iTunesを利用してPCにiPhoneのバックアップや気に入った音楽CDの取り込み時に、iTunesで端末が認識されない事があります。
この記事では、PCの設定、iPhoneと接続する際に利用するケーブルの破損など、考えられる原因や対処法を紹介します。
目次
iPhoneがiTunesに認識されないエラーの原因
iTunesを利用してiPhoneとデータ転送を行っていると、PC側でiPhone端末が認識されないことがあります。接続しているiPhoneやPC側の設定等が原因で発生しているエラーなどについて説明していきます。
また、iPhoneとPCを接続しているライトニングケーブル自体に原因がある場合もありますので、コチラも合わせて紹介します。
iPhone側の問題
iTunesで端末が認識されない場合に原因の可能性が高いものとして、iPhone側の操作手順、設定ミスなどが原因で端末が認識されない事があります。
以下では、iPhone側でエラーが発生する原因になっている、権限の許可設定やOSバージョンについて紹介します。
①信頼をタップしていない
iPhoneとiTunesを起動しているPCと、ライトニングケーブルで接続した際に「このコンピュータを信頼しますか?」というメッセージが表示されます。セキュリティ対策の一環でiPhone内のデータを外部端末から操作するための許可設定となります。
iPhone側で信頼しますを選択しなければ、PC側からiPhone操作ができなくなるため、iTunesで認識されないエラーが発生しました。
②互換性が無いiOS
次に考えられる原因として、iPhoneに搭載されているiOSのバージョンによっては、iTunes側で対応していない事もある為、対応するiOSのバージョンにアップデートする必要があります。
③iPhoneが故障している
iTunes側で認識されない原因としては、iPhoneが故障している事で通信に異常が出て認識されていない可能性があります。本体が湾曲していたり、ディスプレイが割れていた場合は気付きやすいですが、内部の基盤破損や水没等でiPhoneの内側に問題が発生していた場合には気付くことができません。
物理的な破損以外にも、内部OSデータが破損していて認識されない場合もあり、物理的な故障より気付きにくいため注意が必要です。
PC側の問題
iPhoneが認識されない原因として考えられる問題として、PC側の設定等が影響して認識されない事があります。
以下では、PC側で認識されない原因となる点について紹介します。iPhone側の設定等に問題がない場合はコチラを参考に確認してみてください。
①PCのOSが古い
Mac、Windwosで共通して確認して頂きたい項目として、最新のiTunesを導入しているかを確認してみてください。なお、iTunesはバージョンによって対応しているOSのバージョンが異なりますので、iPhoneのOSと合わせて確認してみてください。
またPCのドライバーが古いことで認識していない可能性がありますのでOSのバージョンアップと合わせて、ドライバーの更新もお試しください。
②USBポートの反応が悪い
iTunesでiPhoneを認識する時としない時がある場合は、USBポート自体の接続付与を含めて調査して見る必要があります。確認方法としては、別のUSBポートに接続してみて認識されるか、ケーブル自体を接続しなおす等で確認する事ができます。
③ウイルスソフトの影響
次にiTunesで認識されない場合の原因として、PCに導入しているウイルス対策ソフトが原因で発生する場合があります。
ウイルスソフト側で外部端末と接続した際に、ウイルス判定にヒットしてしまい通信が遮断され認識されなくなる可能性がありますので、一時的にウイルス対策ソフトを止めてから接続してみるなどで確認してみてください。
ケーブルの問題
iPhone、PC共に問題が無かった場合に確認したほうが良い項目として、iPhoneとPCを接続するライトニングケーブルを確認してみてください。
appleの純正品のライトニングケーブルであれば問題ないのですが、ケーブルのメーカーによっては正常に動作しない場合がある為注意が必要です。
①ケーブルの破損
itunesで認識されない場合に最初に確認しなければならない点として、ライトニングケーブルが壊れていないかを確認してください。
端子部分の劣化やケーブルのカバーから銅線がむき出しになっているなど、破損状況が見える場合は確認しやすいですが、カバー内部で断線していた場合などはケーブルを交換してみる必要があります。
②MFi認証を受けていないケーブルを使っている
MFI認証とは「Made For iPhone/iPad/iPod」の事で、iPhoneやiPad等のApple製の製品に関して、Appleが定める基準を満たしている製品に「Apple公式認定品」という認定がついている証明書です。
100均等で販売されているライトニングケーブル等は基本的にMFI認証を通っておらず、ケーブルが破損しやすかったり、PCとの接続で認識されないなどの問題があります。
また、MFI非認証品は純正のチップが使用されていない為、現時点では利用できるが、iOSのアップロード等で利用できなくなるなどデメリットも多数存在します。
iPhoneがiTunesに認識されないエラーの対処法【iPhone】
itunesでiPhoneが正常に認識されない場合に対処法がいくつか存在します。以下では、実際に認証されない等のエラーが発生した際の手順等をご紹介いたします。
パスコードの入力や信頼をタップする
前項で紹介させて頂いたのですが、iPhoneとPCを接続した際に表示される「このコンピュータを信頼しますか?」で許可をする事で認識される場合があります。
※最初にiPhoneのロック画面を解除しておく必要があるので、パスコードの入力等を行いロック解除した状態でライトニングケーブルを接続する事をお勧めします。
再起動する
iPhoneで設定の変更を行った後に再起動をしていないとPCに認識されない場合があります。PC側との接続が認識されない場合には、iPhone自体の再起動を一度試してみてください。
※iPhoneを再起動する事で、設定の反映だけでなく、バックグラウンドで動作していたプログラムもリセットされる為、認識される可能性がより上がります。