パソコンで仕事をすることも多い現代。不要なファイルを整理するために削除しようと思ってもできない場合があります。削除できないファイルがある場合にはどうすればいいのでしょうか。削除できないファイルとはどういうものなのかの説明をしていきます。
目次
削除できないファイルの特徴・原因
PCの中をクリーンにするために、不要になったファイルを削除したいのにできないということがあります。どうしてそうなるかの原因、そして削除できないファイルをどうすれば消去できるかを説明していきます。
①ファイル名・パス名が長い
Windowsの場合、ファイル名やパス名が長いと削除できないファイルになることがあります。ファイル名は長くとも半角にして255文字までになっているのです。あまりにも長いと削除できないファイルになるだけでなく、ファイルを選択しただけでPCに不具合を起こすことも。ファイル名はそんなに長くないけど、と安心してはいけません。パス名はファイル名とは違い保存されるまでの経路を示しているので実際にはとても長くなっている場合があるのです。
②アクセス許可がされていない
Windows10ではアクセス許可が必要になり、アクセス許可がない場合には削除できないファイル扱いになってしまうことも。アクセス許可がなくてはファイルを削除できない可能性があります。削除できないファイルに対してはエラーメッセージが出ます。
「この操作を実行するアクセス許可が必要です」
このような表示が出た場合にはアクセス許可がないのだと考えていいでしょう。
③隠しファイルである
Windowsの中には簡単に削除できないようなファイルがあります。それは重要なシステムの場合などですが、普通は隠されていても、設定を変えることで表示される場合もあります。ユーザーがこれはいらないファイルと判断して削除しようとしても、削除できないファイル扱いになるのです。隠しファイルを誤って消去した場合にはPCに不具合が起きる可能性があります。
④Windowsで使用できないファイル名である
ファイルにWindowsでは扱えないような文字列や記号が使用されている場合は、削除できないファイルとして扱われてしまうことがあります。
(/)スラッシュ
(:)コロン
(*)アスタリスク
(?)クエスチョンマーク
これらは使用できない文字になっているので、削除できないファイルがある場合にはこれらが入っていないか確認しましょう。
⑤ファイルを開いている
ファイル自体が知らないうちに開いており、使用されている場合にはそのファイルは削除できないファイルになってしまいます。アプリケーションによっては、ファイル自体にロックがかかっているので、ファイルが削除できないということが起きます。削除できないファイルがあるとき、そのファイルが本当に削除していいものなのかの確認が必要です。