カカオトーク(kakaotalk)は、韓国での利用率9割越えと、ほとんどの韓国人が利用していている「国民的アプリ」です。
日本語や韓国語を自動で相手の言語に翻訳してくれたら、お互いの言葉を知らなくてもやり取りが可能なので便利ですよね。
この記事ではカカオトークの翻訳機能についてや、外部翻訳ツールについて紹介します。
目次
カカオトークとは
カカオトーク(KakaoTalk)は、韓国発のスマホ/タブレット用の通話・メッセージアプリです。
韓国企業のカカオが開発し、2010年のリリース以来、韓国で最もよく使われるコミュニケーションツールとなりました。
「韓国版LINE」とも言われています。LINEと同じように、基本的にすべて無料で利用できます。
LINEとカカオトークとの違い
カカオトークとLINEは、よく似ています。あえて違いを挙げるとすれば、メインユーザーが韓国人であることくらいでしょうか。
機能的な違いは、タイムラインがないことやグループトークの人数に上限がないこと(LINEは500人まで)、既読の表示方法などがあります。
また、カカオトークでは「タクシー呼び出し機能」が使えるのも特徴です。これは今のところLINEにはない機能です。
それ以外の、テキストメッセージ、音声通話、ビデオ通話などの基本機能は同じです。どちらも無料で利用できます。
カカオトークの翻訳機能は「現在は使用できない」
カカオトークには、かつて翻訳機能が搭載されていました。
しかし現在では使えません。カカオトークを使って日本語と韓国語などでやりとりをするためには、Google翻訳やDeepLなどの外部サービスを使って翻訳する必要があります。
カカオトークを愛用するユーザーにとっては手間が増えるので、残念な変更です。
以前は韓国語↔︎日本語の翻訳が使えた
カカオトーク(KakaoTalk)で使えた翻訳機能は、もともとが期間限定のβ版としてリリースされていたものです。
廃止の理由としては、利用率が低さや、精度への不満、また開発コストが問題だったとされてます。
時期は不明ですが、2013年10月に廃止というコメントがX(Twitter)にありました。
現在は実装されていない機能
カカオトークの翻訳機能は廃止され、2024年3月現在も復活していません。おそらく今後も搭載することはないでしょう。
廃止理由は前述のとおりですが、どちらにしても日本語への翻訳はできないのが現状です。
翻訳機能があるのはLINE
カカオトークの翻訳機能は廃止されてしまいましたが、日本発のLINEには現在、翻訳機能が搭載されています。
LINEには翻訳用の公式アカウントが提供されており、登録するだけで翻訳機能を使うことができるようになっています。
そのためカカオトークでのやり取りよりLINEのほうが便利だという声が多いです。
LINEの「通訳アカウント」について
LINEの「通訳アカウント」は、メッセージを瞬時に翻訳してくれる機能です。
LINE公式アカウントの通訳botを友だち登録して、トークルームにメッセージ送ることで翻訳された言語で返ってきます。
テキスト翻訳だけでなく、音声翻訳や写真翻訳機能も搭載されています。
通訳アカウントの使い方
LINEの通訳アカウントの使い方は以下です。
- LINEアプリのホーム画面で、検索バーに「通訳」と入力
- 出現する「LINE通訳」アカウントを友だち登録する
- 翻訳したい言語のアカウントを選択
- 翻訳したい文章を送信
- 自動的に翻訳された文章が返信される
ちなみに、対応言語は英語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)です。
手順①通訳アカウントを友だち登録する
詳しく手順を解説します。
- LINEのホーム画面を開く
- 「友だち」→「公式アカウント」をタップ
- 検索窓に「通訳」と入力し検索を開始する
- LINE英語通訳
- LINE韓国語通訳
- LINE中国語通訳
- LINE中国語(繁)通訳
が表示されるので、追加したいアカウントをタップし「追加」をタップすればOKです。
手順②通訳アカウント宛にメッセージを送る
次に、通訳アカウントのトークルームに日本語(あるいは外国語)のメッセージを送ります。
すると、指定された言語に翻訳された文章が送信されてきます。翻訳は自動で行われ、細かい設定などは不要です。
韓国語の翻訳に使えるおすすめツール6選
カカオトーク(KakaoTalk)の翻訳機能は残念ながら廃止されてしまったので、日本語と韓国語で直接やりとりすることはできません。
LINEを使わずカカオトークでやり取りしたい場合は、外部の翻訳ツールを使いましょう。
ここでは、おすすめの翻訳ツールを6つ紹介します。
おすすめツール①Papago
まずはPapago。
PapagoはNAVER社が提供している公式のアプリで、韓国人がよく使うアプリの1つでもあります。
また画像の文字でもPapagoを通せば翻訳をしてくれるようになっています。
- 手書き翻訳
- 音声を流すことができる
などの機能がPapagoに搭載されています。
おすすめツール②Google翻訳
Google翻訳は言わずと知れた大企業のGoogleが提供している公式アプリです。
Google翻訳には100以上の言語を翻訳することができるようになっているため、LINE上では翻訳できないような言語も翻訳してくれます。
また音声にも対応しているので、話すだけで自動的に翻訳をすることも可能です。
おすすめツール③日本語韓国語翻訳
次は日本語韓国語翻訳。
日本語韓国語翻訳はその名の通り、日本語と韓国語に特化した翻訳アプリです。
万が一手元に辞書が無い場合は、是非日本語韓国語翻訳を利用してみましょう。
おすすめツール④コネスト
コネストは旅行先に役立つアプリで、韓国のニュースも自動的に配信されるようになっています。
また翻訳精度もかなり高くなっており、weblioと同じ翻訳エンジンを利用しているとされています。
おすすめツール⑤Weblio
次はWeblioです。もともと英語に特化したアプリですが、他の言語にも対応しています。
また4,000文字までであれば瞬時に翻訳をしてくれるので是非導入してみましょう。
おすすめツール⑥DeepL
DeepL(ディープエル)翻訳は、ドイツの企業DeepL SEが開発した翻訳ツールです。
テキストや音声、画像、ファイルを30以上の言語に翻訳できます。
AI技術を用いた高精度な翻訳ツールです。基本機能は無料で利用できます。
韓国語の翻訳ツールを使う場合の注意点
では韓国語の翻訳ツールを使う場合の注意点をご紹介します。
注意点①完璧は求めない
まずは完璧は求めないようにしましょう。
翻訳アプリには100%完璧ということはなく、ある程度欠点はあるように見ておきましょう。
たまに、よく読むとおかしいところがあります。
そのため話し言葉のクオリティは求めることはしないほうがいいでしょう。
注意点②短文で調べる
次は短文で調べることです。
これは翻訳ツールにありがちなことなのですが、長文になってくると翻訳の精度が下がってしまいます。
もし文章を全体で翻訳したい場合は、単語を翻訳して文章を作成していくのがいいでしょう。
さらにすべて翻訳ツールを使うのではなく、部分部分を翻訳していくことで自分の勉強にもつながります。
注意点③複数のツールを使って調べると精度が上がる
次は複数のツールを使って調べると精度が上がることです。
翻訳ツールには翻訳ツールごとに翻訳の精度や表現が変わってきます。
そのため1つのツールに依存するのではなく、3つ以上のツールを併用するようにしましょう。
代表的な翻訳ツールとしては
- LINE翻訳
- PAPAGO
- Google翻訳
- エキサイト翻訳
などを使っていくようにしましょう。
若干のニュアンスの違いをツールで汲み取るようにしてみましょう。
カカオトークの便利機能
ではカカオトークの便利機能をご紹介します。