Canvaで切り抜きした写真をデザインに使えればおしゃれになります。Canvaでは、フレームを使えば簡単に写真の切り抜きが可能です。本記事では、Canvaで写真を切り抜きする方法を説明します。あわせて、背景を切り抜く方法も解説するので参考にしてください。
目次
Canvaで写真を切り抜きする方法とは?
Canvaはきれいでおしゃれなデザインを簡単に作れるツールです。
自分で撮った写真や画像などを好きに貼り付けて使うことが簡単にできますが、写真や画像の全体ではなく、一部だけを使いたいこともままあるでしょう。
ここでは、Canvaで写真や画像を切り抜きする方法として、以下の3つの方法をご紹介します。
- Canvaで写真や画像の一部の切り抜きの方法
- Canvaで写真や画像を円形などのフレームに合わせて切り抜きする方法
- Canvaで写真や画像の背景を切り抜きする方法
なお、Canvaで写真や画像の背景を切り抜きするのには、有料のCanvaProが必要となりますので、別途説明します。
写真の一部を切り抜く
まず、Canvaでは写真や画像の一部を正方形や長方形といった矩形として切り抜きができます。
手順は以下のとおり。
Canvaを開く→ログインする→デザインを開く→写真を選択する→編集ボタンを選択→切り抜きつーつを選択→表示される縦横比の切り抜きウインドウを選択→切り抜く写真範囲を設定→完了を選択
切り抜きの縦横比は、1:1・16:9・9:16・5:4・4:5・4:3・3:4・3:2・2:3・カスタムなどが用意されて入りので必要に応じて選択します。
また、写真をドラッグして移動させることで、切り抜く部分を切り抜きウインドウ枠内に収めることで、切り抜き部分を調整可能です。
切り抜き枠のコーナーの丸印を移動することで、切り抜き枠の縦横比を維持したままサイズを変更できます。
上下左右のマークを移動することで、それぞれ、縦・横のサイズを変更可能です。
丸い形などフレームで切り抜く
Canvaにはフレームという写真や動画などを切り抜くための要素が無料で搭載されており、簡単に写真や画像を好きな形状に切り抜くことができます。
フレームは、サイズ調整・回転・移動もできますし、フレーム内に配置した画像・動画そのもののサイズや見せる部分の調整なども可能です。
フレームを使って写真などを切り抜く手順は以下のとおり。
Canvaを開く→ログインする→デザインを開く→サイドパネルの要素を選択→フレームを選択→デザインにフレームの一覧から好みのフレームを選択→デザインにドラッグ→切り抜く写真をフレームにドラッグ
なお、フレームに写真を追加する手順は以下のとおりです。
フレームを選択→サイドパネルの写真を選択→検索バーで目的の写真を検索(自分の撮った写真の場合はアップロード)
デザインに画像を直接貼り付けるより、フレームを使えばおしゃれな画像を貼り付けできますので活用してみてください。
Canvaで写真の背景を切り抜きする方法とは?
