不動産管理においてメーター検針業務は負担が重く、リスクも多い作業です。今回紹介する「kensAin」というアプリは、現場でスマートフォンでかざすだけで検針作業ができ、作業の大幅な効率化とリスク低減を実現します。ぜひチェックしてみてください。
目次
「kensAin」とは??
kensAin(ケンサイン)は不動産管理におけるメーター検針業務の効率化に特化したアプリケーションです。
検針業務の大幅な効率化と誤検針・誤請求のリスク低減を同時に実現します。
kensAin導入後は現場でスマートフォンをかざすだけ。高精度なAI OCRが自動でメーターの値を読み取ります。
また、検針値は自動で集計されるため、事務所では各種成果物(検針票・写真)をダウンロードするだけとなります。
利用者特性上、かんたん操作に徹底的にこだわり、オフラインでも使用できるのが大きな特徴です。
YOUTUBEで実際の検針の様子も確認できます(https://www.youtube.com/watch?v=Fo_cu8pcHfY)
検針業務を効率化してくれる特徴
以下のような特徴を持つため、検針業務を大幅に効率化することができます。
事前準備不要(出社しての帳票出力等)
現場作業効率化(現場での作業時間)
事後対応不要(EXCELへの入力、写真整理等)
付加価値提供(使用量グラフ自動作成、メーター台帳管理等)
誤検針などのリスクを低減してくれる特徴
以下のような特徴から、誤検針などのリスクを低減できます。
高精度なAIによる検針(回転途中の数字も正確に読み取り可能)
現場でダブルチェック完了(AIが検針者、アプリ使用者が確認者となる)
オフラインでの異常値解析
計量法に関わるメーター有効期限の管理
オフラインでも使用できる
検針ができるのはもちろん、AIによる画像解析もオフラインで可能です。
電波が通じた時点でクラウドへ送信し画像解析を行う製品が多いなか、
kensAinは端末側で解析を行うことができるので、圏外でもその場で使用量の算出し、前月・前年同月との比較を行い異常値を通知することができます。
集計後に異常値が発覚した際に生じる現場へ出戻りしての検針値再確認が不要となります。
さまざまな認定を受けている
セキュリティ対策について、ISO27001、ISO27017を取得しています。
IT導入補助金2021の対象ツールにも認定されました。
アプリ開発のきっかけ
これまでの検針作業は、予め準備した検針票を現場へ持参し、目視・手記入および写真撮影等を行い、事務所へ戻ってから集計手入力やダブルチェック等を実施するという業務フローが一般的でした。
また、入居者様に対する請求金額に関わる業務であるため、誤検針による請求事故が発生すると管理会社がオーナーや入居者へ対して謝罪のうえ損害を補填することもあり、ステークホルダーに対する信用リスクも孕んでいました。
このように、検針業務はリスクの高い業務であるため慎重にならざるを得ず、結果として非効率な業務フローとなりがちでした。
さらに、検針業務自体は管理業務のおまけ程度の料金しか頂けない現状があり、どの管理会社にとっても悩みの種となっています。
上記の業務構造により現場担当者へ負担のしわ寄せが及んでいたことに課題を感じたことから、kensAinは開発されることになったそうです。
検針業務自体も大切な仕事ですが、現場担当者がより本質的な付加価値のある仕事へ取り組むことで管理会社の存在意義が見い出され、業界全体の地位向上が実現するでしょう。