2022年5月17日にリリースされたiOS15.5。iOS15.5以前の不具合を解消するためにリリースされたiOS15.5ですが、iOS15.5の不具合がネット上で多く報告されています。今回はiOS15.5の不具合をご紹介します。
目次
【最新】iOS15.5とは?
まずはiOS15.5について解説します。
iPhoneをはじめとするApple製品は「iOS」と呼ばれるバージョンで管理されており、2022年5月17日にiOS15.5がリリースされました。
iOS15.5のアプデ内容
iOS15.5のアプデ内容は以下の通りです。
- Apple Podcastに保存できるエピソード数を制限する
- Apple Podcastに保存されている古いエピソードを削除する
- ホームメンバーが到着・出発した際、ホームオートメーションが動作する
iOS15.5以前で指摘されていた不具合をiOS15.5で解消しています。
【最新】iOS15.5の不具合と対処法
Appleのアップデートですが、毎回不具合が報告されています。
iOS15.5以前に発生していた不具合を解消するためにiOS15.5がリリースされたわけですが、iOS15.5のリリース後にまた新しい不具合が発生しています。
iOS15.5の不具合についてみていきましょう。
WiFiの不具合
まずは、WiFiの不具合です。
内容としては、
- WiFiが繋がらない
- WiFiがすぐに切れてしまう
などの不具合が発生しています。
また、WiFiに接続しているとプライバシーに関する警告が表示されてしまい、何度も何度も途中で途切れてしまうと言います。
WiFiの不具合があるときの対処法
WiFiの不具合があるときの対処法としては2つあります。
1つめは、
- 設定アプリを開く
- 「WiFi」→「プライベートアドレス」をタップする
- 「プライベートアドレス」をOFFにする
- iPhoneを再起動する
という方法です。
2つめは、
- 設定アプリを開く
- 「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」をタップする
- 「モバイルデータ通信」をOFFにする
- iPhoneを再起動する
という方法です。
総括すると、
- プライベートアドレス
- モバイルデータ通信
の2つをOFFにすることでWiFiが繋がらない不具合を解消することができます。
通話の不具合
続いて、通話の不具合です。
アップデートをしてから、通話中に圏外に飛ばされてしまい通話ができなくなるという不具合がネット上で多く報告されています。
通話の不具合があるときの対処法
通話の不具合があるときの対処法は、
- 設定アプリを開く
- 「一般」→「プロファイル」をタップする
- 楽天モバイルの「プロファイル」を削除する
でOKです。
主に楽天モバイルを使用しているユーザーに起きている不具合で、楽天モバイルのプロファイルをいったん削除すれば通話中に圏外に飛ばされる不具合は解消されます。
バッテリーがすぐ減る不具合
続いて、バッテリーがすぐ減る不具合です。
一般的に「バッテリードレイン」と呼ばれる現象で、バッテリーの消耗が異常に早くなってしまう不具合です。
また、
- 発熱しやすくなった
- バッテリー充電が反応しなくなった
などの不具合も報告されています。
バッテリーを確認する方法
まずバッテリーを確認する必要があります。
手順は、
- 設定アプリを開く
- 「バッテリー」→「バッテリーの状態」をタップする
です。
これでバッテリーのステータスを確認することができますが、「お使いのバッテリーは著しく劣化しています。」などと表示される場合は、iOS15.5へのアップデート関係なく消耗が早くなっています。
Apple正規サービスでバッテリーを交換してもらうなどしてバッテリーの状態を改善してください。
バッテリーの不具合があるときの対処法
バッテリーの状態は申し分ないのにまだ不具合が解消されない場合はいくつか対処法があります。
1つめは、iPhoneを再起動する方法です。
バッテリードレインに限らずiPhoneに起こる不具合を解消するためにはいったん再起動する方法がオススメです。
再起動すればiPhone内で起きていたエラーや不具合を一旦0に戻してくれるので、原因不明の不具合でも治ることが多いです。
2つめは、ネットワークの設定をリセットする方法です。
手順は、
- 設定アプリを開く
- 「一般」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」をタップ
- パスコードを入力
でOKです。
これでネットワークの設定をリセットすることができました。
3つめは、iPhoneのすべての設定をリセットする方法です。
手順は、
- 設定アプリを開く
- 「一般」→「リセット」→「すべての設定をリセット」をタップ
- パスコードを入力
でOKです。
ただ、この方法ではiPhoneの各種設定が初期化されますので、カード登録などが0に戻ってしまいます。
