルーターの電源が入っていなかったり、ネット回線に繋がっていなかったりしている場合には、iPadやiPhoneはWi-Fiに繋がりません。
iPadやiPhoneの画面上に接続したいWi-Fi名(SSID)が表示されない時や、接続しようとしてもうまく繋がらない時にはモデムやルーター側に原因があるかもしれません。
ここからは、モデムやルーター側に原因があってWi-Fiに接続できない場合の解決方法を紹介していますので、ぜひ試してみてください。
①モデムやルーターの再起動
まず最初に試してほしい方法は、モデムやルーターの再起動です。それぞれの電源コードをコンセントから抜き、数十秒待ってから再度差し込む方法です。
これでモデム全体がリフレッシュされ、接続設定が再読み込まれます。モデムやルーターに不具合が発生している場合は、この方法で99%解決するでしょう。
②SSIDやパスワードを確認
iPadやiPhoneをWi-Fiに接続しようとした際に「パスワードが正しくありません」というエラーメッセージが表示される時は、SSID(Wi-Fi名)やパスワードが間違っている可能性があります。
まずは接続したいSSIDとiPadやiPhone上に表示されているSSIDが同じものかを確認しましょう。
SSIDは、モデムやルーターの裏面や底面に記載されていることが多いです。そのSSIDと同じ文字列を、iPadやiPhoneの「設定」→「Wi-Fi」→「ネットワーク」の一覧の中からタップして選択します。
次に、同じくモデムやルーターの裏面や底面に記載されているパスワードを間違えないように入力しましょう。ここで注意したいのは、大文字・小文字・数字も正確に入力しないとエラーになってしまうという点です。
- 『I』(大文字アイ)と『l』(小文字エル)
- 『q』(小文字キュー)と『9』(数字の9)
などは特に間違えやすいので注意してください。
ポケット型Wi-Fiやテザリング機器のWi-Fiパスワード
ポケット型Wi-FiのパスワードやテザリングされたWi-Fiのパスワードは、その機器を操作して確認する必要があります。事前にポケット型Wi-Fiやテザリング機器に表示されたパスワードをメモして保存しておくといいかもしれません。
各機器のWi-Fiパスワードの確認方法は、こちらの記事で解説しています。
③モデムやルーターが消灯・点滅していないか
モデムやルーターのランプが点灯している場合はそれぞれが正常に動いているという証拠ですが、ランプが消灯していたり点滅したりしている場合は、何かのエラーが発生しているサインです。
その場合は、まずモデムやルーターの再起動を行ってみましょう。
再起動をしても同じような点滅・消灯が発生する場合には、モデムやルーターの故障や通信障害などの可能性もありますので、プロバイダの公式窓口に相談してみることをおすすめします。