メルカリには多くのSNSなどと同じ「いいね!」をする機能がありますが、メルカリで商品を「いいね!」する意味・理由とは何でしょうか。
メルカリで購入を検討するユーザーにとって「いいね!」は、買いたい商品をリスト化して、値下げやコメントをすぐに知ることができる便利な機能です。
反面、商品を出品して販売するユーザーにとっては、「いいね!」がついたのにその商品が売れないことが気になる場合が多くあります。
「いいね!」がつくのに売れない場合の理由、安心して購入してもらえるようにする工夫など、メルカリの「いいね!」に関する基礎知識を復習してみましょう。
目次
メルカリで「いいね!」をする理由は?
メルカリでは、SNSなどで使われているのと同じように、気に入った商品に対して「いいね!」をつける機能があります。
これは購入を検討する側がつけるものですが、出品者の立場からは、自分の出品した商品に「いいね!」がつくことで売れる可能性を知るきっかけにもなるでしょう。
まずは購入ユーザー側にとって「いいね!」にはどんな機能があり、なぜ「いいね!」をするのか、その理由について探っていきます。
気になる商品をリスト化して後でじっくり検討できる
メルカリで購入を検討するユーザーにとって「いいね!」は、気になる商品や購入を検討したい商品を、リスト化できる点が最も重要な機能と言えるでしょう。
メルカリに出品されている商品に「いいね!」をすると、それら商品だけをリストで見返すことができるので、検討する際には必須とも言える機能なのです。
今すぐ買うという段階ではなくても、気になったので後からまた見たい商品だけ、ピックアップして見れるために「いいね!」をつけます。
メルカリには日々多くの商品が出品されているので、後から検索しても、同じ商品が探しだせない場合も多くあるのです。
ですから気になる商品には、とりあえずでも「いいね!」をしておけば、あとから楽に探し出すことができます。
Amazonや楽天市場など通販サイトにおける、欲しいものリストやお気に入りと、ほぼ同じような存在だと言えるでしょう。
コメントや値下げがあった場合に通知が来る
「いいね!」は気になる商品をリスト化できるだけでなく、その商品にコメントがついた場合や、出品者が値下げをした場合に通知が来るようになっています。
自分が「いいね!」をした商品に別なユーザーから質問コメントがついたり、出品者が応答するなどのケースで、他にもその商品に興味を持つ人がいることを察知できるのです。
通常は出品者からは商品は1つしか出品されませんから、先を越されないように、動きを知ることは重要だと言えるでしょう。
また出品者がその商品を10%以上値下げすると、「いいね!」しているユーザーには、通知が届きます。
値下げされることで、商品を購入する決め手になることは多いので、購入を検討する側にはありがたい機能なのです。
逆に出品者にとっても、値下げが一斉に通知されることで、商品を早く販売するきっかけを作ることができる仕組みとなっています。
メルカリの「いいね!」機能は、購入検討するユーザーにとっても、出品者側にとっても便利な機能だと言えるでしょう。
メルカリで「いいね!」がつくのに売れない理由は?
メルカリに商品を出品している人の中には、「いいね!」がつくのに売れない、ということを経験された方も多くいることでしょう。
「いいね!」がついたのに売れない理由には、実に様々な要因があり、些細なことや不可抗力な内容も含まれています。
ここからは、メルカリで「いいね!」がついたのに商品が売れないケースについて、その理由を探っていきましょう。
価格設定が商品の相場と釣り合っていない
「いいね!」がついたのに商品が売れない理由としてよくあるケースには、価格設定がその商品の「相場」と釣り合っていないことが挙げられるでしょう。
メルカリでは商品を出品する際自分で価格を決めるのですが、その商品の中古の相場に対して、価格設定が高くなっていることが売れない原因かもしれません。
商品は欲しいと思ったけども、価格が高すぎるという理由から、「いいね!」をしただけで購入に踏み切れないユーザーがいることが考えられます。
出品者は自分が出品する商品が、通常の中古相場でどのくらいの値段なのか、事前に調査を理解してそれに近い価格に設定にするといいでしょう。
購入者は送料込みでいくらになるかも気にするものですから、配送料金との兼ね合いにも注意すべきです。
ユーザーが同様の商品を他で購入してしまっている
そして売れない理由で同じく多くあるのは、メルカリ内部や他の入手経路で、その商品と同等のモノを既に購入してしまっているケースです。
メルカリで商品の購入を考えているユーザーが、その商品に「いいね!」をしたものの、価格面などから他で商品を入手してしまえば購入には至らなくなるでしょう。
そしてメルカリの中で「いいね!」をわざわざ取り消すことはせず、そのままになっているのかもしれません。
このケースで考えるべきなのは、他の出品者の方が価格や商品状態が良かったため、自分が選ばれなかったのかもしれないという点です。
