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ChatGPTではGPT-4は有料!無料で使う方法を徹底解説

AIの威力を世の中に知らしめたChatGPTでは、GPT-4をリリースしました。従来よりさらにパワーアップしていますが、基本的には有料となりました。本記事では、GPT-4の特徴や利用方法を説明するとともに、無料で使う方法も説明します。

ChatGPTでは有料?GPT-4を無料で使う方法

世の中の注目を集めているCahtGPTは、2023年3月にGPT-4にバージョンアップしました。GPT-3は無料で使えましたが、GPT-4は基本的には有料となりました。無料で使う方法が知りたいところです。以下では、GPT-4を無料で使う方法を説明します。

前提!ChatGPTでGPT-4を使うには有料のサブスク契約が必要

従来のChatGPTはOpenAIのホームページからアカウント登録することで無料で使用することができました。しかし、GPT-4からは、月額20ドルの有償サービスCahtGPT Plusに加入しないと使えなくなりました。支払い方法はクレカのみです。

ただし、無料で使う方法が全くないかというと、実は、無料で使う方法があるのです。以下では、無料でGPT-4を使う方法を紹介します。

無料で使う方法①Bingの使い方

無料で使う方法その1はBingを利用することです。マイクロソフトの検索サービスBingにChatGPTが組み込まれました。GPT-4を利用していることが公式にアナウンスされています。ChatGPTはBingのチャットで使用可能なAIツール。BingAIという名称がつけられています。

使い方は以下のとおりです。

マイクロソフトアカウントを作成→MicroSoftEdgeをダウンロードインストール→MicroSoftEdgeに登録アカウントでログイン→Bingを起動→チャットを開く

無料で使う方法②Poeの使い方

無料で使う方法その2はPoeを利用することです。Poe(ポー)は複数のAIツールを使うためのQuoraという会社が運営するプラットフォームです。QuoraはQ&A投稿サイトしても有名です。

Poeは公式サイトでアカウントを作成してログインするか、スマホアプリをダウンロードインストールして利用します。

PoeではGPT-4も利用可能となっていますが、無料の場合は1日1回の利用に制限されます。

無料で使う方法③Forefront chatの使い方

無料で使う方法その3はForefront chatを利用することです。Forefront chatはGPT-4が無料で使えるチャットボットです。5メッセージまでは無料で使えます。使い方は以下のとおりです。

Forefront chatのサイトを開く→メールアドレスかGoogleアカウントでアカウント登録(名前、電話番号は任意)→アカウントでログイン→ModelとしてGPT-4を選択→プランの選択画面が表示されるので無料を選択→会話で使用するフォルダーを指定→Personaを選ぶ→テキスト入力

無料で使う方法④Hugging Faceの使い方

無料で使う方法その4はHugging Faceを利用することです。Hugging Faceは機械学習アプリを開発している会社が運営する無料のAIチャットボットです。使い方は以下のとおりです。

Hugging Faceのサイトを開く→メールアドレスでアカウント登録→アカウントでログイン→ModelとしてGPT-4を選択→テキスト入力

無料で使う方法⑤oraの使い方

無料で使う方法その5はoraを利用することです。oraはブルガリアのソフトウェア開発会社で、プロジェクト管理ツールなどを展開しています。GPT-4が無料で使えるサイトも公開しています。利用回数には制限があります。使い方は以下のとおりです。

oraのGPT-4サイトを開く→メールアドレスでアカウント登録→アカウントでログイン→再度oraのGPT-4サイトを開く→テキスト入力

無料で使う方法⑥nat.devの使い方

無料で使う方法その6はnat.devを利用することです。nat.devというサイトでもGPT-4が利用できます。ただし、最近は無料ではなく、最低5ドルが必要な有料サイトとなっています。使い方は以下のとおりです。

nat.devのサイトを開く→Googleアカウントかメールアドレスでアカウント登録→アカウントでログイン→再度nat.devサイトを開く→テキスト入力

無料で使う方法⑦AIOneの使い方

無料で使う方法その7はAIOneを利用することです。AIOneは、PCでもスマホでも使えるクラウドAIプラットフォームです。AIOneでは、GPT-4リリース時に、GPT-4を無制限で利用できるサービスを提供していました。

残念ながら、現在は有料プランのみとなっています。

無料で使う方法⑧OpenAIのwaitlistに登録する

無料で使う方法その8はOpenAIのwaitlistに登録することです。GPT-4をアプリで使うにはChatGPTのAPIを利用します。APIを利用するには、OpenAIのwaitlistに登録して招待してもらう必要があります。

登録したい方は、こちらからどうぞ。

ChatGPTでGPT-4を使う方法

OpenAIのChatGPTサイトでGPT-4を使うための方法について説明します。

ChatGPT Plusの料金

GPT-4をOpenAIのサイトから使うには、有料のChatGPT Plusにアカウントを作成する必要があります。ChatGPT Plusの料金は月額20ドル。日本円で月額3000円弱となります。

例えばスマホの料金と比べても結構な額となるので、GPT-4を頻繫にかつ定期的に使う場合でないとペイするのは難しいでしょう。

ChatGPT Plusの支払い方法

ChatGPT Plusの支払い方法はクレジットカードのみであり、デビットカードやQRコード決済などは利用できません。

使えるクレジットカードは、Visa/Master Card/JCB/American Express/Diners Club/Discoverです。

ChatGPT Plusの登録方法

ChatGPT Plusに加入する手順は以下のとおりです。

OpenAIのChatGPTサイトを開く→ログイン→Upgrade to Plus NEWを選択→Upgrade Planを選択→クレカ情報を入力→申し込むを選択

