皆さんはiPhoneの音声コントロールが勝手に起動したことはありますか?
最近iPhoneの音声コントロールが勝手に起動している声が溢れかえっています。
そこで今回はiPhoneの音声コントロールが勝手に起動してしまう原因と対処法を見ていきましょう。
目次
iPhoneの音声コントロールが乗っ取られた?勝手に起動する原因
iPhoneの音声コントロールが勝手に起動して、乗っ取られたと思ったことはないでしょうか?実際に勝手に起動するとびっくりしますし、何もしてないのにどうして?と不審に思うのは当たり前です。
- ボタンが押されることによる誤作動
- イヤホンのマイク入力誤作動
こうした原因が考えられますので、順番にみていきましょう。
音声コントロールの機能
iPhoneの音声コントロールと聞くと、Siriのこと?と思う人がいるかもしれません。
音声コントロールはSiriとは別にiPhoneに搭載されている音声機能です。
Siriと同じようにiPhoneに話しかけることで起動し、いろいろな機能を利用できます。
いちいちアプリをタップするなどの操作も必要なく、話しかけるだけで対応してくれるのは嬉しいですね。
- 音楽再生・電話の発信
「発信」「電話をかける」とiPhoneに話しかけるだけでOK - オフライン環境でも利用可能
SiriはWi-Fiやデータ通信に接続されていなくても利用できる
とても便利な音声コントロールですが、メリット・デメリットについても理解しておきましょう。
音声コントロールのメリット
iPhoneの音声コントロールを利用することで、以下のようなメリットがあります。
- 手を利用することなく入力や電話ができる
- 障害を持っている人でも気軽に活用できる
- 文字を入力するよりもスピーディな操作が可能
- 使い方が簡単
例えば車を運転しているときでも、音声コントロールを利用すれば電話をかけることができます。
手を利用せずにするので、ほかの作業をしながら文章を入力できるというのもメリットです。
体に障害を持っている方も、音声コントロールがあればできることが広がるのではないかと思います。
ハンズフリーで文章を入力できるのは大きな魅力です。
音声コントロールのデメリット
音声コントロールは手を利用せずにいろいろなことができる便利さがありますが、デメリットもあります。
- 入力間違いがある
- しっかり聞き取ってくれないことがある
- 勝手に電話を発信してしまう
- ロック中の起動を無効にできない
こうしたデメリットがあります。
音声コントロールを有効にしていることで、サイドボタン・ホームボタンの長押しによって起動してしまうのです。
ポケットやカバンの中に入れておいて、知らない間に誤作動していた!そんな経験をお持ちの方もいるでしょう。
また周囲のJ音声を勝手に聞き取って電話をかけてしまったということもあるようです。
やはり誤作動は音声コントロールの大きなデメリットといえます。
【原因①】ボタンが押されることによる誤動作
まずはボタンが押されることによる誤動作です。
ほとんどの原因なのですがボタンが押されることによる誤動作が多いんです。
ホームボタンの長押しにより音声コントロールが勝手に起動してしまいます。
またポケットに入れていても何かの拍子で勝手に起動されてしまうこともあるようです。
イヤホンなどの角にホームボタンが押し込まれていたりして音声コントロールが勝手に起動することもあるので注意しましょう。
また突然発信音が聞こえてくる症状も報告されています。
勝手に電話がかかってしまっているということもありますが、これについてはワイヤレスヘッドフォンに切り替えることで解消したとの声がたくさん上がっています。
推測の1つとして、ヘッドセットのセンサーの感度がよすぎるとこういったこともあるようです。
何かのタイミングで「音声コントロール」が起動し、マイクの感度もいいので音を拾ってしまい、命令をしてしまっているようなんです。
この場合勝手に音声コントロールが起動します。
【原因②】イヤホンのマイク入力誤動作
次はイヤホンのマイク入力誤動作です。
今使っているイヤホンを見てください。
イヤホンの接続部分がボロボロになっている場合は気を付けたほうが良いかもしれません。
音声コントロールが勝手に起動してしまう原因として、イヤホンの接触不良によるものだということもあります。
音声回路の切り替えを行っている部分の接続が悪くなってしまうとこのような症状が出ます。
因みにイヤホンプラグには以下の機能が搭載されています。
- 2極:音声の入出力がモノラル形式
- 3極:音声の入出力がステレオ形式
- 4極 : 3極イヤホンにマイク機能が追加
- 5極:3極にノイズキャンセリング機能が追加
iPhoneの純正イヤホンは4極タイプなのでマイク機能が搭載されており、イヤホン1本あれば音声入力と音声出力が可能です。
音声コントロールもこのイヤホン1本でできます。
つまり3極以下のイヤホンを使用することで1本だけで両方の機能を搭載できなくなるので、今回のような勝手に起動してしまうことがなくなります。
ただ3極以下での音声コントロールが勝手に起動してしまうという症状が後を絶ちません。
その原因が接続部分といわれています。
iPhoneのイヤホンの接続端子の劣化などにより3極から4極に変化している可能性があるんですね。
すり減っていくうちに機能も劣化してしまいます。
そのため3極のはずが4極のように認識されてしまいボタンを押したときと同じように勝手に反応してしまうのです。
その結果誤作動となります。
またヘッドフォン側でタッチセンサーの部分に2秒ほど振れると、音声コントロールが起動するようになっているため、音声コントロールは意外と簡単に起動してしまうんですね。
ホームボタンからの起動を無効にしたとしてもヘッドセット側から起動してしまいます。
この対処法はiPhoneのイヤホンプラグやイヤホンジャックの故障を直しましょう。
イヤホンジャック部分をキレイしたり新しいイヤホンを購入するなどをするのがいいですね。
また純正タイプのイヤホンを購入するのがベストです。
その後音声コントロールやSiriをOFFにしましょう。
iPhoneの音声コントロールをオフにしよう!