同じ商品を出品しているユーザーのページで、価格設定や商品の状態の伝え方など、次の機会のためにチェックしてみるといいでしょう。
プロフィール欄やコメントへの回答の内容から不安感を与えている
続いての売れない理由としては、プロフィール欄の自己紹介やコメントへの回答の内容などから、ユーザーに不安感を持たれているケースです。
メルカリではプロフィール欄に自己紹介を自由に設定できますが、内容が薄かったり攻撃的なことを書いていると、購入は控えておこうと躊躇させてしまうことがあります。
また商品についての質問コメントへいい加減な回答をする、または返信を怠るなどの態度は、購入者側から見て不安を感じさせる原因になるでしょう。
特にメルカリではプロフィール欄の自己紹介でしか、出品側ユーザーの人柄を表現出来ませんから、できる限り丁寧にアピールすべきです。
コメントがついたらなるべく早く、そして親切に寄り添った回答を心掛けることも重要になってきます。
購入に踏み切る決定打に欠けている
そして売れない理由として考えられるのは、その商品の出品内容に、購入へ踏み切るまでの決定打が欠けていることが考えられます。
ユーザーが「いいね!」をしているということは、商品に興味があることは間違いないのですが、「何か」が足りないのでしょう。
それは価格面で高いと思われていることかもしれませんし、あるいは商品のコンディション説明が足りないせいかもしれません。
少なくとも「いいね!」がついた以上は、購入の「候補」には入ったのですから、その先は購入者が何に迷ったかの推理となります。
今すぐ購入したいと思わせるための工夫については、次の章で解説しますので、心当たりのある対策はすぐに実践してみましょう。
「いいね!」がついてる商品を買ってもらうためには?
では「いいね!」がつくのに売れない商品を、買ってもらうにはどうすればいいのでしょうか。
「いいね!」がつくのに売れない商品を買ってもらうための、即効性がある対策としては、「値下げ」が一番であることは間違いありません。
しかし価格を安くすることは、出品者の得られる利益を圧迫し、売ってもうまみがなくなることへ通じます。
「いいね!」がつくのに売れない状態を打破するためには、地道な努力の積み重ねが重要なのです。
以下に、メルカリで商品をよりよくアピールするためのテクニックと、注意すべき点について解説していきます。
写真をきれいに撮り直す
まず第一に必要な対策として、出品する商品の写真を、きれいに撮り直すことは有効な手段になります。
メルカリにおいて商品の写真とは、その出品商品の状態を伝えるための生命線とも言える、最も重要な情報源なのです。
きれいに写真をとることはもちろん、事前にわかっているダメージなども、正直に映し出すことが重要となってきます。
多くの場合メリカリへの出品は、当人には「不要」となったモノなのですから、そのコンディションを誤魔化すことは避けましょう。
写真撮影については部屋を明るくする、背景を映える色にする、角度を変えて数枚とるなど色々と工夫すべきです。
商品の需要はあるのに出品の画像の出来が悪いことが、売れない原因となっていることはよくありますので、まず写真をきれいに撮り直してみることをおすすめします。
商品の魅力が伝わるように説明文を丁寧に分かりやすく書き換える
続いての買ってもらうための努力として、商品の魅力が十分伝わるように、説明文を丁寧に分かりやすく書き換えてみるといいでしょう。
メルカリでの商品の説明文は、チェック箇所以外では出品者の自由記述であり、特に商品のコンディションを伝えることで信頼感がアップします。
必要最低限のことだけを書いて出品しても全く問題ないのですが、魅力が伝わるように書き換えることで、購入される可能性は上がるでしょう。
商品の説明文での一例ですが「1年前に購入した服です」と、「1年前に購入した服ですが、数回程度しか着用していません」とでは、後者の方が断然わかりやすくなります。
商品の説明文の書き方が、売れない原因となっていることも考えられるので、すぐ売れない場合には説明文を今一度見直してみることがおすすめです。
信頼されるためにプロフィール欄をの自己紹介を工夫する
プロフィール欄への自己紹介では字数制限の範囲内で、なるべく多くの情報を盛り込んで、自分がどのような取引きを目指しているか明確にしておくといいでしょう。
単に誠意をこめるだけではなく、出品していく商品のカテゴリ傾向や、配送でのこだわりなどを盛り込むことで購入者の安心感を得られるように工夫します。
プロフィール欄に丁寧な一文が設定されていることによって、同じ商品同士の競合があっても、先に購入されることがあるでしょう。
そしてメルカリを始めた時のままにしておかずに、プロフィール欄も時折内容を見返してアップデートすることで、購入者からの好感度は高くなります。
1件ずつ販売実績を上げて評価を高める
そして時間がかかることですが、取引きの1件1件を丁寧に行い、終了まで丁寧に行うことで「評価」を高めていく努力をしましょう。
