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Nintendo Switchでゲームを作って遊べる!プログラミングソフト「プチコン4SmileBASIC」をご紹介

2021年4月6日

次にコンテストの開催です。先ほども触れましたが、『プチコン』では、プログラミングコンテスト「プチコン大喜利」を不定期で開催しています。

※最新の「大喜利」の結果発表は4/17(土)、YouTubeの生放送で実施予定です。

毎回「どうとでも解釈できるもの」がお題として出題され、そのお題にそぐったゲームをプログラミングして参加するというシステムになっています。

先日もコンテストが開催されていましたが、その際のお題はシリーズ10周年ということを受け、『プチコン』の製作会社である「スマイルブーム」からとって「スマイル」というお題が設定されています。

ここだけの話、審査段階では大きく三つの種類のゲームが多く投稿されているようです。
一つ目が、笑顔やスマイルマークなど「スマイル」を要素としてゲームに取り込んでいるもの。
二つ目に、「スマイル」そのもので遊ぶゲーム。
三つめは、プレイしたりゲーム内の要素を使ったりした結果「スマイル」(笑顔)になるゲーム。

また、ゲームジャンルに関しては、シューティングゲームが多いようです。毎回シューティングが多いようで、作りやすいのが要因となっていると考えられます。

「プチコン大喜利」のコンセプトの通り、複数の解釈で作成されていて、投稿されるものの中には、審査員が驚かされるような作品も多く、オリジナリティが生きるコンテストとなっています。

最後に、先日行われた「大喜利」の審査員には、アニメ『巨人の星』の星飛雄馬、『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ、『名探偵コナン』の安室透などを演じる声優、古谷徹氏を迎えた豪華なコンテストになっています。古谷さんはご自身でゲームプログラミングをなさるそうで、古谷さんを唸らせるゲームがどれだけ出てくるか楽しみですね。

⇒「プチコン大喜利ワールドグランプリ」結果発表について

「初めての人でも迷わずに楽しめる使いやすい道具」を目指して

「スマイルブーム」は、制作の永遠のテーマとして「初めての人でも迷わずに楽しめる使いやすい道具」にすることを掲げています。また、Scratchの様なビジュアルコーディングに慣れ親しんだ方(小学生)が、本格的なプログラミングができるテキストコーディングに進む際の入口として「プチコン」は作られているそうです。

プログラミングを組むために文字だけで書いていく、ということを簡単に感じてもらうのは非常に難しいことです。ゲーム作りを仕事としているプログラマーは、テキストコード(文字で書きあげるタイプのプログラミング)が基本ですが、プログラミングを学校で習うようになった小学生は、直感的に操作出来て分かりやすいビジュアルコードに馴染みが深いです。

ですので、そのプログラミングの種類的に乖離していかないように、ビジュアル系のバランスをとりつつ、ゲームプログラミングの基礎であるテキストベースとのバランスがとられています。

今後の方針として、ネットワークに公開された作品を通じたユーザー間でのコミュニケーションをより取りやすくしていくための整備をしていく予定とのこと。

商品として発売されないようなとびぬけたアイデアが詰まったゲームをプレイしたいけど、プログラムを自分で書くのは、、、といった人のために、作品を効率よく探すことの出来るシステムや、遊んだ感想を作った人に伝えやすくすることで、作者が気付きにくかったようなバグを直せたり、新しいアイデアを取り入れることができるような仕組みづくりも進めていく予定だそうです。

まだまだ新しい要素への取り組みがあります。

最近のゲーム製作では必須ともなってきている3D技術について、それらの原理を説明したり実験できたりするような一番原始的ば命令・環境を少しずつ取り入れるように検討されています。これは、プロが使う環境において本格的な作りこみをする際に、その原理を分かっている人がプログラミング上での問題が起こった時に自分で解決できるようになることも考えられています。

しかし、最初にご紹介した通り、『プチコン』シリーズの作成の根底にあるのは「未来のゲームの開発者を目指す人がゲームの原理を学ぶ最初の環境」という理念ですので、3Dにこだわることはせず、2Dでの表現に注目し、その中でできることを強化する方向性で機能を追加していくとのことです。

まとめ

ここまで、Nintendo Switch向けプログラミングソフト『プチコン4』について、ゲームの魅力や工夫、ソフトに関連するイベントなどをたくさんお伝えしましたがいかがだったでしょうか。

このソフトには、プログラミングの学習という面についてのたくさんの工夫はもちろんのこと、さまざまな取り組みがなされていることがお分かりいただけたでしょうか。お子様にはもちろん、プログラミングを始めてみたい、という方にもおすすめのソフトです。購入を検討してみてはいかがでしょうか。