インターネットなしで救助要請が出せる!「高知市津波SOSアプリ」を紹介

いざという時の備えはできていますか?備えは緊急事態が起きてからでは間に合いません。高知市では南海トラフ地震で予想される「長期浸水」に向けて「高知市津波SOSアプリ」というものが開発されています。自分の身を守るためにもぜひ確認してみてください。

「高知市津波SOSアプリ」とは??

「高知市津波SOSアプリ」は,大規模災害に備えた防災アプリです。AppStoreやGooglePlayのアプリストアで無料でインストールすることができます。

特徴として,「スマホdeリレー」という機能があります。これはスマートフォンの無線通信機能(Wi-Fi・Bluetooth)を使用し,スマートフォン同士の通信をリレー(中継)することで,通信インフラ(電話やインターネット)がない状況でもスマートフォン同士での相互通信を可能にする技術だそうです。これによって災害時に通信インフラが断絶されている状態でも,救助要請メッセージを,バケツリレーのようにアプリをインストールしているスマートフォンを経由して高知市に送信することができます。
インターネット通信が可能な場合は,直接高知市にメッセージを送信できます。また,津波避難ビルや高台への入口を検索することもできます。
高台の地図は年に一回更新されています。

アプリ開発のきっかけ

開発した高知市防災対策部防災対策課さんによると、高知市中心部は南海トラフ地震が発生した場合,最大1.95mの地盤沈降に伴い,津波が長期間引かない「長期浸水」が想定されているそうです。そのため,津波避難ビル等に避難した住民は,津波が引くまで長期間そこに孤立してしまうおそれがあります。孤立者を救助するためには,どの建物にどのくらいの方々が避難しているかなどの情報が必要となるため,これまでは津波避難ビルに救助サイン用資機材(レスキューリクエスト)の配備を進めてきたそうです。しかしレスキューリクエストは孤立者が空を飛んでいる救助ヘリに向かって情報を伝達し,それを確認した救助ヘリが情報を収集するというアナログの情報収集伝達手段であるため,何万人もいる孤立者には対応できないという課題があり,この課題をデジタル面で解決するため開発したものが,高知市津波SOSアプリだということです。

まとめ

大規模災害にそなえた防災アプリ「高知市津波SOS」を紹介しました。高知市の皆さんは自分の安全のためにも是非入れてほしいと思いますし、他の自治体の方には何かこうした試みが参考になるかもしれません。もしもの時のために備えを怠らないようにしましょう。

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