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腐女子の愛好のBL同人誌サイト「びいきゅん」とその安全を解説

ひとつのジャンルを確立しているBL同人誌の海賊サイト「びいきゅん」。海賊サイトは法的に違反ですが、ただ閲覧するだけなら違法ではありません。しかし、安全性に疑いがあるので、BLを見る際には合法サイトを利用するべきです。本記事ではBLを読めるサイトを紹介します。

びいきゅんとは?危険性はないの?

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男性同士の恋愛を描いているBLの人気は今やひとつのジャンルとして定着しています。
びいきゅんとは、同人誌を閲覧できる海賊版サイトです。
BL同人誌を読みたい人が「びいきゅん」など海賊サイトを閲覧しています。
「びいきゅん」に危険性はないのでしょうか?
「びいきゅん」は安全?①著作権法に違反しているので安全とはいえない
「びいきゅん」は安全?②海賊版の閲覧は即逮捕にはならないが安全ではない
「びいきゅん」は安全?③海賊版サイトはウィルスの危険性があるので安全ではない
「びいきゅん」の3つの問題点について詳しく説明していきます。

著作権に違反

まず「びいきゅん」というサイトは違法なサイトであることは間違いなく、安全とは言い難いでしょう。
しかし、ではなぜ「びいきゅん」があるのかというと、同人誌というものが違法かそうでないかがグレーだからです。
BLの同人誌にはオリジナルもありますが、同人誌自体が二次創作であることも多いので、二次創作がいいなら海賊版もOKではないかという考えがあるのでしょう。
しかし、2020年にある訴訟がありました。同人誌を無断転載したサイトを作者が訴えたのです。
裁判では二次創作のものにも著作権があるとして、無断転載した側は賠償金を請求されました。
このような事例もあるので、二次創作にも著作権が発生することが判明しました。
「びいきゅん」もこの二次創作の著作権に違反しているのです。

海賊版を閲覧が即逮捕とはならない現状

「びいきゅん」は違法であることが分かりましたが、それを読むことは安全なのでしょうか。
「びいきゅん」を読むことは安全ではないですが、逮捕につながる可能性は低いのではないでしょうか。
なぜ低いのかの理由は2つあります。
ひとつには「視聴するだけなら違法ではない」と政府などが認めていること、もうひとつは無断転載の動画などを見ただけで逮捕された事実がないという理由です。
このことから、見るだけならいいだろうという考えが広まっているようです。
しかし、これは絶対ではなく「びいきゅん」を見ることは違法ではないと言っているわけではありません。
「びいきゅん」を見るときには自己責任であることを心得ておきましょう。

びいきゅんは安全?ウイルス感染の可能性は?

「びいきゅん」は安全ではないという3つ目の理由は、サイトの中の広告にあります。
「びいきゅん」を見るだけなら特にウィルスに感染することはないようですが、広告をクリックすることでウィルスに感染する恐れはあるかもしれません。
海賊版サイトは特にそういう危険性があるので、安全ではないことを知っておきましょう。

BL同人誌の違いとBL本や漫画は商業誌か自費出版誌か

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BLの同人誌、漫画本にはどのような違いがあるのでしょうか。
BL誌の違い①自費で出版しているのが同人誌
BL誌の違い②出版社が発行しているのが商業誌
BL誌の違い③商業誌、同人誌では売れ行きに違いがある
BL誌の違い④絶対に同人が売れないというわけではない
この4つの違いについて説明していきましょう。

自費出版が「同人誌」

自分で原稿を書き、自分で印刷し、自分で出版するのが同人誌としての定義です。
同人誌の場合には出版社が関わっているわけではありません。
最近ではコミケ(コミックマーケット)で、SNSで人気のあるBL漫画家が同人誌を販売したりしています。

出版社が発行しているのが「商業誌」

同人誌とは違うのが商業誌です。BLは人気があるので、漫画家がオリジナルのBLを執筆し、それを出版社が発行しています。
同人誌ではオリジナルや二次創作がありますが、商業誌の場合はほとんどがオリジナルのものです。
商業誌の場合には、執筆から販売まで出版社が関わり、販売や複製の権利を持つことになります。

商業誌と同人誌では販売でも違いが

BLの漫画本の買取を行っている業者では同人誌はあまり買い取らないという事実があります。
それは商業誌の場合には売りたい、売れるものとしての需要で販売されているものが多いのに対して、同人誌の場合には作者の好みが反映されているという問題があるからです。
また、二次創作もあるBLの場合には何かの問題が起きたときに、出版社のような大手の場合は対応できますが、同人誌の場合には個人がという話になるので、そのあたりで買取が難しくなるのではないでしょうか。

絶対に売れない訳ではない同人誌

BLの同人誌だからといって全く売れないというわけではありません。
同人誌をかなり能動的に買い取る店舗があり、それは「駿河屋」です。ここでは個人出版の同人誌を買い取っています。
日本のサブカル(サブカルチャー)は海外でも人気があるので、同人誌に注目しているのでしょう。
自分も同人誌を売りたいと考えている人は覗いてみることをおすすめします。
また、BLの同人誌が欲しいと思っている人にもおすすめです。

違法BL同人誌サイトが一斉閉鎖

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2020年頃に「びいきゅん」のような違法BL同人サイトが一斉に閉鎖になってしまいました。
なぜそんなことになってしまったのでしょうか。

1年で多数の違法BL同人誌サイトが閉鎖

2019年から2020年にかけて15個以上の違法BL同人誌サイトが閉鎖に追い込まれてしまうという出来事がありました。
それにはいくつかの理由があります。

作者が異議申し立てを行った結果の閉鎖?

