またBIOSのバージョンを最新にした後は設定を変更することが望ましいです。
それぞれ
- Cステート : 有効
- Turbo Boost : 無効
- CPU EIST Function : 無効
- Step Speed : 無効
にします。
これでBIOS上の省電力の設定が完了しました。
目次
⑩Windows Super Fetch(SysMain)を無効にする
またWindows Super Fetch(SysMain)を無効にする方法は
- コントロールパネルを起動
- 「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「サービス」をクリック
- Windows Super Fetch(SysMain)を探す
- Windows Super Fetch(SysMain)を右クリックし「スタートアップの種類」を無効に変更
- 「適用」→「OK」をクリック
です。
意外と便利なWindows Super Fetch(SysMain)ですが、厄介な方向に作用する場合もあります。
⑪ページングファイルを削除
意外と隠れた原因ですが、ページングファイルも邪魔になっていることがあります。
そのため
- コントロールパネルを起動
- 「システムとセキュリティ」→「システム」→「システムの詳細設定」をクリック
- 「パフォーマンス」の設定をクリック
- パフォーマンス画面から「パフォーマンスオプション」→「詳細設定」をクリック
- 仮想メモリ項目の「変更」をクリック
- 開かれた仮想メモリウィンドウから「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外す
- ドライブの設定画面を開き「ページングファイルなし」を選択
- 「OK」をクリック
でページングファイルを削除することができました。
⑫PC内部の掃除・交換
以上のことを試しても改善がみられない場合はPC内部の掃除や交換をしましょう。
システム上どうしようもないKP41病・KP41エラーが中には存在します。
そうなってしまうとPC自体を交換しないといけなくなってしまいます。
KP41対策バッチ(Mitigate.bat)を当てる方法
先ほどは対処法を見ていきましたが、KP41対策バッチ(Mitigate.bat)を使う方法もあります。
KP41対策バッチ(Mitigate.bat)を適用すればエラーを改善させることができるかもしれません。
注意点
まずKP41対策バッチ(Mitigate.bat)を適用させる前に注意点があります。
①Windows7用バッチである
まずKP41対策バッチ(Mitigate.bat)はWindows7用のバッチです。
そのためWindows10ではKP41対策バッチ(Mitigate.bat)を適用させることはできません。
②事前にバックアップを残しておく
また再三にわたって注意喚起がされていますが、KP41対策バッチ(Mitigate.bat)を適用する前にはバックアップを残しておきましょう。
実はKP41対策バッチ(Mitigate.bat)はWindowsの省電力設定とは若干相違があります。
そのためUSB環境がうまく動作しなくなってしまう可能性が0ではありません。
万が一のことを考えバックアップを取っておくことをお勧めします。
全てが面倒であれば最低でもレジストリのバックアップだけでも取っておきましょう。
③効果が出ない・悪化する可能性もあることを考慮して行うこと
KP41対策バッチ(Mitigate.bat)は100%完璧なバッチではありません。
中には効果が出なかったという方もいるでしょう。
そのような可能性があることを承知でKP41対策バッチ(Mitigate.bat)を適用させましょう。
またKP41対策バッチ(Mitigate.bat)を適用させたことでKP41病・KP41エラーが悪化するというなんとも悲しい事例がありました。
1か月ほどはKP41病・KP41エラーが収まっていましたが、KP41病・KP41エラーが再発した際にはさらにひどい状態になってしまっていたそうです。
そのような状態になってしまうかもしれません。
適用方法
では実際にKP41対策バッチ(Mitigate.bat)を適用させてみましょう。
kp41 workaround内の黄色背景の箇所をメモ帳に保存
まずは「http://www5d.biglobe.ne.jp/~the_imai/etymology/my_kp41.html#candy_kp41」へアクセスしてください。
色々と記載がありますがkp41 workaroundの中にある「Rem // This is Mitigate.bat」~「pause」をコピー。
そしてメモ帳にペーストし、いつでも取り出せる状態にしておきましょう。
電源オプションにて新しいプランを作成
次に
- コントロールパネルを起動
- 電源オプションから「高パフォーマンス」を使って「電源プランの作成」をクリック
では、新しいプランを作成しておきましょう。
Mitigate.batを実行して再起動
次に「管理者として実行」をクリックしMitigate.batを実行しましょう。
Mitigate.batを実行した後に「Mitigate.txt」というログファイルが生成されているはずです。
またこの操作を行うために設定を変更した前の各種電源設定はメモされています。
そのため初回実行時のログに関しては名前を変更して保存しておくことが望ましいです。
最後にMitigate.batを適用させるためPCを再起動させましょう。