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技能実習生を言葉の面からサポート『見守り語学:らいふらいん』を紹介!

外国から来て日本に暮らしている人の中には、日本語や日本の生活に慣れないせいで悩みを抱えている人が多くいます。そんな人に言葉の学習の面から助けてくれるアプリが登場しました。今回紹介する『見守り語学:らいふらいん』です。アプリの特徴や使い方をお伝えします。

「見守り語学:らいふらいん」とは??

■アプリの概要


『見守り語学:らいふらいん』(※1)は、日本の生活になじめない・慣れないことに悩みを抱える外国人、特に技能実習生に、ことばの学習サポートの部分からの助けとなるようなお悩み解決ツールを目指して株式会社ツカモトコーポレーションさんが開発、2020年にリリースしたアプリです。
このアプリには以下のような特徴があります。

●アプリなので、いつでもどこでも手軽に学習できます。(※2)
●31種類の生活シーンの中から、コミュニケーション表現や単語を学ぶことができます。


●AIによる音声採点機能を搭載しています。


●ローマ字読み・翻訳がついており、ワンタップで表示が切り替わります。


●全会話レッスンにイラスト・日本語サンプル音源がついています。
●ランキング機能があります。

単純に目で文字を追って暗記する学習方法とは異なり、「(イラストを)見て・(サンプル音源を)聴いて・(アプリに)話す」というサイクルを繰り返すことで、より効果的な学習ができます。
自分の声を録音して聴けるだけでなく、サンプル音源と比較してAIが音声採点してくれる機能を使ってゲーム感覚で学べることがこのアプリの大きな特徴となっていて、発音能力の向上を図りながら、同時に日本の生活ルールや習慣も学ぶことができます。
また、自分が所属する企業・団体の利用メンバー間でのランキング表示機能があり、一緒に働く仲間と競い合いながら利用することも可能です。

■翻訳言語

現時点で対応している言語は、英語、ベトナム語、中国語(簡体)の3か国語ですが、今後のニーズに応じて、他の言語にも対応していくことを検討しているそうです。

※1.スマートフォン専用アプリです。iOSおよびAndroidで利用できます。タブレット端末では正常に動作しない可能性があります。
※2.通信の必要がありますので、オフラインでは利用できません。

「見守り語学:らいふらいん」の使い方

■ご利用までの流れ(※3)
①監理団体または企業のご担当者様から株式会社ツカモトコーボレーション様にご利用のお申し込みをしていただきます。(※4)
②株式会社ツカモトコーポレーション様がログインに必要なユーザーIDおよびパスワードを発行します。
③各ユーザーの端末に本アプリをインストールしていただき、ご利用ください。

■使用方法
①「進捗度100%」を目指し、全31種類のトレーニングに取り組みましょう。
イラストと文字を「見て」、サンプルボイスを「聴いて」、「話す(発声する)」のサイクルが効果的です。
②得点(※5)の低い苦手箇所を反復練習し、得点アップを狙いましょう。
③同じ団体・企業に所属する仲間同士で得点を競い合いましょう。

■その他
使い方に関する動画がツカモトコーポレーションさんのYouTubeチャンネルで公開されていますのでこちらもチェックしてみてください。
https://youtu.be/0lPQM9Co9_I

※3.取材時時点の流れです。今後変更される可能性がございます。
※4.現時点では個人利用に対応されていませんが、今後のアップデートで個人利用に対応する予定だそうです。
※5.本アプリにおける「得点」とは、AIによる音声採点の結果をいいます。

こんな人におすすめ

このアプリは現在、主に日本で働く外国人技能実習生と、そういった方々を雇用する企業や団体を対象としているそうです。
難しい日本語の学習や慣れない日本での生活にお困りの方々に、このアプリを学習ツールのひとつとしてご利用いただければとのことです。
また、このアプリの作りを利用した応用も可能で、団体・企業におけるオリジナルのトレーニングを収録することもできるそうです。
昨今の情勢を鑑みるに日本国内だけでなく、海外における日本語学習のニーズもあると考え、将来的には国内外問わず日本に興味を持つすべての方が利用できるようにしていきたいと考えているそうです。

これから追加したいサービス

■これから追加したい/していく予定のサービス

①無料お試し枠
現在は利用するためにはユーザーIDおよびパスワードの発行が必要になりますが、より多くの方々がこのアプリを試せるよう、今後はサービスの一部を無料で開放する予定とのことです。

②トレーニング内容の更新・カリキュラムの増設
今あるトレーニング内容だけでなく、実際のニーズに合わせて内容を更新していく予定だそうです。
また、実習制度内で必要な試験対策にも対応していくそうです。

③様々なツール・機能の開発
例えば、日本での生活の中で接する人とのコミュニケーションの架け橋となるような翻訳ツールや、日本で生活していく中で必要な情報(翻訳された災害情報など)の発信機能など、実際のニーズに沿った様々なサービスの提供を目指していくとのことです。

ツカモトコーポレーションさんの他のアプリ

ツカモトコーポレーションさんでは『見守り語学:らいふらいん』アプリ以外に、悩みを解決する(=ソリューション)というコンセプトのもとにもう2つのアプリをリリースされています。

■『見守り語学:JLPT対策』アプリ


日本語能力試験(JLPT)の対策アプリです。実際の試験形式に合わせた作りになっており、本番の予行練習としても利用できます。
ひたすら問題を解く「トレーニング」機能と、制限時間内に問題を解く「テスト」機能があり、テスト結果はアプリ利用者の学習状況やレベルアップの進捗を確認したい方にメールで自動送信される仕組みになっています。
また、日本語能力試験(JLPT)以外に、外国人技能検定の各種過去問題も順次追加されています。

■『Algo Sleep』(+アプリ)


『AlgoSleep』は、ベッドのマットレスの下に設置する、要介護者様にとってストレスの少ない非接触みまもりセンサーです。
AlgoSleepのモバイル管理用アプリケーションを携帯端末にインストールすることで、低周波集音センサーにより、要介護者様の寝る姿勢や、マットレスの厚みや材質に影響を受けずに精度の高いモニタリングが可能です。
要介護者様の夜間のベッド上での状態と脈拍・呼吸データをモニタリングすることができ、アラート機能と合わせて介護職員様の業務サポートに寄与します。
また独自睡眠分析アルゴリズムにより、睡眠ステージの分析データから、要介護者様の睡眠の質や傾向の把握や変化への気づきに利用することも可能です。
長期的なセンシングデータの集積により介護職員様の業務補助となるような様々な事前予測通知機能の向上を目指しているそうです

まとめ

『見守り語学:らいふらいん』を紹介しました。現在は主に技能実習生を雇用する企業が団体が対象ということで、実習生などの日本語の上達を課題と感じている団体の方は使用を検討してみてはいかがでしょうか。また個人でこのアプリを使ってみたいと思った方はこのアプリの動向に注目しておきましょう。