クイックスタートという機能を知っていますか?この機能は新旧のiPhone同士で簡単にデータ移行ができる、便利な機能です。今回はクイックスタートができない時の対処法とLINEの引継方法、Apple IDの確認の方法など、役に立つ情報をお伝えします。
目次
iPhoneのクイックスタートが中断されてデータ移行できない原因
iPhoneを新しくしたので、クイックスタートでデータを移行しようとしたけど、何故かうまくいかないなんてことありませんか?
なぜデータが移行できないのか、その原因について順を追って詳しく解説していきます。その原因は広範囲に及びますので、ていねいに確認していきましょう。
原因①Apple IDの設定ができていない
「Apple ID」は機種変更前のiPhoneに設定がされていないと、機種変更する方のiPhoneが機種変更前のiPhoneの情報を認識することが困難になります。
クイックスタートは「Apple ID」を用いて、新しいデバイスの設定ができるようにオプション表示されます。そのため機種変更する前のiPhoneの「Apple ID」が不認証である場合は、iPhoneの動作がうまくできないケースがあります。
クイックスタートが始まらない時は、機種変更前のiPhoneにある「設定」画面の上方に、「Apple ID」の表示があるかをしっかりと確認しましょう。
原因②クイックスタートを行う条件を満たしていない
きちんと「Apple ID」は設定しているのに、クイックスタートが始まらないで困っていませんか?実はクイックスタートを始めるためには、一定の条件を満たしていなければいけません。一定の条件は下記の通りになります。
- 機種変更するiPhone、機種変更前のiPhoneが半径1mの範囲内にある。
- 両方のiPhoneのBluetooth設定が「ON」になっている。(有線可)
- 両方のiPhoneがWi-Fi接続である。
- 両方のiPhoneのiOSのバージョンがiOS11以降である。
特に気を付けなくてはいけないのは、新旧のiPhoneにあるiOSのバージョンです。クイックスタートは、新旧のiPhoneともにiOS12.4以降、もしくはiPadOS13.4のバージョンが入っていないと開始することはできないのです。どちらのiPhoneも、できればiOSのバージョンは最新のものにしておきましょう。
原因③元々のiPhoneを初期化をしてしまった
新しいiPhoneを購入した家電量販店、または携帯会社で、iPhoneの初期設定を行ってはいませんか?一度、iPhoneを初期設定してしまうとクイックスタートをすることはできないです。
なぜ初期設定を行うのかというと、iPhoneを購入した携帯会社や家電量販店で購入したiPhoneが不良品ではないかを確認するためです。初期設定を行い、その後に通話やメールがきちんとできるか、通信確認をします。
携帯電話の動作確認は携帯会社の方で規則として決められているので避けられません。初期設定がされた場合は、その後にiPhoneを初期化すると問題なくクイックスタートを開始できます。
原因④新しいiPhoneの容量が足りない
機種変更前のiPhoneのデータ保存量が多いと機種変更するiPhoneにデータを送れないことがあります。特に機種変更前のiPhoneの方が、これから機種変更する新しいiPhoneより大容量である時に、クイックスタートに問題が出るケースが多いです。
クイックスタートをする時はデータ容量に気を付けて行いましょう。
原因⑤カメラが壊れている
データ移行を開始するとき、画像認証が必要なためカメラを使用しますが、カメラが壊れていると画像認証不可のため、クイックスタートをすることが難しいです。
この場合、カメラが壊れているのでクイックスタートはできませんが、手動による認証ができますので安心してください。「手動で認証」という画面が表示されます。案内に従い、手動で認証をしましょう。