デザインに、例えば、人物やペットなどの写真を貼り付ける場合、背景は隠したいことがあるでしょう。
そんな時、自分で写真の背景を消す作業をするのは、初心者には難しすぎます。
さらに、背景を白色ではなく透明にする(背景透過といいます)のは、無料のCanvaでは無理です。
ここでは、Canvaで写真の背景を切り抜く、つまり、背景透過を行う方法を説明していきます。
背景リムーバは有料プランのCanva Proが必要
Canvaで背景を透明にする背景透過を行うのは、無料のCanvaでは無理です。
有料プランであるCanvaProに加入する必要があります。
費用は、1,180円/月あるいは11,800円/年で、年間プランは16%以上お得な価格設定です。
なお、CanvaProには30日間無料のお試しプランも用意されているので、初めての方はお試しプランで機能を確認するのもよいでしょう。
なお、CanvaProでは、背景自動削除機能のほか、以下のような機能も利用可能です。
豊富な素材 | 1億点以上の高品質な画像・イラスト・フォントなどが利用可能 |
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ブランドキット | 企業のロゴ・カラー・フォントなどを一元管理かのうでで、統一感のあるデザインを作成可能 |
チーム機能 | デザインをチームのメンバー間で共有・共同編集可能 |
アニメーション | アニメの作成が可能 |
プレゼンテーション機能 | プレゼンテーション資料を簡単に作成可能 |
大容量ストレージ | 1TBのクラウドストレージにデザインデータを保存可能 |
CanvaでSNS用の画像などをよく作る方はチェックしてみてください。
Canva Proの登録方法
では、CanvaProの登録方法を説明していきます。
概略のステップは、以下のとおりです。
- CanvaProの登録サイトを開く
- 利用プランを選択
- 支払い方法を選択
- 各種設定を行う
それぞれを詳しく説明します
CanvaProの登録サイトを開く
無料のCanvaにログイン→サイドメニューあるいは上部メニューに「プロを30日間無料で試す」が表示されるのでクリック→無料トライアルを開始
なお、45日間無料の申し込みサイトもありますので、こちらから申し込むと、さらにお得です。
利用プランを選択
利用プランには、月額プランと年額プランのいずれかを選べます。
長期間CanvProを利用する場合は、年額プランの方がお得になるので、年額プランを選択してください。
支払い方法を選択
支払い方法は、クレジットカード・デビットカードが利用できます。
また、PayPalでの支払いも可能です。
好きな支払方法を選択して、無料で試すをクリックしてください。
各種設定を行う
以下のようなオプションの選択を求められますが、いずれもスキップしておいて、必要になったら追加すればよいでしょう。
- チーム設定
- 利用目的
- コンテンツプランナー加入
背景リムーバで背景を削除する
CanvaProの背景リムーバで背景を削除する手順は以下のとおり。
CanvaProを開く→デザインボードに対象の画像を配置→上部の画像編集メニューを選択→エディタメニューの背景リムーバを選択
しばらくすると、背景を削除した写真が表示されますので、削除の状態をチェックします。
もし、背景の削除が不十分な個所があれば、エディタメニューからブラシを選択して、自分で削除してみてください。
なお、ブラシの粒度はエディタメニューで調整できますので、残したい部分の形状に合わせてブラシ粒度を切り替えれば、きれいに削除できます。
背景を透過して保存する
背景リムーバで背景を削除(背景透過)した画像を保存する手順は以下のとおり。
上部に表示されている共有ボタンを選択→ダウンロードを選択→ファイル形式としてPNGを選択→背景透過にチェック→ダウンロードを選択
背景リムーバで背景を削除すると、背景は白色になるのではなく、透明になります。
つまり、画像を重ねた場合、下面に配置した画像が透けて見えるのです。
このため、背景リムーバで背景を削除した画像を保存したい場合があると思いますが、気を付けないと、背景透過の効果が保存されないので気をつけてください。
具体的には、保存人ファイル形式をjpegではなくpngを選択すること、背景透過をチェックすることを忘れないことです。
背景リムーバで注意すること
背景リムーバでは、CanvaProが写真を見て、残すべきものと背景を自動で判断して背景と判断した部分を削除します。
したがって、CanvaProが背景をうまく見つけることができない場合は、背景の削除が不完全となります。
CanvaProが背景をうまく認識できる写真の性質は以下のようなものです。
- 背景がシンプルであること
- 残す部分と背景の境界線がはっきりとしていること
つまり、写真のフォーカスがどこに当たっているのかが人間が見てもよくわからないような写真では、背景として削除する部分をCanvaProでも判別できないでしょう。
CanvaProでもAIを導入していますが、この場合でも、同じことが言えますので注意してください。
できるだけ、背景がわかりやすい写真を撮るように心がけると、きれいに背景透過した写真が作れますよ。
まとめ
ここまで、Canvaで写真を切り抜きするための方法を説明してきました。
せっかく、Canvaに写真を取り込むのであれば、残しておきたいと思って撮影した部分をおしゃれに取り込みたいものです。
Canvaでは、フレームという自動で写真を切り抜く要素が無料素材として提供されていますので、効果的に利用してみてください。
また、有料にはなりますが、CanvaProの背景リムーバを使うと、背景を透過した画像が作れますので、背景画像などを効果的に利用することができ、SNSNの質が大幅にアップしますので、参考にしてみてください。