Discordは、ボイスチャットをしながらPCやスマホの画面を共有できます。また、PS5やSwitchなどのゲーム機でも、キャプチャーボードがあれば画面共有が可能です。本記事では、Discordの画面共有機能について、解説しますので、参考にしてください。
目次
Discordの画面共有機能とは?
Discordは、音声・動画・文字でコミュニケーションを楽しめるマルチプラットフォーム対応のコミュニケーションツールです。
特に、ゲームを遊びながらボイスチャットを画面を切り替えることなく楽しめることから、ゲーマーに人気があります。
そしてゲームと相性がよい特徴として、ボイスチャットをしながら、PCやスマホの画面を共有できる機能があることです。
この画面共有により、Discordサーバーに参加しているメンバーに手軽にゲーム配信できますし、さらには、画面共有で同じ動画を友達と見ながら話したりできるようになります。
画面共有はボイスチャンネルでもダイレクトメッセージでも可能です。
Discordでの画面共有の視聴方法
ここでは、Discordで画面共有されている場合、その画面を視聴する手順をデバイスごとに説明していきます。
モバイル版アプリでの画面共有の流れ
モバイル版アプリでの画面共有の手順は以下のとおりです。
ボイスチャットチャンネルに入場→画面共有ボタンを選択→今すぐ開始を選択→ホームボタンなどで画面を切り替え→停止するときは、画面中央の「共有を停止」を選択
【モバイル】配信中の画面共有を見るときの手順
手順は以下のとおりです。
ボイスチャット内で画面共有をしているサーバに入室→配信に参加するボタン・共有中の画面のプレビューが表示される→プレビュー画面を選択→共有されている画面が開く→ボイスチャットを続ける。
なお、配信中の画面を開かずにボイスチャットに参加したい場合は、画面下部のボイスチャンネルに参加を選択してください。
モバイルオーバーレイでメニューアイコンを表示
モバイルオーバーレイ機能は、Discordのユーザー設定の音声・ビデオから設定できます。
モバイルオーバーレイ機能では、画面共有中にDiscord以外の画面を開いたときに、画面内にDiscordのメニューアイコンを表示可能です。
オーバーレイのメニューでは、マイクのON/OFF・ボイスチャンネル退出・参加メンバーのアイコン確認などが行えます。
PC版での画面共有の流れ(モバイル版/ブラウザ版)
PC版アプリでの画面共有の手順は以下のとおりです。
ボイスチャットチャンネルに入場→画面共有ボタンを選択→共有したい画面を選択→設定を行い、GoLiveボタンを選択→停止するときは、画面共有ボタンを選択
【PC】配信中の画面共有を見るときの手順
ほかのユーザーがボイスチャンネル内で画面共をしている場合、ユーザー名の右側に「ライブ」と表示されます。
ユーザーにカーソルを合わせると「配信を見る」のボタンが表示されるので、クリックすることで、共有画面を視聴可能です。
ポップアップとピン留めで共有画面を別ウィンドウで表示
ポップアウト機能により、共有画面とDiscord画面を切り離した状態で表示可能です。
また、ポップアップ画面をピン留めすることで、共有画面を常に最前面に表示できます。
共有画面を大きく表示しつつ、テキストチャットで話したいときなどに便利です。
Discordの画面共有で発生しやすいトラブルと対処方法
ここでは、Discordの画面共有で発生しやすいトラブルとして以下の3点について、対処方法を説明します。
- 画面共有ボタンが表示されない
- 配信画面の音声がおかしい
- ほかの人の声がおかしい
以下で詳しく説明します。
画面共有ボタンが表示されない
Discordの画面共有トラブルの1番目は、画面共有ボタンが表示されないことです。
この原因として考えられるのは、Discordのバージョンが古いこと。
Discordのバージョンが古いとDiscord画面共有機能がサポートされておらず、画面共有ボタンも表示されないことになります。
対処法としては、Discordを最新版にアップデートすること。
ただし、基本的にはDiscordはダウングレードできないので、アップデートして問題がないかをチェックしてから実施するようにしてください。
配信画面の音声が聞こえない、ボリュームが大きい場合
Discordの画面共有トラブルの2番目は、配信画面の音声が聞こえないこ・音が大きすぎるとです。
これは、画面の配信者・視聴者いずれかの音声設定が正しくないことが考えられます。
配信者は、配信しているゲームや動画自体のボリュームを調整してみてください。
なお、Discordの音声ボリュームは配信画面とは無関係なので、配信ソース自体での調整が必要です。
視聴者であれば、共有画面のメニューを使ってボリューム調整をしてみてください。
また、PCブラウザ版Discordで配信している場合、全画面で共有開始するち、システムオーディオの共有をONに設定していないと音声が再生されません。
どの視聴者も音声が聞こえないようであれば、システムオーディオの共有をチェックして、OFFであれば、画面共有をやり直してみてください。
ほかの人の声が聞こえない、ボリュームが大きい場合
Discordの画面共有トラブルの3番目は、ほかの人の声が聞こえない・音が大きすぎることです。
こうした音声関連トラブルの原因は、入力/出力設定がうまくできていない場合がほとんど。
配信中で焦るかもしれませんが、落ち着いて、以下の順番で音量設定をチェックしてみてください。
- スピーカーがミュートになっていないかを確認し、ミュートであれば解除する
- ユーザー設定の音声・ビデオ→出力デバイスから音量を確認する
- ユーザーごとの音量設定がうまくできているかを確認する(接続中のユーザーの名前を右クリック→ユーザーごとの音量を確認)
Discordのモバイル版で画面共有する方法
Discordのモバイル版アプリで画面共有することが可能。