購入した側は、支払いが終わればあとは到着を待つのみですから、早いお届けに越したことはありません。
しかし出品者にも都合はありますから、配送に関してはまめに連絡をいれるようにするといいでしょう。
少し待っていただく時、出荷した時など、相手が煩わしくない程度に連絡をつけておくことでトラブル回避にもつながります。
評価は数値となって、非常に具体的な信頼性を示すものですから、地道に高評価を積み重ねる努力を継続しましょう。
コメントに対して出来るだけ早く丁寧に対応する
商品に対するコメントへの返信については、出来る限り早く、そしてまめに丁寧に回答するよう心掛けましょう。
購入を検討するユーザーは、その商品を買いたいと思うからこそ、コメントをつけてくるケースがほとんどです。
多く見かけるのは、安くなるかどうかの打診ですが、無理のない範囲で応じることで即決に結び付くことがよくあります。
コメントしたのに何日も回答なしのままで放置すると、購入検討ユーザーは、その出品者のやる気を疑い購買意欲を失うでしょう。
コメントは売れるチャンスですから、時間の許す限り、素早く丁寧に対応することが重要です。
セット割引などお得なサービスを追加する
セット割引など売り方に工夫して、商品のお得感を演出して出品することも、買ってもらえるためのテクニックの1つです。
メルカリ内では、全く同じカテゴリの同一商品を出品している人が大抵いますが、商材によってはまとめてセット割引することで購買意欲を高めることができます。
ゲーム機を出品している場合の一例として、本体に人気ソフトを付けてセット割するなど、購入者へお得サービスを追加すると売れる可能性が高まるでしょう。
商品自体には需要があっても、価格が凡庸でオマケがつかないことが、売れない原因となっているのかもしれません。
他の出品者で、売れている人の出品の仕方から、学べることも多くあることでしょう。
値下げしておトク感をアピールする
そしてメルカリで買ってもらうための最も効果的で即効性がある対策とは、値下げすることに尽きると言ってもいいでしょう。
メルカリでは出品した商品は自分で価格設定しますが、数日間売れない状況が続く場合に、値下げをしてみることで簡単に売れることはよくあることです。
商品を出品した後にメルカリ内部で類似商品の値段を確認し、ライバルの商品よりほんの少し値下げするだけでも、大きな差別化となり購入へつながる可能性が高まります。
「いいね!」がついているということは、商品自体は気に入られている可能性が高いので、売れない時は値下げを検討してみるといいでしょう。
出品し直して新鮮味を打ち出す
そしてメルカリでの工夫の1つとして、同じ商品を再出品して、新鮮味を打ち出す方法が挙げられます。
メルカリでは出品したての商品が上位に載るため、時間が経つにつれて検索に引っかかりにくくなります。
そこで同じ商品を再出品してみることで、新規ユーザーから再度注目されるチャンスを得て、購入につながる可能性は高まることでしょう。
再出品することで検索上位に載るだけでなく、最近出品された商品ということで、購入者側も安心して購入検討することができます。
デメリットとしては、再出品すると「いいね!」が消えてしまいますが、新しい商品としてアピールできる面が有効となるので、売れない時は再出品を考えてみましょう。
その際、写真を撮り直したり枚数を増やしたりするのもいいですし、商品説明を見直して修正するとさらに効果的かもしれません。
「いいね!」を嫌がるユーザーもいるので注意
メルカリの「いいね!」ですが、「いいね!」を嫌がるユーザーも一定数いるので注意が必要です。
「いいね!」を貰ったら嬉しいユーザーが大半だとは思いますが、中には「購入する気がないのにいいね!をしないで欲しい」、「いいね!の通知が煩わしい」といった声もあります。
そういったユーザーの場合、プロフィールに「いいね!」禁止と書いていることもあるので、事前に確認してみるといいでしょう。
しかし「いいね!」は購入するメルカリユーザーのための機能でもあるので、「いいね!」をしないように強要するのはトラブルの元です。
「いいね!」が嫌な場合には、アプリの通知を切っておくなど、相手に迷惑をかけない程度の対策を考えましょう。
まとめ
メルカリの「いいね!」機能を使うと、購入する側のユーザーは気になる商品をリスト化できて、値下げやコメントに気付きやすくなり非常に便利です。
反面出品者側にとって「いいね!」は、ついたのに売れないということも多く、うれしいだけではないことがある面もわかりました。
売る側・買う側共に「いいね!」が付くということは、商品が気に入られた・気に入った証でもあり、そこから購入までに至る可能性は高くなっているのです。
もしも「いいね!」がつくのに出品した商品が売れないと感じる場合には、少しの改善をするだけで、すぐに売れる可能性があることを解説しました。
売れなかった理由と、どうしたら安心して買ってもらえるかを再考し、本記事での内容を参考に出品してみましょう。