また1から登録し直さなければならなくなりますので、事前にスクリーンショットを撮っておくなどして対策をしておいてください。
【最新】iOS15.5のアプリの不具合と対処法
iOS15.5へアップデートしたことで、アプリにも不具合が生じています。
最新版としてそれぞれの不具合とその対処法を解説します。
LINEの不具合
まずは、LINEの不具合です。
LINEの不具合としては、
- LINEが起動しない
- LINEが起動してもすぐ落ちてしまう
- LINEの着信や通知が画面に表示されない
- LINEの電話音が鳴らない
などが報告されています。
LINEの不具合の対処法
LINEの不具合の対処法としては2つあります。
1つめは、
- LINEを開く
- 設定画面より「トーク」をタップする
- 「バックアップ」をタップする
- LINEをアンインストールする
- LINEを再度インストールする
という方法です。
2つめは、
- Touch ID
- パスコード
をOFFにするという方法です。
2つ目の方法はどういう原理で不具合が解消されるのかはわかっていませんが、2つをOFFにすることで不具合が解消したという声が多くありました。
Safariの不具合
続いて、Safariの不具合です。
Safariの不具合として、
- タブが勝手に消える
- タブの間にページが表示される
などがあります。
Safariの不具合の対処法
Safariの不具合の対処法として、
- Safari右下のタブアイコンをタップする
- タブ画面を開く
- 別のタブグループへ移動させたいタブを長押しする
- 「タブグループへ移動」をタップする
でOKです。
これでページがタブの間に勝手に移動する不具合が解決します。
また、Appleにフィードバッグを送信し次回以降のアップデートで解消されるのを待っておくことをおすすめします。
iPhone8をiOS15.5にアップデートしたら不具合が発生?
色々な機種でiOS15.5の不具合の被害が出ています。
しかし、iPhone8を使っているユーザーからiOS15.5の不具合が出た!という声が多くなってきつつあります。
iPhone8が圏外になる不具合が数多く報告
iPhone8を利用しているユーザーがiOS15.5へアップデートをした瞬間、圏外に飛ばされるという不具合に直面しています。
一般的に圏外へ飛ばされるというのは、
- 電源をOFFにする
- SIMカードを抜いたままにする
などの行為を行った時に生じるもので、普通にiPhone8を使っていてそのような不具合が生じるのはおかしな話です。
ちなみに、iPhone8はiOS15.5関連の不具合だけでなく色々な不具合が生じることで話題になった機種です。
iPhone7や9では生じない不具合がiPhone8ではバンバン生じてしまい、他の機種はリコールがありますがiPhone8に限ってはリコールがありません。
そのため、iPhone8だけを使っているユーザーはiOS15.5の不具合に悩まされているのです。
圏外になるときの対処法
圏外になるときの対処法としてはいくつかあります。
まずは、初期化する方法です。
iPhone8を長らく使っていると不具合が蓄積されていき、徐々に使い勝手の悪いスマホになってしまいます。
そうなる前にいったんiPhone8を初期化して復元をしておきましょう。
初期化をするとiPhone内のデータは全て無くなりますので、写真や動画はクラウド上で保存し、アプリに関してはログイン情報を記録しておきましょう。
あくまでiPhoneの設定自体が初期化されるだけに過ぎません。
2つめは、APN設定を改善する方法です。
ソフトバンクやau以外のキャリアを使っているユーザーであればAPN設定をはじめに行っているはずですので、APN設定をいったん初期化しましょう。
これはiPhoneを初期化することと同意義ですので、バックアップを取っておいてください。
バックアップ後、APN設定をやり直してiPhoneを再起動することで圏外になる不具合を解消することができます。
3つめは、故障扱いで修理に出す方法です。
先ほどの2つの方法でも改善せず、なおiPhone8を使い続けたい方はAppleの修理に出せば基本的に不具合は解消されて返送されてきます。
多少金額は張りますが別のiPhoneに買い換えるほどまでの金額ではありません。
長く使っていきたい方は是非Appleの修理サポートを受けてみてください。
まとめ
今回はiOS15.5の不具合について解説しました。
最新版の情報によるとiOS15.5の不具合は数多く報告されており、今でもなお最新は更新されています。
常に最新の情報を入手したい方はTwitterで「iOS15.5 不具合」と検索すればOKです。
また、Appleからも最新の不具合情報が共有されたりするので、最新情報を見逃さないように常に目を張っておく必要があります。
iOS15.5以前の不具合を解消するためにリリースされたiOS15.5により不具合が発生する状態はある程度これからも予想される流れです。
是非本記事を参考にしてiOS15.5の不具合を解消してください。