セーフモード後の再起動が問題なくできた場合は、以下の対処で再び起動時のトラブルが起きるのを防ぐことができます。
⚠再起動後に行うべき対策⚠
- Finder>「ゴミ箱を確実に空にする」をクリック
- Google Chrome:環境設定>詳細設定>「閲覧履歴データの消去」をクリック
- Safari:環境設定>プライバシー>「すべての Web サイトデータを削除」をクリック
- Firefox:環境設定>プライバシー>「最近の機歴を消去」をクリック
目次
セーフモード>電源が落ちた場合
セーフモードで起動している途中に電源が落ちてしまう場合は、アダプターの接続を確認してみてください。
- Macとアダプタがちゃんと接続されているか
- 電源アダプタLEDが点いているか
起動が遅い時の対処法
起動しない・・とまではいかないものの、限りなくそれに近い「起動に時間がかかりすぎ」(5分以上待たされる)という場合は次の解決方法が有効です。
ディスクのアクセス権を修復
「アクセス権=データの読み込みや書き込み動作に必要になる設定」で、この設定は「リカバリーモード>ディスクユーティリティ」から修復することが可能です。
- 電源ボタンを押してすぐに「⌘(コマンド)+R」キーを長押し。
- アップルマークがでたら手を放す。
- MacOSユーティリティ画面>ディスクユーティリティを選択。
- 上のメニューから「First Aid」を選択>実行
- MacOSユーティリティ画面>ディスクユーティリティを選択。
- 「ディスクのアクセス権を修復」をクリック。
NVRAM・PRAMのリセット
NVRAM・PRAMはどちらもMacBook内の記憶装置(メモリ)に関する部分です。
MacBookの基本設定(画面や音に関することなど)はすべてここで記憶されていますが、長く使っているとバグが発生することがあるので時々NVRAM・PRAMのリセットをすると効果があります。
- MacBookの電源を一度OFFにする。
- 電源ボタンを押したらすぐに⌘(コマンド)+option+P+Rを長押し。
- 起動音「ジャーン」を2回聞いてから手を放す。
SMCのリセットをする
SMCはバッテリーや熱管理・電源ボタンの反応などコントロールを行っている機能です。
電源ボタンを押しても反応しない場合、SMCのリセットで解決できることがあります。
- Apple メニュー >システム終了
- shift + control + optionキーを押しながら、電源ボタンを押す(10秒)
- すべてのキーを放す。
- 電源ボタンをもう一度押して、Macの再起動をする。
ログインアプリを少なくする
起動時に自動ログインするアプリが多くなると、起動自体に負担がかかります。
起動時のログインアプリは自身で設定することが可能です。
システム環境設定>アカウント>ログイン項目
空き容量を増やす
Appleメニュー>この Mac について>ストレージ
各種カテゴリごと(App、書類、写真など) で使われている容量の概要を把握できるので、必要のないものを手動で削除します。
この画面右側「管理」を開くとストレージ容量を増やす解決策が表示されるので、そちらから選択>削除も可能です。
不要なフォントの削除
- 「Font Book」アプリケーションを開く。
- 必要のないフォントを選択する。
- Deleteキー>削除をクリック。
※削除でなく、利用しないようにする場合はチェックボックスのチェックを外すだけでOKです。
ハードウェアが故障している可能性
MacBookが動かない・起動しない場合に考えられる原因として、ハードウェアが原因で正常に動作しなくなってしまっている場合もあります。
ここではMacBookのハードウェアとしては、メモリやCPU、マザーボードといった多くのハードウェアを搭載しているため、どのハードウェアが原因で動作しなくなったかをまず確認する必要があります。
MacBookが起動しないときの注意点
MacBookが起動しないときには故障が疑われますが、あせって対処しようとしてはいけません。
適切ではない対処をしてしまうと、データが失われたり、最悪の場合は、破損してしまったりする可能性もあります。
MacBookが起動しないときに「してはいけないこと」は、主に以下です。
- 何度も再起動をしない
- 電源をつけっぱなしにしない
- 初期化やOS再インストールは慎重に決める
- 解決しないときは専門業社に頼む
それぞれ詳しく解説していきます。
何度も再起動をしない
PCの不具合が起きたとき、一度電源を切ってから再び電源を入れ直す、いわゆる「再起動」は有効な方法です。
しかし、再起動は何度も繰り返しするべきではありません。何度も再起動することで、データの消失リスクやハードディスクへの負担が高くなります。
再起動を一度試して症状が改善しないのなら、そのトラブルは再起動では治らないということです。何度もすべきではありません。かえって症状が悪化する原因にもなることもあります。
電源をつけっぱなしにしない
MacBookをずっと起動した状態にしていると、PC内のデータやキャッシュデータが増えて、さらに問題を悪化させる原因になります。
メモリーやハードディスクがリフレッシュされず、不具合を発生させてしまう場合もあるのです。
動作がおかしくなったときは、必要がない限りはMacBookの電源を切っておきましょう。
初期化やOS再インストールは慎重に!
MacBookの不具合が、再起動によっても改善しない場合、「初期化」や「OSの再インストール」で回復することがあります。
しかし、初期化やOSの再インストールは慎重に行うべきです。初期化すると、保存されているデータは消えてしまいます。必ずバックアップを取ってから実行しましょう。
もし、MacBookが起動せず、バックアップを作成できないようであれば、すぐには初期化はしないことをおすすめします。
改善しないときは専門店や修理業者に持ち込む
MacBookが起動しない、対処法も試したけど解決できない、どうしていいかわからない。そのような場合には、専門の修理業社に持ち込むことが最善の策です。
不具合の原因が分からないときには、むやみに初期化や再インストールを行うべきではありません。
間違った操作や設定をすると、大事なデータが消えてしまうこともあります。
詳しくない人は専門業社に頼みましょう。お金はかかりますが、そちらの方が確実です。
MacBookがどうしても起動しない場合の修理申し込み方法
MacBookがどうしても起動しない場合は、修理申し込みを依頼する必要があります。MacBook修理申し込みをするためにどうすればいいのか、詳しく解説していきます。
MacBookがどうしても起動しない場合は、以下の方法で修理依頼をして改善していきましょう。
Genius Bar申し込みの方法
どうしても自分で解決することができない場合は、Apple公式修理・サポートのGenius Bar(Apple Store内)に持ち込み相談をするという方法があります。
今回紹介している設定変更やリセットの範囲内であれば無料で対応してもらえます。
物理的な損傷が見つかった場合は、その場で有償修理を依頼(預かり修理)することも可能です。
ただ、Genius Barは土日や平日に関係なく「基本的にとても混んでいる」ため、公式サイトからの予約は必須です。
まとめ
MacBookが起動しなくなる原因は様々です。
再起動やOS設定の変更など、自分で解決できる場合もあります。ハードディスクの劣化や故障などのケースでは、自分では治せない場合もあります。
むやみに初期化やOSの再インストールを行うと、データが消失したり、症状がさらに悪化してしまったりすることもあります。
記事にある対処法を一通り試して、それでも解決しないときは専門業者に頼みましょう。