iPhoneの中に入っている写真や音楽をPC本体に取り込みたいけど、iTunesやiCloudではPC本体には保存できない。そんな時はこの「iCareFone」というアプリがおすすめ。この記事ではその魅力をお伝えしていきます。
目次
iCareFoneの使い方
iCareFoneは株式会社Tenorshareが提供するiPhone管理ソフトです。
iCareFoneの機能は iTunes や iCloud の上位互換とも言えるもので、この2つのソフトにはない機能をいくつも実現しています。
さらにすでにiOS12のベータ版に対応しており、正式にiOS12がリリースされ次第すぐにアップデートするとのこと。
このユーザーの要望にいち早く答える対応と、要望を実現するだけの機能性にはかなり驚かされます。
では具体的にどのようなことができるのか、簡単な操作方法も兼ねてご紹介します。導入を考えている人は参考にしてみて下さい。
iPhone →パソコンへのデータのバックアップができる
iCareFone は双方向のデータのやり取りが可能なので、 iPhone からパソコンへの曲のデータ転送が可能です。
つまり iPhone の中にある曲をパソコンに転送できるため、 iPhone のデータは無事な上、パソコンでしっかり管理ができるようになるのです。
iCareFone で iPhone からパソコンへ曲を転送する方法
まずパソコンと iPhone をライトニングコネクタで接続します。
初めて接続したり、久々に接続すると『このパソコンを信頼しますか?』と表示されますので『信頼』を選択後、 iPhone のパスコードを入力します。
すると iCareFone が自動で iPhone を認識してくれます。
認識した画面の右側に表示されている3つの項目の一番上、『デバイスメディアを iPhone に転送』をクリックします。
すると iPhone 内のミュージックの読み込みが開始され、転送したい曲やプレイリストの選択画面が表示されます。
選択後は右下に表示されている『転送』をクリックすれば、パソコンに自動的に転送されます。
重複して保存されている曲は自動的に削除してファイルサイズを軽くしてくれる機能もあるので、 iPhone 内のデータファイル整理にも役立ちます。
ただし、注意点としてこの iCareFone ではアップルミュージックやSpotifyなどのストリーミングサービスの曲はデータ転送できません。
これはストリーミングサービスで提供されている曲の権利を守るためのもので、 iCareFone はこの権利保護に批准している証拠でもあります。
ストリーミングサービスの曲がデータ転送できる場合には、違法性があるので注意をしましょう!
iCareFone で iPhone 内のデータの一部のバックアップを取る方法
パソコンと iPhone を繋いで、右上の方に表示されているタブメニューの『バックアップ&復元』をクリックします。
すると iTunes などとは違い、バックアップしたいデータを選択できる画面が表示されるのです!
連絡先やカレンダー、さらには留守番電話などのデータもしっかりバックアップすることができます。
作成したバックアップは、下にある『既存のバックアップファイルを確認または復元する』をクリックすることで確認したり、復元に使えたりするので操作性もバツグンです!
りんごループから iPhone を回復させられる
iCareFone はこのりんごループやブラックアウト現象から、 iPhone を回復させることができるんです!
パソコンと iPhone を接続後、『その他ツール』を選択します。
すると『修復ツール』欄に『iOS修復』という項目があるのでクリックします。
すると『修復開始』のボタンのあるページが表示されます。
そう、あとはクリックするだけです。
iCareFone の凄いところは極力 iPhone のデータを消去せずにりんごループからの復旧作業を行えるところです。
ただし注意書きにもありますが、りんごループやブラックアウトの原因が iPhone の端末自体に加えられた物理的損傷の場合は復旧できない可能性があります。
あくまでソフトウェア上のエラーを解決するということを覚えておいてください。
ごく稀にですが、この復旧作業でもダメな場合があります。
その場合は下に書かれている『高級モード』をクリックします。
すると画面が切り替わり、より強力な iPhone 復旧作業が行われます。
ただしこちらのモードは本当に最後の手段なので、復旧できたとしてもデバイスのデータが全て消去され工場出荷時に戻されます。
これを使うほどであれば、 iPhone が使えるようになるだけマシなので、データは諦めた方が良さそうです。
iCareFone無料版と有料版の違い
ではiCareFone無料版と有料版の違いを見ていきましょう。
iCareFone無料版と有料版の違いは2つあります。
転送できるファイル数
まずは転送できるファイル数です。
無料版では転送できるファイル数は10個に制限されています。
またバックアップしたデータを復元することは不可能となっています。
有料版では転送できるファイル数の制限はありません。
全ての機能が解除されソフトを再インストールする必要性もありません。
そのまま製品版として使用することができます。
対応データの種類
次は対応データの種類です。
対応データの種類としては
個人情報 | 連絡先、通話履歴、メッセージ&添付ファイル、カレンダー、リマインダー、メモ&添付ファイル、ブックマーク、ブック |
メディアファイル | 写真、音楽、ビデオ、ボイスメモ |
アプリデータ | Appドキュメント、App写真、App動画、WhatsApp、Kik、Tango、Viber |
となっています。