通話相手が画面共有してカメラONのる場合、カメラとマイクの間の画面共有ボタンを選択ですぐに画面が共有が始まります。
なお、通話相手の設定で、カメラ・画面共有がオン出ない場合は、画面共有ボタンが表示されません。
【モバイル】サーバーで複数人と画面共有する場合
ボイスチャンネルやDMでビデオチャットを開始してる場合は、画面共有が可能です。
配信を視聴可能な最大人数は50人までで、視聴者側ではビデオをオンにせずに画面共有できますし、見ないこともできます。
【モバイル】1対1で画面共有する場合
手順は以下のとおりです。
ボイスチャットやDMで音声通話を開始→画面を選択してカメラをオン→画面共有ボタンを選択→ブロードキャストを開始を選択
PC版のDiscordで画面共有する方法
PC版のDiscordで画面共有するには、通話画面の下に並ぶ3番目のアイコンの画面を共有するをクリックするだけと、簡単な方法で画面共有できます。
PC版Discordでもゲーム配信が可能
PC版のDiscordでは、PCで遊んでいるゲームについては、表示中のタイトル横のボタンを押せば、すぐに配信できます。
ゲーム機の映像と音声をPC に送るPCにキャプチャーボードを接続すれば、ゲーム画面をDiscord上で共有・配信可能です。
PCにキャプチャーボードを接続すると、Discord上共有する画面を選ぶ際にCapture Devicesという項目が追加されます。
キャプチャーボードがあればPC版のDiscordでゲーム画面の配信が可能
PC版のDiscordでゲーム画面を配信するPCにキャプチャボードが搭載されていることが必須。
というのもPCのゲーム画面をDiscordに配信するには、いったん、ゲーム画面をPCに取り込むことが必要です。
そして、キャプチャボードがこの画面の取り込みのを行うのです。
キャプチャボードには、内蔵型と外付け型があります。
最近はノーPCでも性能が上がっていてゲームが可能ですが、残念ながらノートPCには内蔵型のキャプチャボードは追加できないので、外付け型のキャプチャボードが必要です。
Discordの画面共有機能とは?
ここでは、Discordの画面共有機能を使う際に覚えておくと便利なことを紹介します。
Discordの配信モードで表示したくない情報の非表示
Discordの画面共有を使う際に、表示したくない情報がある場合は、配信モードを使うと個人情報などを非表示することができます。
PCの画面全体を画面共有で配信していても、配信モードにしていれば、マイアカウントを開いても非表示となり、メールアドレスなどの個人情報が洩れることを防ぐことが可能です。
なお、配信モードにしていると、Discordの通知も表示されないので注意してください。
ただし、ゲーム配信中にゲームオーバーレイを有効にしていると、ハイ🅂んモードであっても通知は表示されます。
配信モードをオンにする手順は以下のとおり。
ユーザー設定を開く→配信モードタブを選択→配信モードを有効にするをオン
配信モードのオプションは以下のとおりです。
- 自動切換え:配信ツールのOBS・Xsplitを起動している場合、は配信モードを自動で有効・無効化
- 個人情報を隠す:メールアドレス・アカウント情報を隠す
- 招待リンクを隠す:招待リンクを隠す
- サウンドの無効化:通知などのサウンド効果を無効化
- 通知の無効化:デスクトップ表示の通知を無効化
Discordのビデオチャットでバーチャル背景の設定
Discordのビデオチャットでは、背景を設定可能です。
設定できるビデオ背景としては、ぼかし・バーチャル背景画像が選択できます。
なお、自分で作成した画像を使用するカスタムを利用するには、有料でNitroに登録することが必要です。
バーチャル背景は、ビデオチャットを開始前・ビデオチャット実行中いずれでも設定・変更でき、プレビューを確認する設定もあります。
バーチャル背景の設定手順は以下のとおり。
ユーザー設定を選択→音声・ビデオメニューを選択→背景を選択→プレビューを見る→ビデオテストを選択
なお、ビデオチャット実行中に背景を変更したい場合は、ビデオ画面で右クリックして表示されるメニューでビデオ背景を変更を選択します。
Discordのボイスチャンネルに人数制限を設定
Discordのボイスチャンネルを少人数でじっくり楽しみたい場合は、最大人数を設定してみてください。
設定する最大人数は最大99人まで設定可能でPC・モバイルいずれでもせって可能です。
なお、サーバーで「メンバーを移動」権限を有するユーザーは、設定された最大人数に関係なく入室できます。
最大人数の設定手順は以下のとおり。
ボイスチャネルを開く→チャネルの編集を選択→ユーザ人数制限のバーで人数を設定→変更を保存を選択
Discordで音声が途切れてしまうときの対処法
Discordで音声が途切れてしまうときは、以下を試してみてください。
Discordの音声オプションには、音声検出・PushToTalkの2種類があります。
PushToTalkはボタンを押している間のみ音声が送信し、音声検出は自動で音声を検出して送信する機能です。
音声検出選択中に、入力感度を自動調整するを有効にすると、会話中の音声で感度を調節しますが、これが悪影響を及ぼして音声が途切れることがありえます。
音声の途切れ・音量の極端な変動・発言の最後が切れてしまうなどの現象が発生する場合は、入力感度を自動調整するをオフにしてみてください。
また、入力感度を自動調整するを有効にする場合は、高度音声検出・音量調節の自動化の設定を確認してみてください。
まとめ
Discordの画面共有では、ボイスチャットをしながらPCやスマホの画面を共有でき、しかも、画面共有ボタンですぐに開始できて簡単です。
また、ゲーム機でも、キャプチャーボードがあれば画面共有が可能です。
本記事ではPC・モバイルそれぞれについて、画面共有する方法・視聴方法をわかりやすく解説してきました。
あわせて、画面共有におけるトラブル対処法も説明しまた。
Discordを活用する参考としてみてください。