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「プレイヤー主体」
最後に「プレイヤー主体」ですが、これはゲーム内資産を集めることが目的のゲームです。このカテゴリに入るNFTゲームは、ゲーム内資産をトークンにして、NFTとして所持できます。所持したNFTトークンを売買して利益を出す仕組みは「Play to Earn」と同じです。
NFTゲームのメリット・デメリット
ここからはNFTゲームをプレイするメリット・デメリットについてそれぞれ解説していきます。
NFTゲームのメリット
メリットは大きく分けて5つあります。詳しくみていきます。
① ゲームをして収益化ができる
ゲームをプレイしてお金を稼ぐことができる。NFTゲーム最大のメリットといえるでしょう。これまでのゲームは、お金を支払い購入し娯楽として楽しむのが一般的でしたが、NFTゲームはゲームを楽しみながら収益化できます。
ゲーム内の数少ないレアアイテムは、希少価値が高く複製もできないため、マーケットで高額取引されることも多いです。この仕組みは既存のゲームとの大きな違いであるといえます。
② プレイ中のゲームが終了してもアイテムが残る
従来のゲームは、思い入れが強く、苦労して手に入れたレアアイテムや多くの課金をしようと、サービスが終了した時点で関連するデータは消えてしまっていました。
ですが、NFTゲームはサービスが終了したとしても、ゲーム内アイテムをNFTとして残すことができます。残したアイテムは「他のNFTゲームに引き継ぐ」「マーケットで売買する」といった活用方法があります。
NFTとして残ったアイテムは、仮想通貨のようにあなたのデジタル資産の一つになります。この仕組みも革新的ですよね。
③ 複数のゲームでアイテム・キャラクターを使用可能
ゲーム間での互換性のあるタイトルに限り、複数のゲーム同士でアイテムやキャラクターを相互利用することができます。
現在は互換性のあるゲームは少ないですが、今後NFTゲーム市場が発展していくにつれてタイトル数も増えていくでしょう。
④ 自分だけのアイテムを作成できる
NFTゲーム内のキャラクターやアイテムは、ほとんどがNFT(非代替性トークン)です。
オリジナルのキャラクターやアイテムを作ることができるゲームでは、作成したデータがNFTトークンとなり、世界で唯一無二のモノになります。
⑤ 不正行為の抑止力が強い
NFTゲームは、ブロックチェーンによって自立した管理システムをとっているため、データ改ざんなどの不正行為をすぐに見つけて防止できるような仕組みとなっています。
チートを使ったプレイヤーに悩まされることなく常に快適にプレイできる環境は、素晴らしいメリットと言えるでしょう。
NFTゲームのデメリット
多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
収益化に手間がかかる
普段から仮想通貨の取引をしている人であれば問題ないかと思いますが、初めてNFTゲームをプレイする人は取引のためだけに口座を用意する必要があります。
加えて、NETを出品したり、利益として得た仮想通貨を現金に換金するといった仕組みも人によっては手間に感じる人もいるかと思います。
ゲーム自体のクオリティの低さが目立つ
現状のNFTゲームは、既存のコンシューマーやスマホゲームと比べるとどうしてもクオリティが劣っているという声が多いです。クオリティが低い理由は、予算と技術面の2つが上げられます。
予算面ですが、開発の段階でまだ大手企業が参入しておらず、低予算で作られているためです。
技術面ですが、NFTゲームはブロックチェーン技術(イーサリアム)を基盤としています。2020年、イーサリアムはDeFiバブルに伴い、ネットワーク手数料が高騰、ユーザー過多による情報処理の遅延といった問題が発生しました。その影響から、高いクオリティのモノを作ることが厳しくなっています。
上記の2点がクオリティが低いと言われている原因です。
人によっては初期投資にコストがかかる
一部のNFTゲームでは、ゲームを開始するためにキャラクターを購入しなければいけない場合があります。また、NFTを取引する際に「GAS代」と呼ばれる手数料がかかります。
NFTゲームはスマホでもプレイできますが、人によっては「快適にプレイしたい」「大画面でプレイしたい」といった人やスペックの関係で新しいパソコンを購入しなければいけない場合もあり、人によってはコストがかかってしまう場合があります。
NFTゲームの始め方
NFTゲームを始める手順を解説していきます。
① ゲームのアカウントを作成
プレイしたいゲームのアカウントを公式サイトから作成する。
初めてNFTゲームをプレイする人は、無料で始められる「Free to Play」のNFTゲームがおススメです。
② イーサリウム(ETH)を購入
「Play to Earn」のようなゲーム内通貨でアイテムを獲得するゲームでは、イーサリウム(仮想通貨)が必要な場合があります。
仮想通貨を購入する取引所としては、初心者でも簡単に購入・口座開設ができる「Coincheck」がおススメです。
③ ウォレットと連携して送金
仮想通貨を購入したら、送金するためにウォレットと連携させる必要があります。
おススメの仮想通貨ウォレットは「MetaMask」
⇒ MetaMask
Google Chromeの拡張機能で簡単に導入できます。さらに、仮想通貨の送受信だけでなく、NFTの保管にも使用することができる。便利な仮想通貨ウォレットになります。