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ボーカルリムーバーの使い方!抽出や分離ができないときの対処法も紹介

ボーカルリムーバーを使うと、曲からボーカルパートのみを消すことができるので、カラオケ音源なども自分で作れます。

使い方が複雑なアプリだと思われていますが、実はそれほど難しくはありません。

この記事では、ボーカルリムーバーにできること・できないこと、使い方の注意点などを紹介します。

ボーカルリムーバーとは?

「ボーカルリムーバー」とは、ボーカルの音を取り去る(リムーブ)ことができるツールです。

複数の楽器やボーカルが混在する音源から、歌声のみをカットしたり、伴奏のみを抽出したりできます。

音楽トラックからボーカル(歌声)を除去する技術を備えた「ボーカルリムーバーソフト」が様々なメーカーから販売されています。

ボーカルリムーバーとノイズリムーバーの違い

ボーカルリムーバーは、楽曲などからボーカルを除去、減少できるシステムです。
音楽以外にも、トラックミックス・楽曲の再構築、音声の品質をアップさせるといったこともできます。

ノイズリムーバーは録音した音声から必要ない音や背景ノイズなどを除去、減少させるシステムです。
録音に入った風の音や車の音、周囲の会話といったいわゆる環境ノイズと呼ばれるものが対象となります。

ボーカルリムーバーとノイズリムーバーの違い

  • ボーカルリムーバー・・音声録音からボーカルを除去、減少させる
  • ノイズリムーバー・・様々な必要ない音を除去、減少させる

ボーカルリムーバーの種類

ボーカルリムーバーには種類があります。

  • ソフトウェア 
    コンピューターでプログラムされているもの
    オーディオ編集ソフトウェアの一種

  • ハードウェア
    コンピューターに接続して利用できる独立したタイプ

  • オンライン
    WEBでのみ実行できるプログラム
    無料で利用できるが機能が制限されることもある

ボーカルリムーバーの仕組み

ボーカルリムーバーはボーカルとインストゥルメンタルという部分を分離するシステムです。
周波数フィルタリングやフェーズキャンセルなど、様々な手法を用いて分離します。

  • フェーズキャンセル
    ボーカルとインストゥルメンタルの信号を打ち消しあう

  • AI
    ボーカルとインストゥルメンタルを区別する
  • 周波数フィルタリング
    ボーカルに含まれる特定の周波数を削除する

ボーカルリムーバーを使う際の注意点

ボーカルリムーバーは確実にボーカル部分を削除できるというわけではありません。
ボーカルの一部分が削除されず残ることもありますし、逆にインストゥルメンタル部分が消えてしまうこともあります。

またボーカルリムーバーは楽曲の品質に影響し、音がこもったように聞こえたり、不自然に感じたりすることもあるようです。

もう1つ、重要な注意点です。
著作権で保護されている素材に対しボーカルリムーバーを利用することは違法行為となりますので注意してください。

ボーカルリムーバーを選ぶポイントとは

ボーカルリムーバーを選ぶ際のポイントです。

  1. 使いやすさ
    ボーカルリムーバーの中にはシンプルなものもありますが、使い方が難しいタイプもあります。
    自分が利用しやすいものを選びましょう。
  2. 機能
    ボーカルリムーバーとして利用する人が欲しい機能が備わっているか確認してから購入しましょう。
  3. 価格
    無料で利用できるものから数万円するものまで、ボーカルリムーバーの価格は商品によって異なります。
    まずは無料でトライし、使い勝手を確認してから有料のものを利用してもいいでしょう。