閉鎖した違法BLサイトの中でも利用者が多かった「BL図書館」というものがあります。
こちらが閉鎖に至った理由は作者の許可なしに、サイトに違法転載したという理由があったのです。
「BL図書館」では著作権について、インターネット上で収集したものであり、著作権を侵害する意図はないので、作者が問題だと判断した場合にはすぐに対応します、というような文面をサイト上で発表したのですが、結果的には閉鎖に追い込まれてしまいました。
これについて、作者のファンは好きな作家の作品を無断転載するのが悪いと発言していたようです。

閉鎖された違法なBL同人誌サイトは復活しないのか

閉鎖されてしまった違法のBL同人サイトは復活するかは不明です。
今でも多くの違法の海賊版サイトがあるようなので、それだけ需要があるということです。
BL好きな人にとってはありがたい存在かもしれませんが、安全は保証されませんし、著作権法に違法であることは間違いありません。
閉鎖された同人サイトは復活せずとも、後継サイトは出てきているようです。

びいきゅんが閉鎖

このような理由から安全性もない違法の「びいきゅん」が閉鎖の可能性は十分にあります。
2022年7月現在調査した結果、2021年の1月には「びいきゅん」はもう閉鎖されていたようです。
やはり安全ではないこと、違法であることが大きかったのではないでしょうか。
SNSでは人気があっただけに、「びいきゅん」が消えてしまったことを嘆いている声が多いです。
ただ、魚拓といってアーカイブサイトが残っていますが、「びいきゅん」のリンクから行くのはおすすめしません。
フィッシング詐欺のようなサイトに行ってしまって安全ではないからです。

BL漫画が読めるサイト6選

違法なBL同人サイトを閲覧するのはさまざまな面でおすすめしませんが、普通の漫画サイトでもBL漫画を読むことができます。
そこでBL漫画サイトのおすすめとして以下の6つを紹介しましょう。
BLを安全に読めるサイト①DMMブックス
BLを安全に読めるサイト②コミックシーモア
BLを安全に読めるサイト③ebookjapan
BLを安全に読めるサイト④Renta!
BLを安全に読めるサイト⑤pixivコミック
BLを安全に読めるサイト⑥BookLive!
この6つのサイトで安全にBL漫画を読みましょう。

DMMブックス

DMMブックスはジャンルの中にボーイズラブがあり、コミックのランキングや新着や話題の漫画をおすすめしてくれます。
どれを読めばいいか分からない場合には無料で試し読みができるため、無料サンプルで読んでから決めましょう。
BLでも細かくジャンルを分けて紹介してあるところもおすすめです。
漫画だけでなくBL小説も多く取り揃えてあるので、漫画で読みたい人も、文字で読みたい人も満足できるでしょう。
無料、登録なしで読めるものがあるのが特徴です。

コミックシーモア

コミックシーモアはCMでも見たことがあるのではないでしょうか。
特徴は創業から15年以上なので信頼がおけるということ、読み方が選べるということです。
読み放題、レンタル、購入の3つから選べるようになっています。
BLはランキングから特集、電子限定版や作家などからも選ぶことができるので、大変親切です。中には途中まで無料で読めるものもあるので、その作品を読み続けるかを決められます。

ebookjapan

ebookjapanは漫画の取り扱いがとても多いのが特徴です。
その中でもBLは無料で読めるものが特集されていたり、BL雑誌も取り扱っているのが特徴です。
おすすめの新刊は試し読みもあるので、どんな作品か気になるものを気軽に読めるのもポイントでしょう。
支払いをPayPayにすることによって還元率も高いので人気があります。

Renta!

Renta!は名前の通り、レンタルが主流となっています。
48時間レンタルで1冊110円という価格、さらにセールのときには1冊10円で借りることができるのが特徴です。
BLは新作レンタル、準新作レンタルとともに無料サンプルがあるので、自分の好きそうな作品を試し読みしてからレンタルできるのがポイントでしょう。
また、支払い方法も幅広いところも特徴といえます。

pixivコミック

pixivコミックはジャンルごとに無料で読める作品が多いのが特徴です。
たくさん作品がありすぎて選べないかもしれませんが、BL好きにとっては嬉しいのではないでしょうか。
新着のものでも無料で試し読みできるのも親切でポイントが高いです。
BL同人誌も扱っていますし、多くの端末に対応しているので、手軽にどこででも読むことができます。

BookLive!

BookLive!では会員登録なしで試し読みができるのが魅力で、作品数がかなり多いのも特徴です。
BLでは漫画や小説も取り扱っているので、BL好きも納得の品揃えになっています。
ランキングもありますし、大きな特徴は書店員のレビューがあることでしょう。
キャンペーンも随時行っているので、通常よりも割引で読むこともできるのもポイントです。

まとめ

BL海賊版サイト「びいきゅん」について説明してきました。「びいきゅん」は閉鎖されてしまいましたが、魚拓もあるので読もうと思えば読むことができます。しかし、所詮は違法転載なので、作家を守るためにはあまり貢献しないほうがいいのではないでしょうか。BLを読むときには合法サイトで読みましょう。