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PCSX2の使い方と危険性?BIOS吸出・ダウンロード・日本語化!macでは?

PS2をPCで遊ぶPCSX2の使い方を詳細解説します。BIOSの吸出し、ダウンロード、日本語化など設定箇所は多いです。MACの場合にはバージョン対応に気を付けます。PCSX2をネットからダウンロードするのはウィルスの危険性と違法性があるので注意しましょう。

PCSX2BIOSとは?

PCSX2はPS2で楽しむゲームを安定させたり、より良い状態で利用するため変更を行うことができるなど便利に活用できるところが魅力です。
Play Station2のROMを動かすファイルはPS2 BIOSですが、PCSX2BIOSを利用することでパソコンなどのコンピューターでも、Play Station2のゲームを楽しむことができるようになります。
つまりPlay Station2のゲーム機本体を持っていない方でもゲームできるということです。
パソコン等のコンピューターでPS2 BIOSを使うためには、コンピューターにPCSX2BIOSをインストールし設定を行う必要があります。

PCSX2biosの「BIOS」って何?

パソコンを使っている人ならBIOSという言葉を耳にしたことがあると思いますが、BIOSというのは「Basic Input/Output System」という言葉のことで、コンピューターを動かすうえで必要不可欠なプログラムです。
コンピューターは色々な部品からできていますが、BIOSがなければ何もできません。
パソコンで何気なく楽しんでいるゲームも、BIOSというプログラムがあるからこそ動いています。
BIOSはコンピューターの最下層にあり、コンピューターの様々な動きにかかわっているのです。

この後本サイトでもエミュレーターについて解説していますが、PCSX2はエミュレーターの1つです。
エミュレーターを利用する場合、Play Station2のBIOSを吸い出すことでゲーム機本体を利用した時のような動きが実現します。
Play Station2以外でもPlay Station2のようにゲームを楽しみたい!といったときには、PS2のBIOS抽出は必須となるわけです。

エミュレーターを知っておこう

エミュレーターというのはソフトの1種です。
PCSX2の場合、パソコンにPlay Station2の仮想マシンを出現させて、本体があるときと同じようにゲームを楽しみたい!というときに必要なソフトになります。
ゲームをするときはゲーム機、仕事はPCと機器を分けるのではなく、PC1台あればゲームも仕事もこなせる環境を作ろうということですね。

パソコンでゲームを楽しめるように、勝手にそんなことをしていいのか?と心配される方がいるかもしれません。
もちろん本体やソフトを自分で購入していない状態で、人のものを借りてエミュレーションするのは違法ですが、自分で購入した本体とソフトを利用して、パソコンへエミュレーション作業するのは適法です。
ただしあくまでもPCSX2はPlay Station2というゲーム機の「模倣」のため、動作しない・・・ということもあり得ます。

PCSX2の使い方

PCSX2の、基本的な使い方についてを、まず見ていきましょう。

① ダウンロード

まずはエミュレータ本体をダウンロードします。
PCSX2公式サイト http://pcsx2.net/ にアクセスします。バーのDownloadから自分のOSに合ったものを選びましょう。

ダウンロードページのFilesから、Binary版 (Windowsの場合は PCSX2 1.6.0 Windows Binary 1.6.0 )をダウンロードします。
インストールには Visual C++ 2015-2019 x86 Redistributable が必要なので、パソコンに入っていない方はインストールしておきましょう。

Installer版との違いは?

Windows用の場合はBinary版の上にInstaller版があります。Binary版は圧縮ファイルを自分で展開して使用します。一方、Installer版の場合はインストーラーが自動で展開してくれます。前者の方がエミュレータのファイル全てが一つにまとまっていてBIOSやプラグインインストールなどの作業がしやすいため、今回はInstaller版は使用していません。

Macを使っている場合は?

お使いのパソコンがWindowsではなくMacの場合は、バーのDownloadからMacを選択します。リリース年が2012年となっているものはOS X Lionのみの動作で、それ以外のOS(最新のCatalinaなど)では動作しません。全てのバージョンで使えるものは2011年リリースのものです。お使いのmacOSバージョンに対応しているファイルをダウンロードしましょう。

② 解凍方法とフォルダ構成

ダウンロードできたら、そのファイルを解凍する必要があります。この場合は7zと言う形式で圧縮されており、専用の解凍ソフトが必要です。パソコンに解凍ソフトが入っていない場合はダウンロードしましょう。7z 解凍ソフトなどで検索するといくつか出てくると思うので、好みのソフトをダウンロード・インストールしてください。
解凍するとこのようなファイル構成になっていると思います。

このように、まだゲームをプレイするために必要なデータはありませんが、PCSX2エミュレータ自体を起動することはできます。PCSX2.exeをダブルクリックして、とりあえず起動してみましょう。初回起動をすると、フォルダ内にいくつかファイルが増え、BIOSを入れるフォルダなどが生成されます。

PS2のBIOS入手方法

PS2のBIOSの入手方法は、どんな方法があるのでしょうか。

① 事前準備

設定に入る前に、PS2のシステムの基盤であるBIOSデータが必要です。BIOSデータは吸い出しツールを用いてPS2本体から吸い出したものを使用します。フォーマットしたUSBとPS2本体を用意してください。

インターネット上で公開されたBIOSを使用する場合は?

PS2本体がないなどの理由でBIOSを入手できないなどの場合はインターネット上にアップロードされているBIOSを使用する方法がありますが、このやり方は著作権法違反などにあたる恐れがあります。記事の最後にもありますが、ウイルスなどが含まれている恐れもあります。絶対に行わないようにしましょう。

② PC作業

BIOSを吸い出すツールが必要なので、先程と同じPCSX2のサイトからダウンロードします。上のバーのDownloadからToolsを選択します。

ダウンロードページに飛んだら、FilesからBIOS Dumper - ISO 2.0 をダウンロードしましょう。USBメモリ内に"SWAPMAGIC"と言う名前のフォルダを作ります。フォルダは一番上のディレクトリに作ってください。SWAPMAGICフォルダの中に、ダウンロードしたDumperのフォルダ内にあるファイルを全てコピーして下さい。

③ PS2での作業

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