ではiPhoneの音声コントロールをオフにしていきましょう!
iPhoneの音声コントロールをオフする方法などを解説していきます。
Siri・音声コントロールの両方をオフにする
まずはSiri・音声コントロールの両方をオフにする方法です。
Siri・音声コントロールの両方をオフにする方法は以下のように行ってください。
- 「設定」を開く
- 「アクセシビリティ」→「サイドボタン」
- 「押したままにして話す」をOFF
これをすることによりSiri・音声コントロールの両方をオフにすることができます。
ただこの方法ではイヤホンを使用した場合のリモコン操作で音声コントロールが表示され、音声コントロールがいきなりONになってしまうことがあるのです。
そのため間違って電話をかけてしまうことになります。
こうしたことがないように、対応しましょう。
Siriの呼びかけ機能をオフにすることもできる
通常Siriは、「ヘイ Siri!」といく「ウェイクワード」によって起動します。
しかしウェイクワードを言っていないのにSiriが「はい?」と返事をしてくることがあるのです。
テレビを見ているときや、周りにお友達がいて話をしているときなど、Siriがその会話の中から勝手に自分が呼ばれたと勘違いして起動してしまいます。
このSiriの呼びかけの間違いも、Siri野呼びかけ機能をオフにすることで止めることができます。
- 設定からアクセシビリティを選択
- Siriを選択
- 「Hey Siriを常に聞き取る」のところをオフにする
この設定を行い、iPhoneを利用しないときにはディスプレイを下にしておいておく、もしくはカバーなどでセンサーが覆われた状態にしておけば反応しなくなるでしょう。
ロック画面中に音声コントロールの誤作動を無くすには?
ではロック画面中に音声コントロールの誤作動を無くすにはどうすればいいのでしょうか。
ロック画面中に音声コントロールの誤作動を無くす方法は2つあります。
- SiriをONにする
- ロック画面中にSiriを起動しないようにする
この2つです。
これをすることにより音声コントロールが勝手に起動することなく、Siriに切り替割るようになります。
ロック画面の時には起動しないように設定すれば、勝手に起動することもありません。
また音声コントロールが勝手に起動してしまうのは、Siriよりも優先順位が低いためです。
そのためSiriが優先的に起動し、ロック画面中に使用することができない設定にしてしまえばいいわけですね。
ではSiriを使用してロック画面中の設定自体をOFFにする方法を見ていきます。
- 「設定」を開く
- 「Siriと検索」→「Siriに頼む」→「サイドボタンを押してSiriを使用」をON
- 「Siriを有効にする」→「ロック中にSiriを許可」をOFF
このように設定しましょう。
これでSiriをONにしたままロック中にSiriが起動されないようにすることができました。
基本的にこのSiriにすり替える方法がおすすめです。
音声コントロールで困る場面を想像してみましょう。
困る場面は「誤作動によって音声コントロールが勝手にONになる」ことですよね。
その場合にSiriにすり替えると勝手にONになることを避けることができますよ。
スマホロックもかけておこう
誤発信をしないようにパスコードロックもかけておきましょう。
知らない間に誤発信してしまう人の多くが、通話の後、電話アプリをそのままにしてバッグに入れたりポケットに入れたりしています。
通話が終了したら必ず電話アプリを「終了」することが必要です。
出来れば、ワンタップで電話してしまう「履歴」画面からではなく、キーパッドの画面にして終了するようにします。
こうすることで万が一、バッグの中で電話アプリが立ち上がったとしてもキーパッド画面ですから、誤発信となることはありません。
またスマホをバッグやポケットに入れる際、必ず「ロックボタン」を押す癖をつけましょう。
この意識を持つだけでも、誤作動はかなり軽減すると思います。
自動ロックを短めにしておくと安心
スマホがロック状態になるまでの時間が長いと、誤作動の原因になります。
ロック状態になるまでの時間を短くすれば、誤発信のリスクも少なくなるでしょう。
スマホのロック画面の時間を短くする方法は以下のように設定してください。
- 設定
- 画面表示の明るさ
- 自動ロック
この部分のロック中になるまでの時間を最短の30秒にしておきましょう。
通話後にスマホをすぐにバッグに入れても、30秒でロックされるので誤作動が少なくなると思います。
電話アプリを2ページ目に移動する
電話アプリは通常、iPhoneの「ドック」と呼ばれるところに入っています。
電話アプリは使う頻度も高いので、ドックから移動させる人は少ないようです。
しかしこのドックに電話アプリがあることで、ホーム画面が度の画面であっても、ドック部分は常に表示されている状態となっています。
誤作動が多いようなら、電話アプリを2ページ目などに移動するのも1つの方法です。
それでも心配・・という人はフォルダを作って、その中に電話アプリを入れておけば、ほぼ、誤作動はしなくなるでしょう。
iPhoneのフォルダの作り方
- どれでもいいのでアイコンをぶるぶる揺れるまで長押し
- まとめたいアイコンのところに同じフォルダに入れたいアイコンを持ってきて重ねる
- フォルダが作成されたら画面を2回タップ