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Vプリカ詐欺被害に遭った時の返金は可能?手口や実例を紹介

ネット上での決済専用のカード、それがVプリカです。コンビニなどでVプリカのカードが売っていますが、Vプリカには実際のプラスティックカードがあるわけではありません。そんなVプリカによる詐欺にはどんな手口があるのか、対処法について説明していきます。

Vプリカを使った詐欺の手口

ネットで決済が行われるVプリカを使用した詐欺が増えつつあります。
Vプリカによる詐欺の手口は以下の4つです。
Vプリカによる詐欺手口①ウイルスに感染したと見せかける
Vプリカによる詐欺手口②SMS、メールを使用する
Vプリカによる詐欺手口③SNS、マッチングアプリを利用する
Vプリカによる詐欺手口④ライフカード(Vプリカ)を名乗る
この4つについて詳しく説明していきましょう。

ウイルス感染を偽装した広告による手口

Vプリカ詐欺の目的はVプリカを購入させてその番号を伝えてもらうことです。
PCにウイルスに感染していますなどというポップアップ広告が表示され、ここに電話をするようにと書かれているので、そこへ電話をするとVプリカを購入するように求められます。
ポップアップ広告が表示されてもVプリカ詐欺なので騙されないようにしなければなりません。

SMSやメールを使った手口

「SMSで何かが当選したなどというメールに返信をしたらメール交換をするためにはポイントが必要なので、Vプリカの番号を伝えたらそれっきりになってしまった」
「メールで芸能人と合わせるなどと書いてあり、そのためにVプリカを購入したけど、番号を伝えたら音信不通になった」などの事例がVプリカ詐欺にはとても多いです。
怪しいメールには返信をしないように注意しましょう。

SNSやマッチングアプリを介した手口

マッチングアプリやSNSでのVプリカ詐欺も横行しています。
こういうものはポイントを支払わないとメッセージの交換ができないので、Vプリカを購入するように求められます。
そこで発行番号などを言うように巧みに誘導されます。マッチングアプリやSNSで「Vプリカ」が出てきたら要注意です。

ライフカード(Vプリカ)を騙った手口

Vプリカ詐欺には焦る心情を利用した手口もとても多いです。個人情報が流出したので、その確認のためにVプリカのログインIDやパスワードを教えてくださいとメッセージがきたら危険です。
公式サイトではそのようなことを聞くことはないと注意喚起がなされています。
URLなどをクリックしないように気をつけましょう。

Vプリカ詐欺の実例

では具体的な詐欺の実例を紹介しましょう。
同じような手口に巻き込まれないように注意してください。

国税局を謳ってVプリカでの支払いを要求される

大変悪質な詐欺ですが、メールなどで国税局をかたって支払いを要求してきます。
国税庁が詐欺をするなど考えられないので、信じてしまいリンクをクリックするとフィッシングサイトへ飛ばされ、個人情報、Vプリカの発行番号などを記入させられるのです。
国税局はショートメッセージやメールで案内を送ることはないので注意しましょう。

マッチングアプリを介してVプリカを要求される

出会い系アプリで結婚することも多い現代ですが、男性の心情につけこんだ詐欺も多いようです。
マッチングアプリで留学生を装った女性に少し援助してほしいと言われ指定された住所へ行くと、現金だと逮捕されるのでVプリカで支払ってくれたら信用すると言われ、Vプリカの写メを送ると、もっと要求されたりという実例があります。
マッチングアプリ自体が詐欺を行っているわけではなく、そのプラットフォームを利用したものなのです。

アダルトサイトの利用料をVプリカで請求

アダルトサイトにも注意が必要です。さまざまなポップアップが仕掛けられており、高額な金銭を要求されます。
Vプリカを購入して、番号を教えろと言われたらとにかく無視するようにしましょう。電話をかけたりしなければ相手は何もできないのです。

Vプリカ(プリペイドカード含む)を使った詐欺でよく使われるワード

では、どのような言葉に気をつければVプリカ詐欺に遭わずに済むのでしょうか。
公式サイトにも掲載されているよく使用されるワードをまとめてみました。

Vプリカ詐欺でよく使用されるワード・悩みを聞いて欲しい
・懸賞が当たりました
・あなたにお金をあげます
・占ってあげます
・料金が未納なので納付してください
・有名人と会えます

よく考えればおかしいのですが、ついついそんな言葉に騙されてしまわないように注意しましょう。

Vプリカ詐欺に巻き込まれないための注意点

詐欺に巻き込まれないように注意をしなければいけませんが、特に注意したい点として以下の3つがあります。
①ワンクリック詐欺に気をつける
②Vプリカを使用した高額な請求に対応しない
③Vプリカの発行コードは教えない

注意点①ワンクリック詐欺の表示が出ても支払わない

いきなり懸賞に当たった、ウイルスに感染しています、といったポップアップが表示されるという手口があります。
このような表示が出たときにも慌てずにブラウザを閉じ、焦ってクリックしたり、請求に応じないようにしましょう。

注意点②Vプリカを使った高額支払いのサイトにも支払わない

詐欺ではさまざまな言葉を使ってお金を払わせようとします。どんな文言を見ても知らないところからのメールは1度調べてみることが大切です。
国税庁などからSMSがきたからといって信用しないようにしましょう。

注意点③Vプリカの発行コードを要求されても教えない

発行コードを伝えてしまったというトラブルが急増しているので、発行コードはメールの相手や電話の相手に伝えないようにしなければいけません。

不正な広告が表示された時の対処法

では不正な広告が表示されたときにはどうすればいいのでしょうか。
対処法として以下の3つを紹介していきます。

対処法①OSやアプリを最新に保つ

パソコンやスマホにポップアップ広告がしつこく表示されないようにするために、一旦閉じて再起動をする、OSやアプリを最新にするといったことが重要です。
ポップアップ広告が出たときにはセキュリティを強化することも大切なので、最新の状態にしてからスキャンするのもいいでしょう。

対処法②怪しい広告はタップしない

1番確実な対処法としては、怪しい広告をクリックしないことではないでしょうか。
クリックすることでフィッシングサイトに飛ばされる可能性があるからです。そうなると個人情報が抜き取られる危険性もあるので、おかしな広告はクリックしないようにしてください。

対処法③公式アプリストア以外からはアプリをインストールしない

対処法のひとつとしてアプリをストア以外からインストールをしないというものがあります。
App StoreにしろGoogle Playにしろアプリはすべて審査を通過しているものです。
そうでないアプリをインストールすることに対して慎重になることが大切です。

Vプリカ詐欺の被害に遭っても返金は困難

Vプリカのようなプリペイドカードでの詐欺は返金は難しいと考えてよいでしょう。
発行コードを教えることは金銭を相手に渡してしまうことになるからです。ですから、返金はほとんど0%になってしまいます。
詐欺に遭って泣かないようにするには、日頃から慎重に対応すること、焦って対応しないようにしましょう。

まとめ

Vプリカによる詐欺の手口や実例を紹介してきました。ネットでのポップアップ広告は無視する、見に覚えのないメールは無視する、これだけの対処法でも詐欺に会う可能性が低くなるので実行してください。