ボーカルリムーバーでできること・できないこと

ボーカルリムーバーを使うと、楽曲の伴奏(バンドの演奏など)とボーカルを分離できます。

今の多くのリムーバーソフトにはAIが搭載されており、設定さえすれば自動的に、音楽からボーカルが抽出されます。

トラックからボーカルのみを分離して削除できるので、カラオケ音源やアカペラ音源の作成が簡単です。

曲からボーカルや楽器だけを抽出する

ボーカルリムーバーは、AIツールを使って、曲の中で混じっている楽器の音や、ボーカルパートだけを抽出できます。

これによって、楽曲の中のボーカルパートだけを抽出したり、伴奏部分だけを取り出すことが可能です。

カラオケ用の伴奏トラック以外にも、サンプリングで使う音を抽出するためなどに利用されています。

ボーカルと楽器の音を分離する

ボーカルリムーバーは歌だけでなく、楽器の音をパートごとに分離することもできます。

たとえば、「この曲はボーカルの音が小さいから大きくしたい」とか「ギターの音を小さくしたい」という場合です。編集したいパートだけを分離して音を加工できます。

ドラム、ベース、ピアノ、その他の楽器の音を自動的に識別して、パートごとに音を分離して調節することも可能です。

テンポなどを変えて曲を加工する

ボーカルリムーバーでできることは、音の分離や抽出だけではありません。

もう一つの機能が「曲のテンポ変更」です。曲のピッチや再生速度を変えることで原曲を加工することができます。

ピッチシフターやとBPM変更機能を使えば、曲のテンポを自由に変更可能です。

また、パートごとにボリュームやパン(ステレオで左右から聞こえるバランス)を調整することで、一味違うサウンドを得ることもできます。

【注意点】完璧に分離はできない

ボーカルリムーバーは、「歌と楽曲を分離する」ソフトと書きました。しかし、分離は完璧ではありません。

分離した音を単体でよく聞くと、かすかに他の音が残っていることが分かるでしょう。

音源によっては、ほとんど聴こえないレベルまで分離できる場合もありますが、複雑な音楽などでは限界があります。

どれだけ高性能のソフトを使っても、完璧な分離はできません。

ボーカルリムーバーはどんなふうに活用できる?

ボーカルリムーバーは通常の音源をカラオケのように楽しみたいというときに利用する人が多いと思います。
しかしそれだけではなく、ボーカルリムーバーは様々なところで活用できるのです。

リミックス政策

音楽プロデューサーやDJの方々にとっては、様々な音源を利用できるボーカルリムーバーが、新しい作品作りに役立つでしょう。

教育分野

音楽の授業で児童・生徒・学生さんたちが曲の構造を理解するために利用することも可能です。
ボーカルと楽器を分けて聞くことで、曲への深い理解につながります。

ボーカルリムーバー【今後の可能性】

ボーカルリムーバーは今後、より多くの場所で活用されるでしょう。

音楽制作や教育ツールとして利用するほか、これから先は映像制作やゲームの世界でも大きな役割を果たすといわれています。

映画やビデオゲームで利用されている楽曲から、特定の音のみをボーカルリムーバーによって取り出したり、環境音のみを抽出したり、将来的に様々な活用が可能でしょう。

ホームリムーバーがより高い品質となっていけば、新たなサウンドデザインを生み出す可能性もあるのです。

ボーカルリムーバーの使い方

ボーカルリムーバーには多くのソフトやアプリがあります。

使い方や分離させる手順は、サービスによって異なりますが、基本的な手順は同じです。

サイトにアクセスして、音源をアップロードする。そして分離したいボーカルの設定や調節をして、AIが分離した音を取り出す。これが一連の流れです。

ボーカルリムーバーの使い方

  1. ボーカルリムーバーのサイトにアクセスする
  2. 音源をアップロードする
  3. ボーカルのボリュームを調整する
  4. 音楽も敷くはボーカルを保存する

ボーカルリムーバーが操作できない!エラーが出たときの対処法

ボーカルリムーバーが操作できないとき、またはエラーが出たときの対処法を紹介します。

ボーカルリムーバーが操作できないとき、またはエラーが出たときの対処法を参考にしましょう。

音が出ない

ボーカルリムーバーが操作できないとき、またはエラーが出たときの対処法の1つ目は、音が出ないときの対処法です。

音が出ないときは本体側の音量調節ができているかの確認をしてみてください。

再起動する

ボーカルリムーバーが操作できないとき、またはエラーが出たときには再起動してみましょう。再起動によって通常通り使えるようになることも多いです。

キャッシュを削除する

デバイスのキャッシュを削除しましょう。
キャッシュがたまっているとホームリムーバーの動きが遅くなったり、動かなくなったりします。

別のブラウザを使ってみる

それまで利用していたブラウザではなく別のブラウザにしてみます。
GoogleChrome、MicrosoftEdgeなど別のブラウザにしてみましょう。

保存ができない

保存ができないというときはパソコンの再起動やアプリの再起動を試してみましょう。

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