iPhoneで音楽や動画を楽しむとき、より音をパワーアップさせてくれるのがBluetoothスピーカー。そのBluetoothスピーカーとうまくペアリングできないときの対処方法です。
iPhoneは単体でも本体のスピーカーで音楽や動画を楽しむことができます。
特にiPhone7 / 7plusからはステレオスピーカーを搭載したので、iPhoneを横向きにすれば従来より迫力のあるステレオサウンドを聴くことができるようになりました。
しかし、それでは満足できない。あるいは、今はまだiPhone7シリーズに買い替えできないという方もいらっしゃると思います。
そんな時に便利なのが、Bluetoothで接続する外部スピーカー。
でも、それがうまくiPhoneとペアリングできないと、ちょっとストレスですよね。
そこで今回は、iPhoneとBluetoothスピーカーがうまくペアリングできない場合の原因と対処方法をご紹介します。
[the_ad id="12721"]
そもそも、Bluetoothって何?
Bluetoothは世界共通の無線通信規格で、スピーカー以外にも、無線イヤホン、無線マウス、無線キーボード、Apple watchに代表されるスマートウォッチなど、様々なIT関連機器に使用されています。
このBluetooth機器と親機(iPhoneやMacなど)を接続する際に必要となるのが、ペアリングという作業です。
ペアリング作業を行うことで、親機と子機が紐づけられ、スピーカーなら親機で再生した音楽が子機のスピーカーから流れるようになります。
電力消費も最新規格のBluetooth4.1であればかなり低いので、バッテリーの消耗もあまり気になりません。
うまくペアリングできない時のチェックポイント
さて、ここからが本題です。
iPhoneではBluetooth機器とのペアリングは比較的簡単に行えますが、稀に上手くいかないこともあります。
そんな時は、以下のチェックポイントを調べてみてください。
電子レンジの傍で使っていませんか?
意外と気づかないのですが、Bluetooth機器は電子レンジの使用中に傍に持っていくと、上手く通信することができず、ペアリングに失敗することがあります。
これは、Bluetoothが使っている2.4GHz帯の無線通信と、電子レンジから出る電磁波が干渉してしまうために起こります。
同様に、ペアリングが完了した機器であっても、親機と子機の間に電子レンジがあると、その使用中は電波が干渉して、正常に通信できなくなることがあります。
スピーカーであれば、再生している音楽や動画が途切れてしまったり、再生が止まってしまうわけです。
解決方法は、電子レンジを使い終わるまで待つか、電子レンジから離れるしかありません。
周囲に他のBluetooth機器はありませんか?
電子レンジのケースと同じように、ペアリングしようとしている子機の周囲に他のBluetooth機器があると、上手くペアリングできないことがあります。
特にiPhoneとすでにペアリング済の機器があると、iPhoneはまずそちらへ接続しに行こうとするので、これからペアリングする新しい子機を認識しづらくなってしまうことも……。
ちなみに、筆者もiPhoneとBluetoothキーボードをペアリングしようとした時、古いBluetoothキーボード(ペアリング済)と干渉したのか、設定に難儀したことがありました。
こうしたときは、他のBluetooth機器と距離を取るか、可能なら電源を切ってしまうことをお勧めします。
Bluetooth機器のバッテリーは十分ですか?
Bluetoothは低消費電力とはいえ、電気を消費するものです。
よって、Bluetooth機器のバッテリーが十分にある状態でないと、上手く通信できない場合があります。
バッテリー容量を確かめて、必要であればバッテリー交換や充電を行いましょう。
iPhoneの充電は十分ですか?
子機側と同様、iPhoneも充電が不十分だとBluetooth通信が安定しないことがあります。
こちらも確認の上、十分に充電しておくようにしましょう。
Bluetooth機器との距離が空きすぎていませんか?
Bluetoothの電波はあまり強くないので、iPhoneから距離が空きすぎたり、障害物があるとうまくペアリングや通信ができないことがあります。
よく商品パッケージに「最大〇mまで通信可能」と書かれていることがありますが、たいていの場合、この距離は「見通しの良く、障害物や干渉する機器(電子レンジ等)がない状態」でのスペックです。
実際の利用では、なかなかこうはいかないものです。
特に、「リビングに置いたiPhoneで再生している音楽を、台所で聴きながら料理したい」といったことを考えている場合、要注意です。
ペアリングするときはiPhoneのすぐそばで行い、実際の利用時もiPhoneからあまり距離を離さないようにするのがお勧めです。
iPhoneを再起動する
Bluetooth機器側に特に問題がない場合、iPhoneの調子が一時的に悪くなっていることも考えられます。
その時は、まずiPhoneを再起動してみましょう。
やり方は簡単です。
再起動の方法
- スリープボタンを長押しする
- 「スライドで電源オフ」と表示されている辺りを右へスライドする。
- iPhone / iPadの画面が完全に消灯するまで待つ
- グルグルマークが回っているうちは電源が入っています
- スリープボタンをAppleマークが表示されるまで長押しする
まとめ:無線は一度ハマると抜け出せない便利さ
というわけで、今回はiPhoneとBluetooth機器Bluetoothスピーカーが上手くペアリングできない原因と対処方法をご紹介しました。
この記事でご紹介したことは、スピーカー以外のBluetooth機器も基本的には同様ですので、iPhoneとBluetooth機器の接続が上手くいかないという方は、ぜひこの記事のチェックポイントを調べてみてくださいね。
また、Bluetooth機器を使ったことがないという方は、これを機にぜひチャレンジしてみてください。
一度その便利さにハマると、抜け出せなくなりますよ。
それでは、快適なiPhoneライフを♪