GPT-4はどんなところが優秀?GPT-4でできること

ここでは、GPT-4がそれ以前のバージョンと比べて優れている点を中心に何ができるかを説明します。

できること①文章の校正

自分で作成した文章を見直してもなかなか間違いを見つけるのは難しく、だれか文章の構成を手伝ってくれると仕事の効率も格段にアップするでしょう。

ChatGPTは、こうした文章の構成をほぼ間違いなく行ってくれるのです。ビジネスマンであれば、顧客に提出する分文書や社内文書の構成に、学生であれば課題レポートなどの校正に利用してみるとよいでしょう。

できること②ブレインストーミング

商品やイベントの企画などでは、ブレインストーミングという手法がよく使われます。ブレインストーミングでは、参加メンバーで意見を出し合って、会議のテーマに対する解決策を作り出していきます。

ChatGPTに「○○を△△に売るための方法を教えて」的な質問をしてみるとさまざまな提案を出してくれるでしょう。

できること③文章の要約

ChatGPTは、文章の要約を行うことが得意です。GPT-3では2500字程度の文章しか入力できませんでしたが、GPT-4では25000字と10倍の文章を扱うことができ、要約やサマリ作成の効果がより受けられるようになっています。

また、GPT-4は音声を扱えますので、議事録の作成ひいては議事概要の作成に使えるかもしれません。

できること④アイデア出し

新商品や新規事業などの新しいアイデアは簡単に出るものではなく、それなりの成果を出すには結構苦労します。

ChatGPTは莫大な量の事例を学習しているので、こうしたアイデア出しのための事例紹介は得意とするところです。

できること⑤高度なリサーチ

ビジネスシーンなどでは、法律や専門分野に関する知識などが必要な場合があります。こうした分野は、自分でリサーチするのは難しく、専門家の助けを必要とします。とはいえ、ちょっとしたことにこうした専門家の助けを受けるのはコスパの面では効率的ではありません。

GPT-3はこうした分野の精度はいまいちでしたが、GPT-4では飛躍的に精度が向上しました。最終的には専門家のサポートを受けるとしても、まずは、GPT-4に問い合わせて見るのは無駄ではないでしょう。

ChatGPTなどのAIツールをより活用するために重要なポイント

ChatGPTに代表される生成系AIツールはどんな質問にも答えてくれるというイメージを持っている方が多いと思います。

しかし、CahtGPTもまだ進化途上のAIツールであり、その能力をフル活用するには使い方に気を付ける必要があります。以下では、活用のポイントを紹介します。

AIツールの活用ポイント①質問の目的をハッキリさせる

ChatGPTに質問をすれば何らかの回答を返してくれます。しかし、せっかく回答をもらうのであれば、質問の意図にぴったりの回答を得たいでしょう。

漠然とした質問には漠然とした回答しか返ってきません。質問する際に、質問の意図が明確にChatGPTに伝わるような質問文を考えることが大切です。

また、前提条件をはっきりとさせることもAIツールにピンポイントで回答してもらうためには有効です。

AIツールの活用ポイント②シンプルな質問をする

質問内容はシンプルにしましょう。わかりやすい文章を書くコツに一文一義というものがあります。伝えたいことがたくさんあると、どうしても文章にさまざまな内容を盛り込んでしまいます。

同様に聞きたいことがたくさんある場合、質問分にいろんな内容を含ませてしまいがちです。しかし、一度にさまざまな内容を聞かれても、AIツールはすべてを正確に回答できなくなります。

満足できる回答を得たいのであれば、質問内容はシンプルにしましょう。

AIツールの活用ポイント③精度を上げるためにフィードバックする

一回の質問で満足する回答を得られのであれば良いのですが、そううまくはいきません。ChatGPTなどのAIツールから満足する回答を得たいのであれば、フィードバックが大切です。

例えば、人との会話と同じく、回答に対して褒めてあげれば、さらに細かいバリエーションを回答してくるかもしれません、

AIツールの活用ポイント④ネットの情報以外もチェックする

ChatGPTは素晴らしい回答を返してくれます。しかし、注意して回答をチェックしてみると間違いもあります。ChaGPTなどのAIツールは学習した事例をもとに回答を作成ているだけで、その真偽を自分で確認することはできないのです。

ChatGPTの回答の真偽をチェックするのは質問した人の責任です。回答を鵜呑みにするのではなく、ネットや書籍などを利用して回答をチェックするようにしましょう。

AIツールの活用ポイント⑤プライバシーの質問には注意

ChatGPTなどのAIツールは質問も学習データとして利用しています。したがって、質問文にプライバシーに係る内容が含まれている場合は、個人情報を漏洩したことにもなりかねません。

質問内容に個人情報を含まないように十分注意してください。ChatGPTは自分だけにアシスタントではないことに留意してください。

まとめ

ここまで、GPT-4の特徴を説明するとともに、GPT-4を無料で使う方法を説明してきました。GPT-4は基本的には有料サービスとなっています。無料で使う方法をうまく活用してGPT-4の特徴を体験してみてください。